インターナショナルスクールのメリット・デメリット

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≪質問≫

うちの息子は現在2歳6ヶ月。今年の2月からプリスクールに行っています。
そこは、ネイティブの先生と日本人の先生の2人1組で1クラスを担当してくれてます。子供に対しては日本人の先生もみんな英語で話し掛けます。親には日本語で説明してくれます。

今年の4月からキンダーも出来ました。今来年幼稚園をそのまま今のところのキンダーに行かせるか、普通の幼稚園に行かせるか迷っています。子供はかなり楽しいようで、最近ではABCを歌ったり、いろんな単語も英語で出るようになってます。こういう状況を見ているとキンダーに行かせてみたいと思うのですが、小学校からは普通の小学校に行く事になると思うので、その場合キンダーに行っていたことで周りから浮いちゃったりとか何か問題が出てくるかな?とちょっと気になってます。

もしお子さんを幼稚園までインターに行かせていて、小学校からは日本の普通の学校に入れた方がいらっしゃったら、その後のお子さんの様子などをお聞かせください。メリット、デメリットがあるんでしょうか?毎日幼稚園の問題で悩んでいます。






≪アドバイス≫

我が家には少し年の離れた兄弟がいます。お兄ちゃんの時は、2歳から5歳までNYに住んでいたため、帰国後もインターの幼稚園を選びました。

小学校は普通の公立小学校へ行きましたが、港区という土地柄、帰国子女でインター出身と言っても何にも問題ありませんでした。西町やセントメリーズなどの小学校も進学先として考えましたが、うちの場合はインターに行かなくて良かったと思っています。小学生の時は、英語の維持に力をいれつつ、中学受験の勉強もしなくてはいけなかったのでちょっと大変でしたが、現在は私立の進学校に入り、日本の教育システムにどっぷりつかっています。

次男は帰国子女ではありませんが、お兄ちゃんの通っていたプリスクールからキンダーへと通いました。それでも、日本に住んでいて、両親日本人なので、お兄ちゃんの時ほどは英語力がつかなかったように思います。日本の環境に育っているので、次男の時は初めからインター小学校は眼中になく、受験させようと思っていました。でも、受験用のお教室へ通っていたとき、そこの先生から「インター出身で私立のお受験は、ご両親の出身校以外は難しいですよ。滑り止めレベルの私立なら大丈夫ですけど」と言われて、某国立大付属のみを受験して合格しました。

違うキンダー出身ですが、私のお友達のお子さんも、キンダーから国立大付属に合格されているので、国立なら実力と運(抽選があるので)だと思います。
ただし、ペーパー問題や、日本語での面接に備えて、受験用のお教室へは通わないと事実上は無理だと思います。頭が痛かったのが、ただでさえ10万を超えるキンダーの学費に加えて、お教室のお月謝が高かったことです。大手の塾と個人塾を掛け持ちしており、それぞれに月謝や教材費、合宿費、模擬試験代などがかかります。合格したから、今は笑い話ですが、あればちょっと辛いですね。






≪アドバイス≫

上の子の時は5歳半ばで帰国してきたので、受験準備が出来なかったし、日本語のボキャブラリーも多い方ではなかったので、実力的に小学校受験は無理と判断しました。

むしろ、インターの小学校の方が入る確率は高かったのではないでしょうか。
実際にキンダーの先生にはインターの小学校を薦められたりもしました。それでも普通の公立小学校に行かせた理由は、日本語を母国語として、高度な知識を吸収してほしいと考えた為です。

インター出身の人でセミリンガルになってしまった人を数多く見ているので、そうはなって欲しくなかったのです。英語と日本語のバイリンガルと思われている人でも、実はそのどちらの言語でも高度な内容の小説を理解できなかったり、論文を書けなかったり、結局は中途半端であると思われる人を多く知っているのです。

また、私も主人も医者なので、息子達も医者になる可能性が普通の家庭よりもあると思われ、日本で医者をする場合は日本の医学部を卒業する必要があるのです。

アメリカの医師国家資格は「USMLE」という試験に合格すれば世界中からなる事が可能なので、医学部の学生の頃から、アメリカのテキストを使って勉強し、英語の医学用語になれておけば大丈夫だと判断しました。

公立小学校と国立付属小の差は、あまり感じた事はありませんが、どちらかというと、国立付属の方が先生やご父兄へ気を使います。次男にもあまりインター出身だという事を言わない方がいいよ、と教えました。でも生徒の間では、英会話塾に通っている子供も多かったので、たいして問題にはなりませんでした。

次男は英語の維持には苦労しています。チューターをつけて勉強させていますが、お兄ちゃんほどは出来ません。でも、英語のアニメなどを見て笑ったりするので、それなりに分かっているようです。

長男が通っていた港区の公立小学校には、日本語のわからない外国籍の児童も結構いて、そういうお友達と長男は英語で会話していましたが、クラスの子からは「帰国だから英語出来るんだね」って言われるだけでした。

