Love is Blind

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2月は、バレンタインがありますね。日本と違ってアメリカでは、男性が女性 に対して赤いバラをプレゼントしたり、チョコレートをあげたりします。2月は 男女の愛と言うものが頭に浮かびます。  それはそれなりによいのですが、ところで、「恋は盲目」と言いますがそれは いったいどういうことなのでしょう。「恋している相手のことは、よく知ってい ると思いこんでいるが、実はそれは客観性に欠けた知識である」と私は理解して います。恋する相手の周りにいる人達の方が、その人の真実を知っていると、言 うことでしょう。 

心理的には、これをどう理解したらよいのでしょう。  まず、恋愛は自分に託した理想から始まります。誰でも理想の異性像を心の中 に託しています。それを意識している人もいますし、していない人もいますが、 大多数は何となくと言うくらいで、はっきりした考えはないと思います。恋愛で きそうな相手が現れたときに、自分の持っている異性の理想像が、投射と言う心 理作用で恋愛相手を包みます。その結果、相手が理想化され、美しくまたはハン サムで、親切で優しく、自分を救ってくれる立派な人になります。 
でも、相手 の良さは、自分の心の中の理想を見ているのと同じですから、相手のことはあま りよく見ていないことになるわけです。恋愛の熱が冷めたときに、相手が普通の 人と同じに見えたり、結婚三年後位に相手の良さが判らなくなってしまったりす ることは、今新しく述べることではありません。  

こう考えてみると、恋愛とはいったい意味があるのかどうか、判りずらくなり ますが、よいこともあります。社会学的には、恋愛と言うものがないと、人々が 結婚をしなくなり、人類発展に困ることになるでしょう。心理学的に見ると、恋 愛は自尊心を高め、人とまじわうことに興味を持たせ、人格発展と自信に大きな 貢献をします。  

心理の異常で恋愛をできない人もいるのです。私たちは恋愛ができたこと、で きる可能性を秘めていることを、大切にしていきましょう。

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