アメリカ教育制度

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義務教育年数は、州によって違うが、幼稚園1年(キンダ−ガ−テン)、小学校5年( エレメンタリ−スク−ル)、中学校3年(ミドルスク−ル)、そして高校(ハイスク−ル )4年で計13年とするところが多いが、小学校と中学校を一緒にして8年でエレメンタ リ−スク−ルとしている所も多くある。

その他、日本のような六三三制、そして六、六制などがある。日本人にとってわかりに くいのが、1年間というキンダ−ガ−テンだ。これは、小学校の準備期間のようなもので 、入学予定の小学校に付属していることが多い。(後に説明するプリ・スク−ルに付属し ている場合もあります。)

アメリカの公立学校は、地域によって非常に大きな差があるので、お子さんを現地校に 入学させることを考えているなら、まず学校のよしあしを調べてから、家選びをすること が大切だ。日本より貧富の差が歴然としているアメリカのこと、やはり高級住宅地の集ま る地区の学校は、施設も整い、親の活動も活発で、必然的にレベルが高い。私が以前、あ る仕事の関係で見学した高級住宅街にある公立小学校は、何台ものコンピュ−タ−が並ぶ コンピュ−タ−室、電子顕微鏡など最新式実験道具をそろえた実験室など、いたれりつく せりの学習環境だった。それに較べ、小学校3年そこそこでクラスから妊娠した子が3〜 4名出るという学校もあるのがアメリカの現状だ。

幼児教育は、日本の託児所にあたるのがデイケア・センタ−Daycare Center。保育所に あたるのがプリ・スク−ルPre School(3歳〜5歳)だが、地域によってプリナ−サリ−スク−ル(6ヵ月〜3歳)、ナ−サリ−スク−ル(3〜4歳)、プリキンダ−ガ−テン( 4歳)などと呼ばれ、受け入れ年齢もまちまちだったりするので混乱してしまう。

私立のデイケア・センタ−は、働く母親のために、乳幼児から、預かってくれる所も多 い。過去、SHの会員の方でも、育児ノイロ−ゼ寸前になり、息抜きに毎日、数時間利用 し、親子ともどもハッピ−になったケ−スも少なからずあるので、託児所は働く母親だけ のものと考えずに、積極的に利用してみてはどうだろう。週3日、半日だけ預けるというようなことも可能なので、まずは門をたたいてみることをお勧めする。母親がノイロ−ゼ 気味で、子どもにあたってしまうより、ずっといいのでは…。ナ− サリ−、プレナ−サリ−、プリスク−ルは、日本の保育所にあたると先程書いたが、内容 は、どちらかというと日本の幼稚園に近い。

日本語補習校は、全米各地にあり、土曜日か日曜日に3〜4時間、国語を中心に教えて いる所が多い。ちなみに、うちの息子の通っているニュ−ジャ−ジ−州のプリンストン日本語学校は、日曜日の12時から4時20分まで開かれており、生徒数は約200名、幼 稚園の年小組(3歳児)から高校3年生までの日本人子女の教育を行っている。幼稚園は 日本語および日本文化を遊びを通して触れさせることを目的とし、小学校以上の学習教科 は国語、算数が中心。英語がまだ上手くなく現地の幼稚園、学校でストレスのたまってい る子にとっては、かっこうのストレス解消の場となるだろう。また、普段英語中心の生活 をしているお子さんにとっては、日本語にふれる良い機会になるはずだ。所在地や連絡先 は各地域の所轄総領事館に問い合わせるとわかる。

日本語学校のある州 マサチュ−セッツ、コネチカット、ニュ−ヨ−ク、ペンシルベニア、バ−ジニア、ノ−ス カロライナ、、サウスカロライナ、コロンビア特別地区、ジョ−ジア、フロリダ、ミシガ ン、オハイオ、インディアナ、イリノイ、ケンタッキ−、テネシ−、アラバマ、ミネソタ 、ネブラスカ、ミズ−リ、カンザス、ルイジアナ、テキサス、アリゾナ、コロラド、ニュ −メキシコ、ワシントン、オレゴン、カリフォルニア、アラスカ、ハワイ

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