逆に期待されていて、もしあまり英語が流暢でなければ馬鹿にされていたかも知れないと話していました。長男は小学校4年生で英検2級、中1で準1級に合格しました。インターの小学校に入らなくても、英語だけなら他の環境で十分伸ばすことができます。どうしても欧米の教育システムに乗せたい!欧米の大学へ行って欲しい!と思わないかぎり、日本人のインターへの進学はあまりメリットがないように私は感じました。もちろん、あの伸び伸びとした、個性を尊重するインターの雰囲気は捨てがたいんですけどね。

お勉強の事に関して言えば、次男が通ってる国立付属小の場合は、成績が学年の3分の2に入っていれば、付属中学へ進学できます。(付属中学から付属高校へはもっと難しいです)付属小から有名中学へ抜ける生徒もいますが、少ないですね。長男の公立小学校の場合は、港区で結構教育熱心な方の多い小学校だったため、半分以上が中学受験をしました。ただ、そういう事に全く興味をしめさない人もいたりして、どちらかというと塾でのお友達との方が話しがあったみたいです。

結局は、その家庭にどういう教育システムが合っているか、という事なんでしょうね。かなり稀有な例ですが、私のお友達の例をあげると・・・

�@小学校3年の秋に、お嬢さんをインターから公立小学校に転校させ、私立中学へ進学させた人�A坊ちゃんを枝光会のお受験幼稚園に通わせながら、幼稚園が早く終わった日を利用してインターのプリスクールにも通い、結局は慶応幼稚舎に進学させた人

�Bお嬢さんをどうしても西町インターに入れたくて、5歳から毎年のように挑戦し、小学校にも行かないで西町を目指し続け、そこまでするならと入学を許可された人

�Cキンダーから公立小学校へ進学させたけれど、子供にはやっぱり向かないといって、中学からはスイスの寄宿舎に入れた人と、さまざまです。

お子さんの性格にどちらが向いているか、将来はどういうフィールドで仕事をして欲しいか、家庭環境はどちら向きか、という事でしょうね。うちの場合、将来、世界中どこの国でも、子供が働きたいと思った場所で、きちんと仕事が出来るようにと思い教育しています。そういうと一見はインター向きだと思われるかもしれませんが、何よりも大切なのは、何処へ行っても通用する実力なんです。

何処の国でも必要とされる人材になるために、今は日本語できちんと学ぶ時期なのではないかと考えました。そして、将来は医師として、世界で活躍して欲しいと思っています。英語が話せたとしても、プラスアルファの資格や技術がないと通用しませんよね。そう考えて現在の道を選択したという事です。
どらさんのご参考になったでしょうか・・・・?



≪アドバイス≫

トモコさん、大変ご丁寧なお返事をありがとうございました。とても、参考に なると同時に、大切なことを思い出しました。私たちも、子供には将来、どんな職業につくことになろうとも、世界中で活躍してほしいと願っていますし、また、そのために、好きな国で好きな仕事ができるように、それなりの実力を身につけさせたいと考えています。もちろん、英語ができるだけでなく、それを生かす技術、資格、知識なども必要だと思っています。実際、うちの子供は、将来、海外で学びたいというものを、すでに持っています。ただ、4歳児の夢ですので、まだまだ、希望は変わると思いますが・・・

そして、子供が海外へ飛び出していくときに、日本人であることや、日本の文化に誇りを持ってほしいのです。そのためにも、小学校以上の教育は日本の学校でと考えていました。プリでは英語力の強化ではなく、世の中には日本語以外の言語を話す人も、たくさんいるということを幼児期に知ってほしいことと、異文化にも心を開けるようになってほしいというのが、入学させた動機でした。でも、プリに入って、子供の日常会話が英語のみになっていくのを見ると、欲が出て、最初の目的というか家庭の教育方針を見失いがちです。今回、トモコさんのお考えを伺って、改めてうちがなぜ、プリに入れたのかを思い出すことができました。計画の軌道修正も時には必要ですが、根本がぐらついてしまっては、何の意味もありませんね。いろいろなことに気づかせてくださって、本当に感謝しております。




≪アドバイス≫

トモこさんのご意見、素晴らしいと賛同する事ばかりで拝見しました。ただ、気になった点がありましたので横レスになりますが、質問させて下さい。

トモコ> インターの小学校に入らなくても、英語だけなら他の環境で十分伸ばすことができます。

他の環境とはどのような環境でしょう。上のお子さん、5歳半で帰国されたとの事ですが、たった5歳ではそれまでどんなに英語のみで生活していた子でも通常は半年で完全に英語が抜けてしまう年齢ですよね。実際その年齢で帰国し、親が惜しみなくお金をかけて週数回の英語教室やプライベートチューターをつけても、日本の学校に入った途端に全くの無駄に終わってしまったという話しばかり見聞きし、維持に成功した例は、私の知る限りありません。

