ストレスと健康

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私たちは皆、あるときにストレスを感じます。交通渋滞に巻き込まれたときの様に、一時的のもありますし、毎晩晩くまで働かねばならない職場の状態のように、長期間継続するストレスもあります。ストレスが続いて、普段の生活ができなくなると、ストレスが危険なレベルに達したことになります。そのようなとき、セルフコントロールがなくなってしまったり、集中力が低下したり、ちょっとしたことで、いらいらしたりするようになります。

ストレスに対する体の反応は、自然の反応で、人類の進化と共に、身に付いたものです。ですから、仕事の面接の前に、心臓がどきどきするのは皆、よくありますし、100メートル競走の前に、冷や汗をかいても不思議ではありません。

しかし、もう少しストレスが強くなりますと、体の健康までにも、影響がでてきます。たとえば、大事な試験前には、学生の顔のにきびが、増えたりすることもあります。その学生がよく寝て、よく食べても、あまり変わりはありません。そして、試験の後には、にきびが減ったりします。何か学校で問題がある小学生が月曜日の朝、お腹が痛くなるという話は、よく聞きます。

さらに、慢性的なストレスを被ると、健康にかなり大きな打撃を与えます。何年もの長期にわたって、病人である家族のケアーをしていた女性は、普通より速く年をとるという報告があります。体の抵抗が衰え、血液細胞を新しく再生する力が衰えて、普通より10年も早く老化したということです。

その他に、ストレスによって体の抵抗が落ち、機能低下、心臓病、糖尿病や癌につながったりすることもあります。アルツァイマー病なども、ストレスの結果、脳がある種の毒や、危険な分子を妨げる力が落ちるからではないかと疑われています。

急なストレスが心臓に影響を及ぼすことは、普段から心臓に問題がない健康な人にでもあります。サイコセラピーに訪れる患者さんの中にも、心臓にこれといって問題がないにかかわらず、心臓がどきどきしたり、脈が時々とんだと感じる人がいます。最近よく聞くパニック障害なども、ストレスの結果、自律神経が乱れ、心臓がどきどきしたのをきっかけに、発病をしてしまった、というのはよくあります。

ストレスが直接、心臓病に至るかどうかは、確かではありませんが、すでに高血圧やコレステロールが高い人が、ストレスによって、心臓病になるリスクが更に上がると考えられています。また、ストレスのレベルが高い人に多い、いつも怒りやすい傾向や、敵意をしばしば出す人などは、心臓病になる確率が高いです。また、不倫、アル中、配偶者の病気などの結婚問題がある人は、心臓発作になってしまった後、回復が遅いですし、逆に、ストレスマネージメントのトレーニングなどを受けると、回復が早くなったりします。

ですから、ストレスマネージメントを習うことは、いろいろな意味で大切です。その一つに、ストレスの原因を突き止める、というのがあります。ただ、いらいらしたり、怒ったりする代わりに、いったい自分は何が気になっているのか、考えてみることがいいでしょう。ちょっとの工夫でストレス避けることができるかもしれません。

また、週に数回、抗ストレスタイムといって、ストレスに対抗するような時間を設けたらよいかもしれません。そのときには、瞑想をしてみたり、好きな本を読んで見たり、音楽を聴いたり、運動をしてみたりします。怒った時には、すぐ衝動的に反応をしない様にしましょう。その代わり、ちょっと待って、もう少しクールな考えが浮かぶまで待ちましょう。時間を置くことによって、心が事態をもっと客観的につかみ、自分にとってよい反応ができます。

自分のスケジュールを見直し、何から何までこなさないで、大切なところだけ、気を配りましょう。残りは、とりあえずそのままにしておいたり、他に時間があるときにしたり、できるものなら、他の人に頼みましょう。そして、最後ですが、自分や人に高い期待を持たず、やらなければと思う70%位でよしとしておきましょう。悪いストレスをなるべく避けて、心身共に健康に生活しましょう。

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