私的なニュースの最近のブログ記事

ほのぼの親子

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おととい昨日と一泊でシカゴの知り合いの結婚式に夫婦で参加してきました。結婚式が終わってすぐにChicago O'Hare International Airportに向かったのは午後7時。ここの空港は世界で一番離着陸が多い空港と言うだけあって、空港は人、人、人、人、まるでラッシュアワーの新宿駅のようです。座席もびっしり人で埋め尽くされていました。

私たちも席について、周りを見渡すと、隣に座る夫も含め、ほとんどの人がうつむきながらIphoneやIpodを操作しています。(Ipadで本を読んでいる人も決行たくさんいて、その普及率にも驚きました。)

そんな中、後ろの方に座っている東洋系のお父さんと17~18歳くらいの娘さんと息子さんが、向かい合わせに座って真ん中に置いたスーツケースを台にして、ずっとトランプに興じている姿が、なんともほのぼのしていて印象的でした。

若い頃、十数人でスキーに行って、徹夜でトランプの大富豪大貧民をして大いに盛り上がった日々を思い出しました。

数人の友達が、こどもたちのスリープオーバーをのぞくと、それぞれが携帯をいじっていると言っていましたが、年よりくさいですが、本当に私たちは便利さと引き換えに色々なものを失くしてしまったように思います。

300人でヨガ

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yoooga.gif先週末、ヨガのお師匠様と一緒にペンシルバニア州で行われたヨガ講習会に参加してきました。大学のジムで行われたのですが、写真のように300人あまりの人がギッシリ。時間帯が違う別のレベルの人も合わせると、600人ものヨギー達。

私の60代のお師匠様によると、彼女がヨガを始めた20数年前は、ヨガをやっていると言うと、あたかも怪しい新興宗教のような目で見られたそうですが、いまやヨガは幅広い層に受け入れられて、武道や茶道、華道と同じで、さまざまな流派が生まれています。

このイベント会場に一歩踏み入れて、ン?何か違う!なんだろう?そうだ、みんなスリムじゃないの!と言うことでした。この手の大人数集まるイベントともなるとアメリカでは80%はオーバーウェイトの方々たちというのが普通ですが、(夫が先日、オハイオ州に仕事で行っていたのですが、ただの一人も細い人を見なかったそうです。)、さすが精鋭のヨギー達、きっとベジタリアンも多いのでしょう。細くてモデルみたいで思わず見とれてしまうほど綺麗な人もそこかしこ。ヨガ・ファッションも実に美しく、惜しげもなく体のラインが強調され、紐パンティーまでもが見えている人も。紐パンでヨガして食い込まないのか!?

お師匠いわく、プロのシェフの世界では日常料理するのは圧倒的に女性なのに、シェフは男性がほとんどなのと同じで、ヨガ人口は圧倒的に女性が多数派なのにもDVDも出すような突出した有名インストラクターは男性が多いとのこと。そして、その多くが若いピチピチのヨガウェアに身を包み、体をくねらせる女性達によって、道を過ってしまう人も多いんだそうです。さもありなん。

xmas09.jpg今年も疲労困憊のクリスマスが終わりました!日本の典型的核家族構成で育った私にとって夫の大家族の全員集合は、精神的にも肉体的にもかなり疲れます。

義理の両親の家に今年も集まったり総勢25人。我が家じゃなくてよかったー。10年ほど前までは義母が元気で全て手作りで何種類もの食事がテーブルに並んだものですが、さすがに寄る年波に勝てず、完全ケータリング。

プレゼント交換も、以前は大人も子供も全員がくじ引きで当たった人向けのプレゼントを買って交換するという方式でしたが、今年からは簡素化して、プレゼント交換するのは高校生以下の子ども達のみになりました。

予算は一人50ドルですが、中学生以上の子の場合、Amazon,Itune,GameStopなど、どこかのギフトカードのプレゼント。これも最近の傾向です。

ついに買っちゃいました。念願の・・念願の・・・・ウォッシュレットを!

ずっとずっと買いたかったのですが、「便座ごときにそんなお金をかけるのは信じられない!日本人はCrazyだ!」と言う夫との異文化摩擦もあって・・・(^^;;

でも長年かけて説得したんです。お尻がきれいな事が、どんなに気持ちいいか。

結局、一番喜んでいるのは夫です。

私「友達みんなにウチのトイレを使いに来るように言わないでよ。」
夫「え?もうみんなに、ウチのトイレがどんなに素晴らしいかメールしちゃったよ。」
次男「ぼくももうフェースブックに載せちゃった。」

おいおい。

我が家のトイレはTOTOです。アメリカのいくつかのお店でも売ってはいるのですがオンラインで買うのに比べたら値段がほぼ倍です。オンラインでは結構扱っているサイトが多いのですが、色々時間をかけて調べた結果、安くて安心、送料無料、配達超迅速(注文の次の日に来ました。)という店はこちらでした。http://www.homeperfect.com/ 

設置ですが、私の友人のご主人は自分で付けたそうですが、うちの夫は電球を換える以上のことができない人なので、Plumberに頼みました。Washletなんて聞いたこともないという方でしたが、英語の設置説明書を見ながら、それほど苦労することもなく付けてくれました。

4人の男の子

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先日甥っ子二人(夫の妹の子で16歳と15歳)がアリゾナのユマという砂漠のど真ん中にある町から1週間遊びに来てました。

家の中に、私よりデカイ男が4人いる(夫&長男&甥っ子二人、次男だけはまだ私より小さい)って、実にうっとうしいですし、何より床の汚れ方が早い、すごい。洗濯物も大変!(「甥っ子達に洗濯物ある?」と聞くと「大丈夫ちゃんと1週間分持ってきてるから。」と言うのですが、実は「一週間毎日同じ服を着るから大丈夫。」の意味だったので(^^;;、結局毎日洗濯してあげることに・・。)

(それにしても、数年前に遊びに来た時には、皆で子犬のようにコロコロと駆け回っていたのに、子どもの成長ってなんて早いんでしょう。)

