Sex, Man, and Culture---結婚後の男性の性欲

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musuko.jpg何かの調査によりますと、結婚関係内でのセックスの回数は、先進国の間では、日本人が一番少ないとか聞いたことがあります。この統計が正しいかどうかは別にして、結婚してまもなくセックスの回数がかなり減ったり、セックスレスになってしまうカップルのことを聞くことは、少なくありません。性生活の減少やセックスレスの状態は、通常カップルのどちらかから始まると思いますが、今回は男性がセックスに対して興味を失ってしまう現状について考えて見たいと思います。

先ず、知っておきたいことは、「性の感覚と言うものは、生まれたときから存在する」ということです。一般的に性欲とそれに伴う性行為は、思春期から始まるものと考えられています。確かに男子はそのころから、射精が可能になります。しかし、性の感覚と興奮はそれ以前から経験できます。男子としては、それを性欲とは認識していませんが。

男の子に限るわけではありませんが、母親と子供との関係は密接なものがあります。言葉でのやりとりが可能になり始めるまで、1歳半位までかかるので、親子関係は、特に体の触れあいや、言葉を伴わないコミューニケーションが多いです。つまり、気持ちレベルの付き合いが盛んに起こり、それと同時に、子供にとっては、母親は大きく、力強く、頼りになる存在です。この大きな母親との気持ちレベルの関係には、自然と性的感情が含まれています。子供は知らない間に、母親と性的な感情を含む関係を経験しているのです。そしてこのような親子関係は子供の心にしっかりと残っていきます。

男子が成長して思春期以降、異性を求め、性的な関係が起こり始めますが、小さいときの母親との人間関係がパターンとして大きな影響を及ぼすことは、違いありません。それと同時に、男子は男性としての性的行為と役割を身に付けなければなりません。男性性的行為と役割は、社会の中で文化の一部として伝え続けられており、男子が成長するにしたがって徐々に身に付けていくものです。

先進国日本で、徐々に変化しつつあるものの、男性の性に関する役割には、女性をリードし、支配し、服従させるというものがあります。それは、力のバランスからいいますと、男性が女性より強いという形です。

ところが、男性の乳児期に学んだ、居心地のよい性的関係は、力強く偉大な母親との関係で、社会から要求される力強く上位の役割とは逆のものになるのです。すなわち、男性は自分が求めている性的関係とは違ったものを、楽しむべきであるという立場になり、この二つのあい反する役割をうまく調整していくか、中には問題を抱えてしまう男性があるということになります。

男女の間に性的関係が起こり、はじめのうちは、社会の規定通り、女性を導いていきます。それと同時に、心の中では、ある日それとは違った、母親と経験した性的関係が生まれると期待しながら進みます。その希望のために性欲は満々である状態が結婚初期に存在します。そうしているうちに男性は母親との性的関係を妻と実現しようと時々試みるのですが、うまくいかないところも多分にでてきます。そして次第に母親になれなかった妻に対する性的興味がなくなってしまうのです。

その結果、男性の本来の性欲は、結婚関係内から追放された形になってしまいます。でも性欲はそれで消滅されるわけにはいきませんから、どこかで存在し続けます。その性欲の表現は俗にいう、性癖、性的変態、痴漢などという、やはり公では受け入れられない場で、行われてしまいます。

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