個人的にはその年齢での英語維持は絶対に不可能だと思っていましたので、ご意見を拝見して驚きました。個人的にとても興味があるのですが、差し支えなければ
トモコさんがお子さんになさった維持法を教えて頂けると嬉しいです。





≪アドバイス≫

chanさんがおっしゃるとおり、幼児の英語力維持は大変難しいものだと思います。ですが、読み書きを早く教えてあげて、文法的な要素も出来るだけ早く学ばせるとそれが可能になると考えています。

長男の場合ですが、アメリカにいた時から、私は会話力だけではなく、意識的に読み書きを教えていました。子供が次々に覚える英単語をトランプ大のカードに書いてあげて、その裏にはその英単語の絵(たまには写真や切り抜き)を描き、カードの角隅に穴を開けて、オリジナルの単語帳を作っていました。息子はそれが大のお気に入りで、沢山の英単語を覚えて帰ってきて、私にカードを作って欲しいと毎日催促していました。カードの枚数が多くなってくると、それを「食べ物」「家にあるもの」「乗り物」「職業」等といったカテゴリーに分類し、それぞれを閉じます。

スペルを覚えたと思ったカードは、カードボックスを作りその中へ入れて、後でカルタ取りの様なゲームに使ったりしていました。半年もすると、自分から「反対語」を集めてきたり、4歳頃には自分で辞典や本を見ながらカードに英単語を書き込んでいました。夜の絵本の読み聞かせの時に、自分の知ってるスペルが出てきたりするととても嬉しそうで、早く自分で読みたいとワクワクしていたようです。

それと同時に、絵本を読むために効果的だったのは、「暗唱」です。何度も繰り返し読んだことのある絵本を、すべて覚えてしまって言えるようにするのです。そうする事によって、実際は全ての文字を読めるわけではありませんが、一冊の絵本を自分で読めるようになります。その時に、息子は名詞や形容詞と言ったカードに書きやすい英単語だけでなく、冠詞や代名詞などに不思議な興味を示しました。そこで中学の英文法のような説明をきちんと聞かせて、一応納得させる事が大切だと思います。

もちろん、そんなの忘れちゃってかまわないんです。どこか記憶の片隅で「そんなもんなのか」とインプットしててもらえば十分だと思いますが、幼児だと思って中途半端な説明で終わるよりも、文法的な事も正確に教えてあげる方が良いと思います。

5歳半で帰国しましたが、当時、彼が暗唱できた絵本の数は30を超えていました。そして、それなりに長い物語も、自分で頑張って読み通す事が出来るようになっていました。もちろん、英語のアニメも好きでしたが、私は「本」を読む楽しさを早くに知って欲しかったので、第一段階は成功だったと思います。

帰国後はプリスクールから公立小学校へ進みましたが、小学校入学と同時に、アメリカの友人からアメリカの小学生が使う教科書を送ってもらいました。日本の教科書に比べるととても立派なもので、「本当にこれを一年間で終えるの?」と思ってしまいました。息子には「向こう(米国)のお友達もこれで勉強するんだから、あなたにも出来るわよ」と言って、一緒に頑張ることにしました。まず、私が一読して内容を把握し、息子に読ませます。難しい箇所は、参考になる百科事典や、本を与えて、出来るだけ自分で調べる姿勢を癖付けました。そして一緒に音読し、内容を確認するのです。彼は特に算数と理科の教科書に大変興味を持ったので、それらの教科書は、ずいぶん上の学年のものまで早く読み進められたと思います。

小学校3年生になると、米国の教科書と並んで、我が家ではあるテーマに沿って勉強していました。息子は自然界の事や宇宙に関する事が大変好きだったので、その分野であるテーマをきめて徹底的に調べるのです。例えば「月の満ち欠けについて」「星の寿命や質量について」「生命の誕生と進化」などで、それぞれ数ヶ月かかって勉強できました。調べていくうちに、どんどん情報が増えて、それがまた次の疑問を生み、また調べる、という事の繰り返しです。
それらについての英語の文献を探すのに一苦労でしたが、かなり本格的な百科事典まで揃えて親子で楽しみました。インターネットなどもフル活用して、出来るだけ多くの資料に目を通せるようにもしました。

もちろん、図書館などで日本語で書かれた資料を探す事も大切です。そんな時、私はわざと都立中央図書館や日比谷図書館などの大きな図書館へ彼を連れて行き、膨大な本の中から自分の知りたい情報を得るという作業を教えました。そして、最後にはそのテーマについて、彼が英語で「論文」を書きます!(笑)

ごめんなさい、論文とは大げさでしたね、大学生が作るレポートのようなものです。初めは私がレポートの書き方を教えてあげていましたが、楽しかったようですぐに自分で書けるようになりました。それを、私の知人のアメリカ人(この方は高校で化学を教えていた人です)に読んでいただいて、感想をもらいます。丁寧に感想を書いてくださる方だったので、息子も私も大満足でした。

最後に、息子はチェロを習っていますが、その先生はオーストラリア人です。プロのオーケストラでチェロトップをされていたそうですが、ご主人の転勤で日本にいらしている方です。外国人のお子さん向けにチェロを教えていらっしゃいます。音楽の微妙なニュアンスや、感情を表現する方法なども英語で会話しているので、たいしたものだと感心します。

小学1、2年生の時は帰国子女向けの英会話スクールへも通ったりしましたが、つまらなかったみたいなので、辞めさせました。彼の場合は「英語の勉強」という意識ではなく、英語は知識を得るための道具として考えているようです。

英語の勉強だけをしていたのでは、ボキャブラリーも日常的なものから脱せませんし、英語を使う楽しみを忘れてしまうような気がするので、「英語を使って、自分のしたい事をする、知りたい事を知る」というがベストなのではないでしょうか?