年齢的には、ご飯だけ食べさせておけば勝手に海に行って帰ってきてシャワーして、ゲームして、寝て・・・という手間のかからない年ですが、食べる量がやっぱりすごいです。

昨晩は鍋いっぱいにミートソースを作ったのですが、スパゲティー1箱茹でたくらいじゃ全然足りなくて、あわてました。ステーキにしても4ポンドが消えました。

でも二人ともご飯が大好きで、助かりました。彼らの大の仲良しの子が韓国人で、そこの家に遊びに行く度にお母さんが韓国の家庭料理を出してくれるので、ご飯も大好きになってしまったのだそうです。(アリゾナ・ユマには二度行ってますが、東洋人を見かけることさえなかったのに、そこに生粋の韓国人家族が住んでいるというのに、まず驚きました。そして甥っ子達が、そこにお邪魔して、ハードコアなキムチまで食べているというのにもビックリ。)

特に15歳の甥っ子は朝もご飯、昼もご飯、おやつの間にまたご飯、夕飯後にご飯と、一日中ご飯を食べてました。朝3合のご飯を炊いておくと夜にはお釜の中が空っぽ。それも、食べ方は、単にお醤油をかけるだけ(それもタップリ。塩分摂り過ぎ。)

「あのね~、こんな食べ方もあるんだよ。」と、ふりかけご飯を作ってあげてみたり、バターライスにしてみたり、おかかのお握りを出してみたりもしたのですが、やっぱり、基本のご飯+醤油が一番いいみたいでした。

でも1週間と思うから、なんとか頑張ってあれころ世話を焼いていましたが、毎日だったら死ぬだろうなーとつくづく思いました。たとえば夫は男4人兄弟+妹一人(それも最初の3人は、ほぼ年子)だったので、義母もさぞかし大変だったろうと思います。

でも年頃の男の子達に囲まれていると、気持ちが若返ります。特に16歳の甥っ子は優しくて、"How was your day?"とか"Smells good.  What are you cooking?"とか"This is delicious. I love it!'"とか、とてもほめ上手、聞き上手な子で、世話のしがいがあります。将来きっと良い夫になるんだろうなーと思ってしまいます。

この子が、左の薬指に指輪をしていました。夕飯のテーブルで夫がふざけて「婚約してるの?」と聞くと「No. This is a  Promiss Ring」とのこと。「誰とPromissしてるの?」とさらに聞くと「結婚するまでSexはしないと誓う意味のリングなんだヨ。」とのこと。

そう言えば、去年TIMESか何かの雑誌で読んだような・・・。確か、性の低年齢化が進む中、結婚までは自ら貞操を誓うティーン達のグループだか活動がアメリカで広がりつつあるとかいう話でした。

それにしても、夕飯を食べながら16歳の男の子の口から、さらりと「結婚までののNo Sexの誓い」という言葉が出るとは思っていませんでした。長男などは、"Seriously?"というあきれ顔をしていましたが。

ところで、Arizonaでは車の仮免が15歳で取れるとのことで、アメリカは州によってシステムが違ってて本当に面白いと思います。別の甥っ子の住むIowaなどは、なんと14歳で仮免が取れるそうです。我が家では長男が16歳で仮免を取った時でさえ、息子の隣に座って運転を教えている時はス

ペース・マウンテンに乗ってる時よりスリル満点だったのに・・・14歳なんて・・。

雨の鎌倉&スーパー主婦

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kamakura.jpg【鎌倉デビュー】

数日前にも書いた通り、日本は新型インフルエンザで集団大パニックを起こしている時ではありましたが、そんな中、短いながら里帰りを果たし、親しい友人達と鎌倉に行って来ました。

鎌倉にはずっと行きたいとは思っていたのですが、毎年、日本に帰るのは皮膚呼吸ができないほど蒸し暑い真夏で、クーラーのある所以外は、どこにも行く気力がありませんでした。

今年は短いながら初めてクーラーも暖房も要らないという時期に帰国することができ、念願の鎌倉を訪れることができました。

あいにくの雨だったのですが、「鎌倉は雨もまたよし。」新緑が雨に濡れて実に美しく印象的でした。アジサイも咲き初めていました。アジサイはアメリカにもあちこちの庭に咲いていますが、やっぱり日本で見るアジサイはどこか可憐です。

以前、日光を訪れた夫が、「日本の自然はたとえば木々の葉、一葉にしてもどこか繊細で、アメリカの自然のダイナミックさとは全く違うものがある」と言っていたのですが、その通りだと久々に日本の自然の中を歩いて思いました。

又、普段の鎌倉は観光客がゾロゾロと狭い道を列を成して歩き、あまり情緒がないとのことでしたが、その日は雨のおかげで観光客もかなり少なく、久々に日本の情緒をたっぷりと味わうことができました。

 

【スーパー主婦】

ところで、一緒に行った友人の一人は神奈川県の農家に嫁いでいます。農家の嫁は大変だと聞いたことはありますが、彼女の日常も半端じゃなく大変です。

朝は、5時ごろからまず飼っている鶏やら孔雀やらの餌やりから始まり、朝食は子ども達、夫、舅姑の朝ごはんの仕度。それぞれに時間が違うので味噌汁を温めること3回。

その後、掃除洗濯、季節によっての農作業。春先などは地下足袋履いて裏山の急斜面にはいつくばって登りながら筍堀をするんだそうです。(地下足袋を履くのは足の指で筍を探し当てるため(^^;

通称竹寺、報国寺でも竹を見ながら「あの竹は今年出た若竹。見分け方は・・・」「あっちは結構古い竹、なぜなら・・・」などと、さすが農家の嫁の解説は視点が違ってためになる、ためになる。

蚊に好かれる私が、いきなり顔を食われた時も、「あの貯め水の中にボウフラがいるから。金魚やおたまじゃくしを入れてやるといいのよ。」と私には考えも付かないスーパー主婦の常識コメントに、ただひたすら感心・感心の連続でした。

彼女の1年は、もちろん田植え、稲刈、野菜作りなんでもあり。今回も自宅の畑で朝取れたばかりという空豆をゆでて持ってきてくれました。(おいしかった~)

