性格の防衛

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 先月の課題で、性格の盲目をとり上げ、自分の性格を知ることの難しさについて書きました。自分の性格は、それが自己の基準で、そのためにそこから物事を見るので、それ自体(自分の性格)を見るのは難しいと言うお話でした。でも、自分の性格が見えない理由にもう一つあります。それは自分の性格を自分には見えなくする動機があるのです。自分の性格を見まいとする力が働いていると言うことです。

なぜ、自分の性格を見まいと努めるのでしょうか。それは自己を見る不安にあるのです。そもそも性格というもの自体、不安を避けるために出来上がったという考えがあります。私達は、性格に基づいて行動することによって不安を最小限に保つことが出切るのです。

例えば、怒りやすいタイプの性格の人は、他の人の間違いなどに関して怒ることによって、自分の間違いからくる不安を避けることができます。また、依存性人格の人は、他の人に頼って、自分の責任を逃れることによって、自分の無力からくる不安を避けることができます。そしてプライドがあり、優越感の所持者は、人の劣等を見ることによって、自分の劣等の恥を認識させられる不安を避けることができるのです。

性格とは、幼児の時からの様々な経験からくる不安を避けるための動きがパターン化され、成長の過程に防衛機制として固まってきたものしてみることができます。それではここで3種類のパターンを見てみましょう。

第1のパターンは、他人に対して立ち向かう性格です。このタイプは怒りっぽかったり、プライドがあったり、自信が強くて、自分に不安が起こった時、それが相手の責任だと見ます。その結果、不安を消滅するために相手をコントロールしたり、攻撃したり、破壊しようと思います。喧嘩速くて怖い性格ですね。でも、怖くないタイプもあります。相手に対して自分のことを説得しようとするおしゃべりな人もこのグループに属します。相手を変えることによって自分の不安をかたずけるところが同じです。

第2のパターンは、不安を誰かに消してもらおうと依頼する人です。このタイプの人は自分の力を信じられません。一人でいることも不安になります。問題が起こったら直ぐに誰かに相談に行き、問題を解決してもらおうと思います。一人になるのが不安ですから、ひつも誰かといようとしてくっついていることが多いです。他人に依存が多い反面、自分の欲求を犠牲にして不満が多かったりもします。

第3のパターンは、人間関係自体が不安の原因であると感じ、人付き合いを裂け、引きこもりがちな性格です。このタイプは、幼児期から人間関係が難しいと経験してきました。そして人間関係に入ると不安を感じてきた人です。解決策として、人間関係をあきらめ、自分の世界だけで楽しもうとしています。比較的無口で、感情の表現が少なく、他人の言動に無関心です。一人でできる趣味や興味を選び、一人の時間が多い人です。

この3つのタイプによくはまってしまう人は、結構パターンが決まっていて頑固なところがありそうです。でも、多くの人は、一つのパターンにはまりきらず二つのパターンをミックスした状態に入っているとも考えられます。皆さんは心当たりありますか。

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