6年生の時はさすがに中学受験があったので行きませんでしたが、4年と5年の夏休みは、以前住んでいたNY州へ出かけて、メールのやり取りをしていたお友達と久しぶりの再会を果たしました。その時に、彼が生き生きと会話しているのを見て、私の英語子育てもそろそろ終わりかなぁと思ったりしました。

私は医師ですが、内科の開業医なので、外科で勤務医の主人よりは時間は多く持てています。毎日、朝6時に起きて、息子達の宿題や予習を見てあげて、夕食後も2時間は一緒に勉強(調べ物や読書も可)します。息子達は自分の部屋があるにもかかわらず、かならず私とダイニングテーブルで勉強するんです(笑)。

私は医学書や小説を読みながら、息子達の質問に答えるという感じです。下の子が小学生のうちはこの習慣が続くのでしょうが、正直大変です。早く大きくなって、自分達で静かに勉強してほしいと切に願います・・・苦笑。






≪アドバイス≫

トモコさんの書き込み、興味深く拝見しております。学習の方法など、大変参考になりました。

ところで
アメリカにご滞在中 日本語での学習はどのようになさいましたか?小学校受験の準備などについても ご経験談を伺えれば嬉しく存じます。


≪アドバイス≫

海外にいる時の日本語学習についてですが、これは英語と同じで「早く一人で本が読めるように」という考えで教えていました。ですが、簡単なアルファベットを先に覚えた為、「ひらがな」や「カタカナ」にはあまり興味をしめしませんでした。

ところが、祖母に送ってもらった公文式の「漢字盤」に大変興味をもち、漢字からどんどん覚えていきました。これはマグネットの表に動物の絵、その裏に漢字が書かれているものです。それからは、「ひらがな」だけだった絵本を漢字に置き換えてあげたりして、初めから漢字まじりの絵本を読ませるようにしました。

もちろん、私が読み聞かせをするのですが、慣れてくると自分で読めるようになってきます。あまり興味のなかった「ひらがな」も漢字と一緒にする事で覚えてくれました。びっくりしたのは、息子が一人で漢字のもつ規則性のようなものに気がついた事です。偏や部首といった難しい事は考えていませんが、それらを意識してみているのです。

たとえば「お魚の名前には必ず魚がつくんだね」というように・・・。それだけ漢字の持つ意味がすばらしいという事なのでしょうね。

帰国した5歳の時は会話力や本を読む能力に於いては何も心配しませんでしたが、日本の事柄についてあまり知らず、日本の四季ならではの植物、食物、行事、風物、遊び、などが分からなかったため、小学校受験は間に合わないと思いました。

次男の時は日本に住んでいましたし、お兄ちゃんと同じインターのプリスクールに通いながらも、小学校受験を視野に入れた生活を送っていたのでスムーズにいきました。

例えば、童謡集を買ってきて、私がピアノを弾きながら一緒に歌ったり(その時に2番や3番まで正確に覚えさえます)昔ながらの手遊びや、日本ならではの行事を沢山経験させてあげて、それを記憶に残すために写真をとり、後日思い出させて、お話をさせたりしました。プリスクールではクリスマスツリーの飾りつけはしますが、七夕の笹の飾りつけはしませんので、家に大きな笹を置いて、それに短冊を飾りつけしたり、今の時期なら一緒に鯉のぼりを作って飾ったり、菖蒲湯に入ったり、という日本人として当たり前の事をきちんと経験させるように心がけました。(現代ではあまり当たり前ではなくなった、羽子板や駒回しなども一応経験させました)

また、スーパーに行けば旬ではないものでも普通に売っているので、旬の食べ物が分かりづらく、子どもにとっては覚えるのが大変なので、出来るだけ時間を作って、「みかん狩り」「いちご狩り」「たけのこ掘り」「栗ひろい」といったツアーに参加しました。そうして、季節感を養ってあげる事が子どもにとっても、受験にとっても役に立ちます。その時に有効なのは、ビデオを撮って子どもの記憶から忘れられないようにし、そのお話を筋道立ててキチンと話せるようになるまで、何度も親子で会話をする事です。(けして強制するのではなく、あくまでも楽しく・・・でも言葉使いの間違いや、お話の進め方などを自然にリードしてあげて)