毎年、取れたお米は少し分けておいて、自分で米麹から作って、味噌も自家製。

その上、町の顔役なので、色々な町内会の雑事もこなし、こどもたちの学校の役員もやり。

夜も、家族それぞれの帰宅時間に合わせて3度の食事の準備。やっと家事終わると11時。そこから、趣味のブログをやって・・・

「一体、毎日睡眠時間、どの位よ?」

と聞いたところ、「4時間」との答え。ひっくりかえるほどビックリしました。

なんと言っても、結婚してから一度も寝込んだことがないそうです。38度の熱があってもお姑さんが「早く終わりにして寝なさい。」と言うんだそうです。

えらい!!!えらすぎる。同じ平成の御世に住んでいるとは思えません。

【上記スーパー主婦のブログー姫のつぶやき】

農家の嫁の日常生活が写真たっぷりで紹介されてます。

鎌倉プチ旅行の美しい写真をたくさん掲載してくれてます。この日もカメラマン役、運転手役、ツアーガイド役、全てをやってくれました。もう彼女に足を向けて寝られません。

http://plaza.rakuten.co.jp/hime3516/diary/20090523/  から見ると農家の嫁がプチ旅行に行くのも、どんなに朝から大変かがわかります。

5月19日から日本に滞在して昨日アメリカに戻ってきました。なんと日本到着便はコンチネンタル便で関東の二人の高校生たちと同じ飛行機でした。そんなこともあり滞在中は日本のインフルエンザ狂想曲に、かなり振り回されたのですが、私が見て感じたことをレポートします。


【アメリカの空港で】

両親が「絶対マスクをしてきなさい」とうるさいので、一応看護婦の義理の妹にもらったN95マスクをバッグの中に持参してはいましたが、アメリカの空港では、マスクをしている人は皆無で、とても自分だけマスクをする雰囲気ではありませんでした。一人でつけたら余計皆に病気もちだと思われて恐れられてしまう感じがしました。

【成田空港で】

飛行機が成田に到着した途端に検疫官たちが乗り込んできて、スムーズに検疫は行われていきました。私の場合、今回とても悪い予感があったため、直前でマイレッジがたまっていたので、座席をアップグレードすることにしたのですが(結果的には大正解でした)、飛行機がガラガラだったせいもありビジネス・ファーストの一番前の一番端に席を取ることができました。

成田に到着してすぐ検疫官がゾロゾロと、まるでETの映画の中さながらの格好をして乗り込んで来ました(ETとエリオット少年が無菌室に隔離された場面覚えていらっしゃいますか?)。面白がって携帯写真を撮っているアメリカ人もいましたが、すぐに放送で「検疫の妨げになるので写真はおやめください。」との報道がありました。着陸前に黄色い紙に現在の健康状態と日本での連絡先を書きこんでいたので、それを検疫官に渡しました。

検疫は一番前の席からでしたし、検疫官がエコノミーの席に移動して行って少し経った後、20分ほどで先に外に出ることができたので、後の様子はどうだったのかはわかりませんでした。空港はいまだかつてないほど閑散としており(GWの終わったオフシーズンということもあったと思います。)、全くどこにも並ぶことなくスルスルと外まで出ることができ、あー無事に隔離もされずに出られたと正直ほっとしました。

インフルエンザに関する報道が、一番すごかった時なので親もかなり心配していたので、成田からすぐに連絡をいれておきました。成田から埼玉の実家まで、結構マスク姿の人がいるなーと思いました。

家について就寝前にメールのチェックをしたところで、4日後に会うことになっていた友人の2人(二人の夫は同じ会社に勤務)からのメールで「夫の会社で家族も含めアメリカ帰りの人とは接触してはいけない、というお達しが出たので、会うことができない」というメールが入っており、かなりがっかりな気持ちと「アメリカ帰りは、ばい菌扱いか?」という少し腹立たしい気持ちが交叉して悲しい気持ちになりました。

【翌朝から】
そして翌朝、県の保険職員の方から、そしてその後に市の保険職員の方から電話があり、「発熱した川崎と八王子の高校生たちが同じ便に乗っていたことがわかりました。席はかなり遠く濃厚接触ではないので、大丈夫だとは思いますが、これから7日間、体調のチェックのために毎朝9時半に連絡いたします。外出はなるべく控えてください。」とのことでした。もし席をアップグレードしていなかったら、濃厚接触者になってどこかに監禁されて数日泣いていたかもしれません。

マスクが、どこに行っても売り切れ。修学旅行の相次ぐキャンセル。インフルエンザにかかった高校生の学校の校長が涙を流しなが「社会をお騒がせしてすみません」と会見し、インフルエンザにかかった人の足取り、利用した交通機関、駅前からのテレビ中継が行われ、まるでばい菌以上の犯罪者扱いに近い状態だと思いました。この頃がインフルエンザ騒ぎがピークだったと思います。

友達からのその日のメールに、「このような扱いでは、たとえインフルエンザにかかっても申告するのは勇気がいるよね。黙っている人もきっと多いんじゃない?校長があんなふうに泣いてお詫びしちゃったら、感染した本人たちは、まるで罪人になったみたいに、もっといたたまれない気持ちになるよね」とありましたが、私もそのとおりだと思いました。

情報開示が大切と言っても、プライバシーが全く守られていない気がしました。確かに、名前だけは公表されないものの、ご近所さんには絶対にわかるような報道の仕方です。もし、私がインフルエンザにかかっていたら、滞在先の両親にどれだけ迷惑をかけていたかと思います。村八分だってありかもしれません。実際、インフルエンザ感染者が出た東京や関西の学校では、脅しのメールや電話がかなりあったそうです。ちょっとトチ狂っていると思います。

翌朝、毎朝9時半にかかってくるはずの保健所からの連絡が11時頃になってかかってきました。その前日埼玉でも京都の旅行帰りの男性が発生したということでパニックになった市民が保健所に電話をかけまくったため、その対応に追われてしまったとのことで電話口の職員の方が謝っておられました。

そして、その数日後に政府の方針がいきなり大転換。空港検閲はなくなり、濃厚接触者として空港に隔離されていた人達が解放されました。(結局、舛添さんが大パフォーマンスで連呼していた水際作戦で確認できた人数は10人以下、その数倍もの人が成田に監禁され、ウィイルス対策感の準備期間を稼げたとかトンチンカンなことを言っている間に、関西では既に3桁の感染者が出ていたわけです。戦時中に育った人は、舛添さんのパフォーマンスはまるで大本営の戦況情況発表のようだと言う人もいます。)それと同時に、各都道府県、各企業での個々の対応となり、異常に厳しい所と全然そうでない所の大きな差が生まれたようです。

たとえば、私に会うなと言った友達のご主人の会社は、会社オフィス内への外来者の入室の禁止。関西方面への出張見合わせ、海外出張の後は7日間の自宅待機。とすぐにお触れが出たそうです。でも、それぞれまったく別の会社に勤める学生時代からの友達など8人の会社では政府の緩やかな対応に順じ、海外出張も開始、関西社員の出入りも通常化したとのことでした。

埼玉市の学校では高校生の京都への就学旅行が永久中止になってしまいました。でも、横浜在住の友人の話では、横浜市は修学旅行中止にはなっていないそうです。

政府の水際作戦中止の発表あたりからは、マスクをしている人たちの数も激減していきました。新聞のインフルエンザの扱いも、いきなり数行になりました。でも、数日前にメキシコから帰ってきた児童の体験入学を断った学校があったなどと、小さく記事が出ていたりしました。

関西への一般旅行、および修学旅行のキャンセルが相次ぎ京都市の市長や大阪府が政府にその窮状を訴えた頃、麻生総理大臣が、「皆さん冷静な対応をお願いします。」と10秒ほどの全く説得力に欠ける、くさーいテレビCMを流し始めました。騒ぎを大きくしたのはお前達だろ!とテレビに向かって呟いてしまいました。

さらにインフルエンザの報道が激減しました。あの大騒ぎはなんだったの?状態です。

私が日本出国前に見た最後の報道では「政府は、修学旅行実行を推奨しまう。」と出ており、あの自粛と水際作戦パフォーマンスは本当になんだったのか?と怒りさえ感じます。せっかくの日本旅行に来て空港に7~10日間監禁された人はもっともっと腹立たしい思いでしょう。

インフルエンザ騒ぎは沈静化したとは言え、これから里帰りの時期を迎え、お子さんの体験入学を考えておられた方は、かなり心配していると思います。これは、私の一意見に過ぎませんが、情況は私が滞在した2週間のみでも刻々と変わったので、幼稚園、学校や市の教育委員への問い合わせも、もう少し様子を見てはどうでしょう。さらに対応も違ってくるのではないかと思います。

 噂と言うのは怖いものです。昨日、次男が「ママ、バーニーがもうテレビ放送されていない理由を知ってる?」「ある子がバーニーの足を踏んづけた際に、バーニーがFワードを言ったからなんだよ。」

私、「うーん。それはあり得ないんじゃない?だってバーニーは生中継じゃなくて、一旦録画したものを流してるんだから、たとえFワードを言ったとしても編集されるでしょ。」

「じゃ、ブルーズクルーズのスティーブが麻薬中毒ってのは知ってる?これは本当だよ。」

この話は、あり得ない話ではないとは思ったけど、この際Hoax(でっち上げ)についての対処方法について教える良いチャンスだと思ったので、

「そんなふうな、まことしやかなデマのことをHoaxと言うんだよ。そいういう話は、すぐに信じないこと。そして他人に吹聴する前に、きちんと自分で、それが本当に事実なのかどうかを調べて、噂の広げ役にならないことが大切だよ。」

と諭したのでした。

実際、やはりこの二つの噂は完全なデマのようでスティーブに至っては、気の毒なことに長年、ヘロイン中毒だとか、実は死んでるとか、否定しても否定してもぶり返されているそうです。

災害時の流言について、以前、書いたメルマガに書いた再掲載します。

災害時には、しばしば情報が錯綜したり混乱したり事実無根の流言が飛び交います。そこで、ちょっと流言飛語ということに興味を持ち調べてみました。心理学者のオールポートという人が、流言の広まり方には、ある法則があると言っているそうです。それはR=i×a

R(Rumore)=i(the importance of the subject to the individual concerned )×a(the ambiguity of the evidence pertaining to the topic at hand) 

つまり「噂の広まり方」は、「自分が関心のある事柄の重要性」×「その事柄に関する証拠の曖昧さ」というのです。


過去の流言で人々がパニック状態に陥った例:

<昭和金融恐慌 >
1927年、大蔵大臣の失言により、全国各地で「銀行が危ない」という噂が広がり、取り付け騒ぎになり、昭和金融恐慌へと発展していった。

<関東大震災で・・・>
「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んでいる」との流言ひごにより、多くの朝鮮半島出身者が虐殺された。

<伊豆大島近海地震>
1978年伊豆大島近海地震の後、静岡県災害本部の出した余震注意情報が1時間足らずの間に「震度6の大地震が3時間以内に必ず来る」という噂に変貌、住民大パニックに。

<トイレットペーパー騒動>
石油供給不測から紙不足が騒がれ、しまいにはトイレットペーパーを求める群集がスーパーに押し寄せ大騒ぎに。

紙は石油から作られるため、トイレットペーパーが無くなるのではないか、または値段が高騰するのではないかと思い込んだ大阪の主婦達が周りの人に伝え始め噂が大きくなったことが原因とか。

<1993年平成米騒動>
これは記憶に新しい人も多いと思いますが、米の凶作から米を買い求める長蛇の行列、国産米の異常人気、自由米の高騰。


特に、インターネット時代、いまや流言は世界を一瞬の内に駆け抜けます。想像すると恐ろしいほどです。これを読んでいる方の中にも過去、どうも眉唾のチェーンメールのようなものを受け取った方も少なくないのではないでしょうか?