小学校受験というと幼い子供を机に向かってペーパー問題を解かせるといったマイナスイメージがありますが、実際は、そういう事だけでは合格できないと思います。私は、受験の為だけでなく、息子本人の為になるような時間をつくりたかったので、親子で沢山の経験をする事に一番力をいれました。

そして、お受験のお教室でそれを机に向かって発揮すれば良いと思います。あとは、運動神経がよくなるようにジムにも通いましたが、本当はお父さんがお家でお布団の上でしてあげられる程度のもので十分なんですよね。私の友人には家の中に平均台を置いたツワモノもいましたが・・・(笑)。

私の子育て経験談が皆さんのご参考になるかどうかは分かりませんし、恐縮してしまいますが、今まで行ってきた事は息子達も非常に楽しみながら出来た事なので、我が家では成功でした。






≪アドバイス≫

トモコさんの投稿、私も大変興味深く拝読させていただきました。お母様のご努力が実を結ばれた素晴らしい「成功例」として、勇気付けられています。

また横レスになるのですが、海外でお子様に日本語を教えられた際、お子様が何歳(月齢でも)の時に「文字を教える」ということを開始されたましたか?また、それはどのようなかたちで?

お子様は、ひらがなやカタカナにはあまり興味がなかったが、漢字を見て興味を示された、ということですが、その時の年齢あるいは月齢はどのくらいでしたか?

「早期教育」という言葉にはネガティブな意味合いが伴ってしまうことが多いですが、早い時期に楽しく学べる環境を整えてあげれば、スポンジのように吸収したくさんのことを学んでいけるということを、トモコさんとお子様の例で再確認した気持ちです。

私の娘は生後10ヶ月ですが、絵本をペラペラとめくる行為が楽しいようです。もじあそび(木製のブロックにひらがなが書かれているもの)を帰国した時に買って帰ったのですが、それを今の段階でどのようにして活用すればよいか迷っています。興味を持っている様子がないのに押し付けるつもりはないのですが、トモコさんのお話から判断して、本人に興味さえあれば早すぎることはないのかなと思うのです。

参考までによろしくお願いします。



≪アドバイス≫

私は息子が0歳児の頃から首がすわったらすぐに絵本を読んでいましたので、 その中で自然に文字に触れ、興味を示したのだと思います。トイレトレーニングのように「よし!今日から文字の読み方を教えよう」と考えていたのではないので、はっきりとした時期を思い出すのが難しいのですが・・・

アルファベットに関しては、部屋の中に貼ってあった大きなアルファベット表をハイハイしながら見に行って、自分の知っている絵や写真のところを指差して楽しんでいたので、その頃に興味をしめしたのではと思います。

アルファベットの歌を一緒に歌いながら、その表で遊ぶ事が好きになったと思ったら、いつの間にか読めるようになっていました。ビデオに残っているのですが、一歳半ごろには全て読めるようになっていたと思います。

また、日本語に関しては、漢字盤を送ってもらったのが2歳のバースデープレゼントだったので、その頃から興味を示したと記憶しています。ただ、絵本の読み聞かせをする時に、表紙の大きな文字だけははっきりと指をさして毎回読むようにしていたので、その繰り返しで本の題名だけは早くに読めるようになっていました。2歳をすぎたら「ママ、像さんかくれんぼ、を読んで」と言って本を持ってくるようになりましたから。

shikimamaさんのお嬢さんも、今本に興味をもたれているのですよね。お嬢さんがぺらぺらめくる、そのスピードにあわせて、ママが読んであげると嬉しがると思います。きっともう少し大きくなったら、わざとママが読めないスピードで絵本をぺらぺらめくるようになるのではないでしょうか?そうやって、楽しんでいるんですね。ママは必死になって早口で絵本を読まなくてはいけません。(笑)

うちもそういう時がありましたねぇ・・。息子はケラケラ笑ってましたが、そのうちにその遊びも終わって、また普通に読めるようになりました。

私は、一方通行ではなく、相互関係を持つ事が学習を促すもっとも有効な手段だと考えています。早期教育というとつい一方的に子供へ知識を与えすぎますが、ママも一緒になって楽しんだり、学んだり、遊んだり、子供からの働きかけにキチンと応じるようにすれば、子供は学ぶ喜びを早くに覚えることが出来るでしょう。

ひらがなのブロック遊びも、普通の積み木として遊んでいる時に自然にお子さんの名前や、ママの名前、パパの名前、ペットの名前、などを並べて、お嬢さんにゆっくり読んであげてください。その積み木をぐちゃぐちゃにしちゃったりしたら、それはママの働きかけに何かしら答えてくれたものとして、喜んであげてはどうでしょう?