たとえば、私が友達や知り合いなどから過去受け取ったものには、こんな実しやかなものがありました。

○「ある少女が特殊な血液の持ち主だが、手術のため輸血が緊急に必要で、その特殊な血液の持ち主を探している。自分がその血液の場合
は大至急××病院に連絡してください。そして、このメールを友達にも回してくださいね。」(日本の知り合いから。)

○「デザイナーのトミー・フィルフィガーがオプラの番組(女性に人気のトークショー)インタヴューで、「私のデザインする服は白人向けのもので、有色人種には似合わない。」と発言したそうです。トミー・フィルフィガーのブランドをボイコットしましょう。このメールを友達に回してくださいね。」(これは去年アメリカの友人から来たメールで、すぐになんか変と思いネットで出所などを調べたところ、すぐに事実無根と判明。)

○「アメリカン・アイドル(スター誕生のような番組)でリッキー・マーティンのShe Bungsを最高のカッコ悪さと音痴で大失笑を買いつつ大人気となりメジャー・デビューしてしまったウィリアム・ハン君(香港出身)が、やっと実は自分は笑い者になっているという真実に気づいてしまい、その過酷な事実に純粋な彼の心は傷つきドラッグを過剰摂取して急死。」(夫が会社で聞いてきた噂話で、出所はネット上のデマ記事。ウィリアム・ハン君を知らない方はこちら・・・笑えます。)http://www.youtube.com/watch?v=Zcc8dTqflh8

このように、例を挙がればいとまがないわけですが、私たちは、それではどうしたら流言、そして流言が招くパニックを避けることができるのでしょう?

立命館大学(www.ritsumei.ac.jp/)の公開講座の記録の中にいくつかの方法を発見しました。

(1)無用なうわさを防ぐには

○すぐに伝えたくなるような時にこそ、一呼吸おいて考える。
○考えもしないのにホントだと思うことこそ要注意。
○決まり文句に注意;うわさには「決まり文句」がある。

昔話が「むかしむかし......」で始まるようにうわさ話にも目印がある。それ
は「友だちの友だち」「必ず伝えましょう」「すぐに伝えて」のようなものであ
り、そういうフレーズが話の中に出てきたら、一呼吸おくことが必要である。

(2)パニックを防ぐために個人的に努力できること
1.深呼吸(息を吐くことから始めよう)
2.鏡をみる(自己意識を高める)
3.準備する(避難訓練をあなどるな)
4.信頼おける機関に問い合わせる

絶対許せない犯罪

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知り合いEさん(カナダ人)から先日、聞いた話です。カナダに住むお姉さんは10数年前、3人の幼い子どもを連れて離婚し、父親の会社で働いていたそうですが、臨時雇いで入ってきた男性と恋仲になり、両親の大反対を押し切って、その男性と結婚。その後、徐々に実家との距離を置くようになってしまっていたそうです。

そのお姉さんが、ある日、突然、連絡を取ってきて、泣きながら家族に語った話は・・・

彼女は、あるイベントに長男と次男を伴い1週間の旅行に行くことになったそうです。旅行前夜、一端、仕事から戻り、買い物で出かけようとする母親の車に17歳になる娘が、珍しく一緒に行くと乗り込んできたそうです。そして娘が話し始めた内容は・・・

なんと彼女は10歳の時から義理の父親にレイプされていたというのです。今までずっと義父に脅されて一人で苦しんで来たのですが、明日から母親も弟たちも1週間も不在になってしまう。残された家で毎日起こることを考えて、ついに心が壊れてしまい、母親に告白したのだそうです。

お姉さんは、激しく動揺しながらも、家にいた息子たちの携帯に電話を入れ、すぐに父親に何も言わず黙って静かに家を出るように指示。息子たちと落ち合った後、この場になっても絶対に警察には言わないでくれと泣き喚く娘を連れて、その足で警察に向かったそうです。

彼女は、警察から病院へすぐに連れて行かれ、検査の結果証拠が取れました。

警察は、即座に静かに家を囲み、翌朝、男が朝刊を取りに出てきたところを逮捕しました。男の没収されたコンピューターからは、いくつものPedifile(幼児愛好)関連の情報が発見されたということです。

警察によると、父親が子どもを性的に虐待しているという母親のレポートの内、95%は故意の誤報。(理由は離婚後100%の親権を取るためなど。)また娘が母親に告白しても、ほとんどの場合は、母親は黙殺してしまうので、今回のような結果になるのは、非常にレアなケースだそうです。

恐ろしいことは、このように義理の娘に手を出す男性は、実は非常に巧妙に10数年という単位で計画をしてやっている幼児愛好家なのだそうです。

まずは、幼い娘を持った母親に目をつけ近づき、うまく結婚した後は、長い時間をかけて妻を妻の家族から遠ざける。絶対にばれないように、妻に対しては、非常に優しく満たされていると思わせるのだそうです。

Tちゃんへの、異常な体の接触は6歳の時から始まっていたそうです。

Eさんは、「家族で全面的にサポートはしているけど、どこかで姉を許せないし、17歳にして、そんなに酷い目にあってきた姪に一体どうして接したらいいのか・・・。」と、ため息をつきました。

http://www.familywatchdog.us/
このサイトでは、Zip#を入れるだけで、近所に住む未成年者性的犯罪者の情報を見ることができます。

ホリデーシーズンとOD

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turk.jpgは~サンクス・ギビングが終わりました。昨日は一日、キッチンに立ちっぱなしで、昨晩は寝ていても背中がメキメキ痛かったです。10数人に食べさせるだけの巨大ターキーを焼くのは初めてで(今までは、ずっと義理の両親の家で祝っていたのですが、義理の母が最近、料理するエネルギーがないと言うので・・・)、うまく焼けなかったらどうしようと、ちょっと心配してましたが、とってもおいしく焼けました。

前もって、肉屋さんに注文しておいた12ポンドのターキーを、火曜日に取りに行って、水曜日から24時間Brineしました。(香辛料などとともにワインや塩水に漬け込むこと。特にターキーは焼くとパサつくことが多いのですが、Brineするとしっとり焼けるとのこと。)そして、焼くこと約4時間。

マーサスチュアートのホリデー・レシピを参考に焼いたのですが、「しっとり焼くためには、数時間、バターとワインに浸したチーズ・クローズ(漉し布)をかぶせて焼くように」、と書いてあり、その通りにしたら、焼き始めて10分で、オーブンから、ものすごい煙がモクモク。一気に部屋中に煙が充満し、家中の火災報知機が耳をつんざくような音でピーピーと鳴り出し、焦りまくりました。オーブンを開けると、かぶせたチーズクローズが焦げて真っ黒。慌てて取り除きましたが、何だったんでしょう!きっとマーサのオーブンは営業用の巨大オーブンなので火が遠いのかもしれません。(マーサ、カリスマ主婦ならもうちょっと庶民感覚でレシピを書いてね。)

焼き始めから、この調子でどうなるのかと思いましたが、無事、おいしいターキーが焼きあがりました。

turk2.jpgあまった骨の部分は、スロークッカーで数時間。とても濃厚な、おいしいスープになります。玉ねぎ、にんじん、セロリのみじん切りを炒めて、スープに加え、最後にエッグヌードルを加え塩コショウで味を調えるだけです。

ところで、親戚の中では一番私が親しみを感じている看護婦の義理の妹は、当直で来ることができませんでした。Happy Thanksgivingの電話を入れると、「ごめんなさい。今日はODが、すごく多くて全然話せる情況じゃないの」とのこと。電話を切ってから、「ODで忙殺されてるって言ってたけど、ODって何?」と夫に聞くと、「Overdose」とのこと。

ホリデー・ディプレッションという言葉がある位、ホリデーシーズンは落ち込む人が増える時期ですが、この時期、心の寂しさを埋めるためか、麻薬のOverdoseも増えるのだそうです。

確かに、ホリデーシーズンは、光の部分が強いだけに影も部分も大きいのだと思います。私も、アメリカに来て初めてのクリスマス、たった一人で過ごし、あれほど寂しく、孤独だと思ったことはありません。特に夜になって車を走らせていると、家々の窓からは、暖かそうな光があふれ、家族団らんの様子がうかがえて、寒空の下、まるでマッチ売りの少女のような気分になって、「あ~日本が恋しい!なんで、私はこんな所に一人でいるんだろう」、と涙が出てきました。二度と、あんなに寂しいクリスマスは過ごしたくないです。

ホリデーシーズンは、特に家族が多いと色々と大変ですが、訪ねる人がいる、訪ねてくれる人がいる、一緒に祝う人がいるというのは、とても幸せなことなんだと思います。(と言うか、大変なことの方が多いので、そう、自分に言い聞かせるようにしています。)

ところで、ご存知の方も多いとは思いますが、ODはOverdose、ではAAは?Alcohol Anonymous です。AA アル中の人が行くリハビリ・ミーティングで、ミーティングでは自分のファーストネーム以外は素性を明かす必要がないのでAnonymousとなります。

私は一度アル中ではなくドラッグ中毒の知り合いのミーティングに行ったことがありますが、本当に普通の主婦や会社員、学生のような人ばかりで驚きました。病院の会議室のような所に何かの講演会のような感じで座っていて、一人一人、前に出て「ハーイ。私の名前は(ファースト・ネーム)。ドラッグを止めて今○ヶ月目/年目です。」というようなお決まりのせりふから始まります。すると会場の皆がパチパチパチと拍手をします。会場には、リハビリ中の人をサポートするための家族や恋人、友達も参加します。

さて、それではDUIは?Driving Under Influenceです。タブロイド誌などでセレブがよくDUIで逮捕されたという記事が出ています。DUIには酒気運転だけでなく、ドラッグの影響下の運転も入ります。

このなもの食えるか!

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toriashi.jpgQ&Aのトピック「劇的にまずいもの」。とっても面白かったです。私がレスで書いた台湾料理の鶏脚(チーチャオと呼びます。)ですが、この写真です。

見た目だけで勘弁してくれ、という感じです。まずい、と言うよりは、その食感でオエッとなってしまいました。鶏の脚と思わずに食べれば案外おいしいのかもしれませんが、口に入れた時にどうしても写真のような鶏の脚の形体が頭に浮かんでしまいます。

台湾の人は、これをスナック感覚で食べます。隣でポリポリシャリシャリと食べている人の音を聞くだけで鳥肌が立ったもんです。ホームステイ先のおじさんなどは、これをいくつも一度に口に入れた後、ペッペッペッと、まるでスイカの種のように小骨を床に吐き出していましたっけ。

懐かしついでに、その頃の思い出話を少々。

私がステイしていたのは、台湾で5番目にお金持ちと言われていた政治家/実業家の二番目の奥さん(おめかけさん)の家でした。おめかけさんの家と言っても隠れ家的な風情は全くなく、台北の一等地、総統府の近くの大豪邸。娘が二人、息子が3人、おばあちゃん、お父さんの秘書をしていた甥っ子、そして家政婦さんが一人いました。

一度、お父さんの誕生日パーティーが本妻の家で行われ、おめかけさんの子たちと一緒に参加したことがありますが、彼らも本妻のことを母と読んでいたので、多分籍は、この本妻の子ということだったのだと思います。

娘二人はアメリカに留学中で、部屋が開いていたので、当時日本語教師として台湾についたばかりの私をホームステイさせてくれたのです。

3人兄弟達は、高校生~大学生でしたが、おめかけさんの子と言っても、ステレオタイプ的に、すねたり、ひねたりしたところは全くなく、皆とても素直な明るい子たちでした。

お父さんは、一日おきに家に帰って来るのですが、帰宅が大体10時頃。そこから家族全員の夕食が始まり、丸テーブルに豪華な中華料理が何十皿と並びました。お父さんはキングのような存在で、誰も決して口答えはできませんし、皆お父さんの前ではどこか緊張していて、とにかく、どんなに遅くても一緒に夕飯を取らなければなりませんでした。

夕食には、必ずフカヒレスープが出ていましたが、あの頃の私は、そんなにありがたみが分かっていなかったのと、遅くに食べると太る、という頭が先にあったので、あまり手をつけず惜しいことをしたもんだと思います。

今、考えると、そこでの生活は、ちょっと不思議な体験だったと思います。

そこには一年ほどいた後に、友人とアパートを借りて、その家を出たのですが、ある日、お父さんに会食の誘いを受け、「おめかけにならないか」と誘われてしまったという落ちがあるのですが、それも、これも・・・台湾での2年間は全てが良い思い出です。

100年の恋が冷める瞬間

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次男(12歳)が、

「今日。学校でおならが出そうになるのを女の子たちに嫌われないように、必死に我慢したんだ。」

と言うので、

「そうだね。日本語に『100年の恋も冷める』という言葉があるからね。・・・そう言えば、ママも中学の時、前の席に座っていた好きな男の子が、振り向きざまにニコッと笑った歯がまっ黄色で、まさに一瞬にして冷めたことがあったなー。」

と言うと息子、

「あーわかる、わかる。僕も先日、ガールフレンドのワキの下に毛が生えてるの見て一気に覚めたんだ。」

へー!初めてできたガールフレンドとの遊園地への二人きりのデートをドタキャンした理由は脇の下の毛だったのか・・・。

それにしても、女の子は男の子のために12歳でもワキの下をきれいに剃らないといけないのかー。大変だなー。でも、息子にふられた、そのカワイソウな女の子は、もしかしたら、自分のワキの下に毛が生えていることさえ、まだ知らないほど幼かったのでは・・・?