「名前」をつかった遊びは色々できますよ。一歳代なら、うちでは子供の名前ワッペンを作ってつけさせました。ダンボールを切って、それに紙を貼り、マジックで子供の名前を大きく書いてあげて、胸元に両面テープでくっつけるだけです。

そして、ママも自分の名前を書いて胸元につけてみてください。できれば、パパやおばあちゃまにも協力していただいて、名前ワッペンをつけて下さい。息子はその名前ワッペンがお気に入りで、外出する時もつけていました。そうすると、道ですれ違う方々がそのワッペンを見て名前を呼んでくれるので、とても嬉しかったようです。そのうち、そこに書かれている文字を識別できるようになり、読めるようになってきます。

また、歩けるようになったら家にあるものの名前を紙に大きく書いて、そのものに貼ってください、例えば「洗濯機」「掃除機」「机」「炊飯器」「椅子」「本棚」などです。うちの場合は漢字で書いた紙と、英語で書いた紙を両方貼り付けました。遊びに来た友人には驚かれますが、家中にそういう紙が貼り付けてあって、面白いように子供が覚えていきます。七田式や公文式などのフラッシュカードを利用して、それを貼り付ける方法も手間が省けていいのではないでしょうか?

とにかく、子供は日常にあるものに興味を示すので、カードや絵本だけで教え込もうと思うと無理がきます。子供の手の届くところに貼っておいて、興味を引き出してあげてください。

また絵本は自分の本棚を早くから与えてあげて、自分でいつでも読めるようにしてあげておくと、本が好きになるようです。そして、同じ本を何回も繰り返し読むことが、文字を覚えることにもつながるので、ママは忍耐力をもってそれに付き合わなくてはいけなくなります。

昔のことなので、思い出すのに少し時間がかかりましたが、この頃は大変だけど、とても楽しかったように思います。ママからの働きかけに生き生きと答えてくれているうちが花なのでしょうねぇ。






≪アドバイス≫

私も早期教育に関心がありいろいろなものに名札をつける方法を試したり フラッシュカードなどを使ったりしておりますが、外国の狭い日本人社会で「すごい教育ママなのよ」等の陰口が恐くて、日本人の来客があるときは、教材を全て隠しております。

大変くだらない質問で恐縮なのですが、アメリカにご滞在中、そんなことは気になさらなかったですか?

また日本から小学校受験用の問題集など取り寄せて準備なさいましたか?

(スレ主様、トピックから大きくはずれて申し訳ございません。)



≪アドバイス≫

うちの家族の場合は、主人が大学病院での研修で、私は研究医として留学したため、企業からの赴任のご家族との接点があまりありませんでした。住んでいた所も、同じ大学病院の社宅のようなところだったので、周りは皆さん現地の方でしたし、NYという土地柄、閉鎖的ではなく、「他人にどう思われるか」という事を気にして生活していませんでした。でも、石の上にも三年さんのようなお立場だと、そうもいかないんでしょうね。

この際、堂々と「教育ママ」を宣言されてみてはいかがですか?だって、子供の教育に時間を割くママって、私は素敵だと思うし、ママの努力だって認めてあげたいと思います。「教育ママ」の陰口を言う方々は、自分がそうできなかった事に対しての後悔や嫉妬もあると思いますし、あまり気になさらないで、ご自分の信じる教育を行って下さいね!

小学校受験用の問題集の事に関しては、長男は小学校受験をさせるつもりは無かったので、そういう事はしませんでした。次男の時は日本におりましたので、問題集を解かせたりも確かにしました。



≪アドバイス≫

>トモコさんの貴重なご経験を私も一種の感動さえ持って読ませていただきました。単なる押し付けではなく、子供さんをいつも良く観察され、楽しんで教育されてこられた事が感じられました。私も二つ質問があるのですが、お応えいただけますでしょうか?

1.ご長男の英語力の維持の為、アメリカの教科書を使われたり、リサーチや、レポート作りをされたという事ですが、ヒヤリングや、スピーキングの維持また上達は、どのようにされたのでしょうか?  お母様がご長男と英語で会話されていたりしたのでしょうか?また、レポート作りとなると、専門用語が色々出てくると思いますが、その様な新しい単語・用語の発音はどのように習得されたのでしょうか?

2.下のお子様の英語教育は、日本で、どのようにされるのでしょうか? 

細かい質問ですみません。





≪アドバイス≫

お返事が遅くなってしまってすみません。

長男のヒアリング、スピーキングについてですが、幸いにも外国人のお友達がいたり(これは長男が通っている公立小学校に在籍している英語圏のお友達や、プリスクール時代のお友達)チェロを教わっている先生がオーストラリア人の方だったりで、実際に会話をする機会はずいぶん恵まれていました。
ですので、英語力を維持するモチベーションが本人なりに持ちやすかったのではないかと考えます。

また以前も書きましたが、夏休みを利用して海外へ遊びにいったり、インターのサマープログラムに参加したり、英語の勉強ではなくて、あくまでも遊びの一環として英語を使う機会を多く与えておりました。

もちろん、家では映画やアニメを日本語訳しないで楽しんだりもしてますが、やはり一番良かったのは、ネイティブのお友達に恵まれた事でしょう。現在は、私立中学の2年生ですが、英語の授業は先生に頼んで別メニューにしてもらっています。