息子だって、かなり幼いのに、「脇の下の毛=魅力的でない」という方程式を息子は、いつのまに、どこで身につけたのだろう?多分、テレビや雑誌に出てくる、女の子たちを見ていて自然に身についた方程式かもしれません。もちろん、息子は意識して彼女たちの脇の下を見ているわけじゃないだろうけど、無意識に「魅力的な女の子=きれいな脇の下」が頭の中に結びついているんだと思います。

(たとえば、ハイスクールミュージカルに出てくる女の子たち。歌いながら両手を高くあげた、その脇の下はボーボーのはずはなくツルツルのはず。)

息子に、
「でもフランス女性は、脇の下剃らないんだよ。」

と言うと

「イーウ-」

と息子。

そこで私、
「それがカルチャーとい言うもんなんだよ。女性のワキ下の毛を自然な体毛として全然気にしない文化もあるってこと。」

と教訓をたれたのですが、どこまで分かったことか?

アインシュタインが「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである。」"Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen"なんて言ってますが、息子の場合、「女性の脇の下はきれいなものという常識は、既に身に付けた偏見のコレクションの一つ。」ということなんでしょうね。

hari.gif半年くらい前から、夕食後の胃のもたれが半端じゃなく、時には気持ち悪くなって吐いてしまうほどで、いよいよマズイと思って専門医に行き胃カメラを飲んできました。

胃カメラを飲むのは3回目。私は高校生の頃から十二指腸潰瘍を3回やっており、胃の不調とは長〜いおつきあいなのです。

でも最近では胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因の多くはピロリ菌であり、日本人の感染率は非常に高いということがわかって来たということで、私も「これは私もピロリ菌に違いない!」と思い「この際、ピロリ菌を退治しよう」との決意で医者の門をたたきました。(英語だとピロリ菌はHelicobacter Pylori ヘリコバクター・ピローリと長ったらしいです。私はヘリコプター・ピロリって言うんだとずっと勘違いしてましたが・・・。)

医師も検査の前から「40代+日本人+東南アジアの国々旅行経験あり。」という経験から、検査の前から「正体はピロリ菌!」と確信していたところがあったのですが、先日、結果が出たら、なんとピロリ菌はないとのことでした。

原因はGastritis(胃炎)でした。ちょっと拍子抜けでした。

ということで、胃炎の薬を処方されたのですが、医師に「この薬どの位飲まなければならないんですか?」と聞くと、「For the rest of your life」とのこと。

「えー!!??」、一生って、いかにせ長くないですか〜??

その後、夫や友人にこの話をしたところ、医者に薬を処方され(胃の病気にかかわらず)、「一生飲むように」と言われた人が結構いて、『やっぱり西洋の薬は、病気を根本から治すのではなく、病気を無理やり押さえ込み続けるもの』なんだと認識しました。

結局そうやって薬を飲み続けると、私の父や義母のように70〜80代になる頃には、毎食後にテーブルの隅から隅に色とりどりの薬を並べて飲むようになるんだー、と実感しました。一つの症状を抑えると、今度は別の症状が薬の副作用で出て、それを抑えるために、また一つ、また一つと薬の種類が増えていく。まさにドミノのように・・・最後に死ぬまで。

そうは、なりたくないと「自然療法で治してみせる!」と決意したのでした。医師にも、一応その決意を話したところ「君の場合は、軽症だしそれでもいいでしょ。」とあっけなく承諾。(それじゃ一生強い薬を飲む必要性はどこに・・・。と思って、一応それも聞いたのですが、薬は将来出るであろう症状を防ぐ効果もあるので・・とのこと。なんか納得行かないです。)

さっそく、以前かかっていた針と漢方の中国医の元に行き漢方薬を処方してもらってきました。

この上海出身の中国医の先生に私は絶大な信頼を寄せています。

以前、妊娠中にひどい咳が、数ヶ月出続き、妊娠中でも安全な薬をファミリードクターにもらい飲んでも全く治らず、苦しんでいた時に、中国医の先生に処方してもらった漢方によって見事に完治したのです。

さらに先生は初診で私の脈を取った瞬間「男の子ですね。」と見事的中。さらに、その後、できれば予定日と言われている日に産みたいという私の希望を聞いて、針を打ってくれ「24時間以内に陣痛が来ますよ。」との言葉どおり、陣痛が訪れ予定日に出産できました。

しかしながら、針は高い!一回85ドルします。最近では針をカバーする保険も結構あるようなので、私の入っている保険会社に電話したところ、その答えが非常におもしろいものでした。「普通の麻酔が効かない人で、麻酔の目的のみで針を使う場合のみカバーします。」とのこと。

そこまで針の威力を認めているなら、治療目的でもカバーすればいいのに!と思ってしまいました。

それで思い出したのが、昔、台湾に住んでいた時に親知らずで両頬ががブンブンに腫れ上がってしまった同僚Mのこと。赴任したばかりで右も左もわからない彼女を、中国人上司が連れて行った歯医者で、いきなり顔に針を打たれ、これから親知らず2本を抜歯しますと言われ、「ひえ〜針だけ〜?麻酔は打ってくれないの?」と恐怖におののいたそうです。