先生があらかじめコピーして下さった新聞や雑誌の記事を読んで、授業が終わるまでに英文要約したりしているようです。こういう柔軟な授業を与えて下さる先生にも本当に感謝しています。(私立の進学校ならではでしょうね)

それから、ある事柄についてリサーチして勉強させる時は、まず簡単にまとめてあって、読みやすい文献を与えて、そこにある単語は、専門的なものでもキチンと理解し覚えさせるようにしていました。

ロングマンの学習者用の英英辞典を持たせていましたが、そこにも出ていない単語は私の辞書で一緒に引き、覚えさせていましたね。そうする事によって、どんどん難しい文献を読み進める段階に入ったとき、キーワードとなる単語が分からずに困るという事がないので、前後の文章からの推測で、難しい単語もなんとなく意味をつかめたり、たとえそれが分からなくても、文献の内容をある程度把握できるようになってきます。自分である程度推測してから、解らない単語をピックアップして辞書や辞典などで調べる作業をしていました。そのレベルの単語は、後で忘れてもかまいませんし、なんとなく頭に残っている程度で十分だと思います。

レポートを書く段階でも、基本は初めに読んだ比較的簡単な文献を中心に書かせていたので、そのレベル(といっても日本の高校で教わっている英単語よりは難しいものもありました)の英単語や表現は、自分のものとして書き進めることが出来たのではないでしょうか。


次男についてですが、基本的には長男の時とかわりませんが、やはり長男の時ほどはスムーズにはいってません。国立小学校なので、学校のお友達優先ですし、あまり外国人と積極的に話したがる方でもありません。お下がりではかわいそうですし、新しいトピックがあった方が楽しめるので、アメリカの教科書も次男用にそろえましたが、長男の時のように全てに目を通すわけにはいかず、私がある程度ピックアップして与えてあげている状態です。

現在は小学校4年生ですが、昨年の秋に英検3級(中学卒業レベル)に合格しました。長男の時は同じ時期に2級合格を果たしていましたが、焦る事はないと思っています。

一つ、良いことは、長男が次男の勉強を見てあげているので、私の負担がずいぶん軽くなったという事です。(笑)



≪アドバイス≫

トモコさん。詳しく教えていただいて、有難うございました. 私は今、子供をインターナショナルスクールに入れようか、それとも、日本の小学校に入れようか迷っているので、トモコさんのご経験はとても参考になりました。

私も港区に住んでいて、公立の小学校も良いかな、と思い始めました.ただ、公立の場合、いじめ等の問題がありそうで躊躇しています。
(父親が外国人なので。)

あと、私の息子もまだ、始めたばかりですが、チェロをやっています。そのオーストラリア人のチェロの先生は、どのように見つけられますか?
もし、差し支えなければ教えてください



≪アドバイス≫

ふみえさん、なんと港区区民でいらっしゃるんですね!しかも、お子さんがチェロを習われているなんて、お話が合いそうで嬉しいです(笑)。

まず、港区の公立小学校ですが、やはり土地柄なのか外国籍でまったく日本語が出来ないお子さんなんかも通っていらっしゃって、少し普通とは様子が違うと思いますよ。長男が小学校へ通っていた時も、外国人のお友達やダブルのお友達が結構いましたし。将来、ご主人の国へ帰るご予定がおありでしたら、インターもメリットがあると思いますが、そうでなければ日本の学校をお勧めします。もちろん、これは私個人の意見ですが・・・。

実は西町インターの説明会で、私は数学のレベルを先生にお尋ねした事があるのですが、はっきりと「スピードを競って計算問題をさせたり、特別難しい問題を解かせたりすることはありません」とおっしゃっていました。私は、ある時期の子供にとって、計算問題のドリルを出来るだけ早く解いたり、難しい図形問題に一日中悩んだりするという事は必要だと考えていましたので、やはりインターには入学させないでおこうと思いました。

英語を母国語としない息子にとって、高度な知識を吸収する事が不可能に思えたからです。

たぶん(これは推測の域を出ませんが)、息子がインターの小学校へ行っていたら、中学受験の時に勉強した内容などは一生目にしなかったかもしれないし、
今の数学の実力もついていなかったのではないかと考えます。長男は東大合格で有名な開○中学へ通っていますが、そのレベルの勉学を教えてくれるインターは本当に一部でしょうし、そういう環境に入っても、英語でそこまでの学習が可能かわかりません。

いくら中学生で英検準一級を持っているといっても、やはり日本語での勉学あっての事のように感じます。また、今のところ、医者になりたいと思ってくれているので、それならば日本の医学部を卒業してから、アメリカの大学へ学士入学するか、大学院へ行くか、USMLEという試験を受けて米国の医師免許を取るか、可能性は沢山あります。その逆は難しいんです。インターを出て、アメリカの大学で医学を学んでも、日本の大学へは簡単に入りなおせませんし、日本の医師国家試験に合格するのは絶望的と考えます。なぜなら、日本語での医学用語の方が断然難しいからです。たぶん、普通の日本人の方が読めないような用語が沢山でてきます。まして、英語で医学教育を受けた人が勉強をして解るはずがありません。

日本語で学んだ後、英語に置き換える方がずっと楽ですし、今の医学部では英語のテキストも使うのでそれで大丈夫なんです。そんな諸事情で、我が家はインターをやめました。

もう一つ、チェロですが、長男は初めはNYの先生に師事していて、次男は日本でスズキメソードの先生に師事していました。現在師事しているオーストラリア人の先生は、大使館関係の御主人について日本へいらした方で、お知り合いの外国人のお子さん向けに教えていらっしゃったところを、たまたま、お友達の紹介で一度レッスンしていただいたら、先生の方から「また教えたいからぜひいらっしゃい」とおっしゃって頂き、今に至ります。とても音楽的に優れた先生ですが、そのぶん大変厳しくて、息子達も初めは少し困っていました。
とにかく本格的にチェロを教わりたい!と思う子しか教えたくないのだそうです。

チェロ教室という看板を出されているわけではなく、ご自宅へお邪魔してのレッスンなので紹介者を通さないと見つけるのは不可能だと思います。
また、ふみえさんのお子さんはまだ小さくていらっしゃるので、その先生はちょっと難しいのではないかと考えます。

もし、本格的に外国人のチェロの先生を見つけたいのなら、まず、ご両親が会員制外国人クラブへ入られる事をお勧めします。(御主人が外国人で、外資系企業などにお勤めなら可能だと思うのですが)我が家は、日本人でも入りやすいカナダ大使館内の会員制クラブに出入りしているのですが、そういう所でご紹介を受ける事が一番の近道だし、安心だと思います。思ってもいない、素晴らしい先生に出会える確率は高いですよ!

実は、息子達が書くレポートに感想をつけてくださる方もクラブで親しくさせて頂いている方です。

話は変わりますが、うちの次男は今「ジャックリーヌ・デュ・プレ」にはまっていて、彼女の真似をしてチェロを弾くんです!あの上体を揺らしながらの独特な弾き方が妙に気に入っていて、先生に叱られてもそうやって弾くんです。おかしいでしょ、真似したい気持ちはわかるような気もしますが。






≪アドバイス≫

トモコさんのご家庭での学習の様子、とても参考になりました。それだけの情熱を注いで子供さんと向かい合っているのはすばらしいですね。学ぶことがたくさんありました。

ところで、細かいことで恐縮ですが、洗濯機や色々なものに名札をつけているとのこと。英語はもちろん横書きだと思いますが、日本語は縦書きですか?フリ仮名などはつけないのですか?またその意図も教えていただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします。



≪アドバイス≫

お返事が遅くなってしまってすみません。

我が家では、英語はもちろん横書きで、日本語は縦書きにして、少し離して貼っていました。
また、トイレのようなカタナカのものは、そのまま貼ってもいいと思いますが、うちは「お手洗い」としていました。ベットは英語だけしか表記していなかったように覚えています。あと、「洗濯機」「掃除機」「冷蔵庫」などといった大人からみると、一見難しいのでは?と思える漢字も、子供はスイスイ覚えていくので、フリ仮名をつける必要はまったくありません。それはご両親がキチンと読んであげているわけですし、日常の会話から、これは「れいぞうこ」なのだと理解している事だと思うので、それを文字にしてあげているだけの事です。




≪アドバイス≫

どうもありがとうございました。

子供さんが、学びたいという意欲を上手にフォローされていて本当に頭の下がる思いです。色々と参考にさせていただきます。

ところで・・・英語、または日本語に対する反抗期ってなかったのですか?
いつも質問ばかりですみません。


≪アドバイス≫

長男の場合は、バイリンガル教育に対する反抗期はありませんでした。彼は好奇心旺盛で、知識欲もあるほうだったので、 自分の知らないことや、出来ないことに挑戦するのを非常に好んでいました。(今もその性格は変わっていません) ですので、私もそれを逆手にとって、語学だけでなく、音楽やスポーツなども早くから本格的にレッスンに通わせていましたし、 本人もそれをクリアし、満足している様子です。

次男の場合は、長男と比べられる事に少し抵抗があるようです。特に最近がそうなのですが、「僕はお兄ちゃんみたいに英語が話せなくてもいいや」と言ったりします。
そういう時は「そうね、あなたは日本に育ってるのにもう十分に話せるもんね」と肯定的な意見をいうのです。
そうすると「でも、お兄ちゃんみたいに話せた方がやっぱりカッコいいよ」と前向きな意見が帰ってきたりするので不思議です(笑)。兄への嫉妬ではなくて、憧れが少しだけ弱気にさせるお年頃なのでしょう。

そんな次男も、チェロの腕前は長男に勝るんです。音大にでも行けるんじゃないかっていうくらい、本気で練習しています。何か一つでも自信がもてれば、反抗期ってさほど気にならないと思いますよ。


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