ところが・・・なんと全く無痛だったのだそうです。「針、すご〜〜い!」と初めて針の威力を実感した出来事でした。

ところで、胃カメラですが、こっちの胃カメラは全身麻酔です。手の甲に針をうち、そこから「はい、今から麻酔入れますよ。」と言われた、ほぼその瞬間に深い眠りに落ちていました。全く不快感なく起きたら全て終わってました。西洋医学の怖いほどの威力にも驚かされました。

baseba.jpg昨日、郵便局のカウンターの上に置いてあった“Help Pitch in For Baseball”というチラシに目が留まりました。

チラシの内容は、使わなくなった野球の道具を全世界の恵まれない子どもたちに届けるという活動についでした。

以前、テレビでキューバの子ども達が、ボロボロになった使い古しのグローブや、何重にも銀色のダックテープを巻きつけたボロボロになった球を使って、一生懸命に練習している姿を見て、このような子どもたちにアメリカや日本の多くの家庭で眠っている道具を送ることができないだろうか、と思ったことがあったのですが、チラシを見た時、これだ!と思いました。

我が家の地下室にも、1年だけしか使われなかった色々なサイズのスパイク、短くなりすぎたバット、小さくなったヘルメットなどがゴロゴロと眠っています。(もったいなくて捨てられないんです。)

これで、ようやく、我が家の野球道具たちの行き場所が決まりました。

皆さんの家でもガレージや物置に眠っている野球やソフトボールの道具はありませんか?

ホームページ:http://pitchinforbaseball.org/

Pitch In For Baseball
1901 Pennsylvania Avenue
Fort Washington, PA 19034

ダメージを受けていない修繕の必要のない状態の道具を受け付けています。 :
Youth gloves and cleats(靴)
Youth aluminum bats
Youth catcher's gear
Instructional books and videos
Teaching aids, like batting tees

champ4.jpg我が家のビッグニュース!おととい次男のリトルリーグのチームがNJ州大会で優勝しました。

ただ今年は州大会止まりです。

と言うのは私も知らなかったのですが、リトルリーグ、全米大会、世界大会への出場は、その年の4月30日で11歳と12歳になっていることが必要というルールがあって、息子のチームは年齢が一つ下のチームのためです。来年も、もし勝てば、州を越えて試合ができるようになるわけです。(道は遠い)

去年2007年の世界大会の優勝決定戦はアメリカVs.日本(東京北砂チーム)で、延長戦の末3:2で敗れるという大変感動的な試合でした。

http://www.youtube.com/watch?v=RP1M0Iye7Bo&feature=related(グラウンドに泣き崩れる日本の投手の姿には思わずもらい泣きしてしまいます。)

日本の場合、数々のアジアの競合を倒してから、やっと手に入れる世界大会出場権です。(リトルリーグは105の国で争われ、世界大会はアメリカ国内で勝ち抜いた8チームの中で優勝したチームと、国際地域での試合を勝ち抜いた8チームの中で優勝したチームが争って世界一を決定します。決勝戦は、リトルリーグ発祥の地アメリカ・ペンシルベニア州のウィリアムスポートという場所で行われます。)2006年も埼玉の川口チームが準優勝していますので日本の少年野球のレベルはかなり高いです。

それにしても、リトルリーグの場合、高校野球のように強い選手を集めた高校同士が争うのではなく、たまたま、その町に住んでいた子が集まってできたチームが争って、最終的に世界大会まで行くのだから、勝ち上がったチームにとっては、さぞ感無量なことだろうなーと思います。(越境はほとんど不可能だと思います。リトルリーグに参加する際に、その町に住んでいるという住民証明を3種類提出させられます。)

随分昔にレポートしたことのあるBabyサイン。(Baby signをご存知な方のために念のため簡単に説明すると、赤ちゃんは実はとっても賢い!けれども、まだ喉や舌の筋肉が発達していないので伝えたいことがあるのに言葉を話せない。そんな赤ちゃんに簡単手話を教えてコミュニケーションを取るというもの。)

私は実際にはBabyサインをしている赤ちゃんを見たことがなかったのですが、先日初めて知り合いの赤ちゃんがサインを使っているのを目撃しました。

More,Eat ,Bed、Milkなどで自分の欲しいものを伝えていましたが、驚いたのは”I love you”などかなり抽象的な観念のサインまでしていることでした。

うちの子たちが赤ちゃんの頃は、まだベビーサインなんて言葉は聞いたこともありませんでしたが、知ってたら絶対にやってみたかったなーと思います。

今日は雛祭り

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hina.jpg海外に長く住んでいると日本の行事にすっかり疎くなってしまいますが、今日は、実家の母が作ってくれた折り紙の雛人形を飾ってます。一つの人形の高さは3センチ弱です。

母は超がつくほど手先が器用ですが、残念ながら私にはちっとも遺伝しませんでした。

hina2.gifたたむと、こんな風に四角い箱になります。折り紙は実に日本のすばらしい伝統ですね。

以前、子どもが幼稚園だった頃に、プリスクールで園児たちのお母さんも一緒に折り紙を教えたことがあるのですが、お母さん達が皆あまりに不器用でビックリしました。折鶴で最初の三角の角と角をちゃんと合わせられない人が続出しました。

手先の器用さでは、日本人とドイツ人が抜きん出ているのではないでしょうか?

この日記のお薦めの本の中でも紹介している「凍土の約束」の中で、戦後、日本人と一緒にシベリアで抑留されていたドイツ人の捕虜達が器用に廃材から色々な楽器を作って、演奏会を開いたという実話が出ていて、手先の器用さは国民性もあるんだ!と印象的でした。

義理の父は、ボケが来ているのか?車を運転する度に周りに走っている車の車種を呟き続けます。「フォード、トヨタ、トヨタAgain!Lexus、BMW、Mitsubishi、Toyota Again!!・・・・」

何時間でもこれをやるので一緒に乗っていると気が狂いそうになります。

そして車種連呼の合間に「アメリカは戦争に勝ったのに、なんでアメリカの道路には日本車とドイツ車ばかりなんだ〜〜〜!!」と叫びます。

やっぱり日本人とドイツ人は共通した手先の器用さと職人気質があるんだと思います。

毎日ドキドキ

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長男16歳。最近、ついに運転免許パーミットを取りました。パーミットの内は、親が横に乗っていなければいけないのですが、おかげで私は毎日がドキドキの連続です。

初日は夜、ヘッドライドをつけずに運転(私も緊張のあまり気づかなかった)。しばらく運転した後に、後ろの車が追い越しながら注意してくれて気づきました。

昨日は、近くのレストランまでだったのですが、建物と建物の間の細い道をすり抜けて駐車場に入る際に、地面にあった建物脇から突き出た何かの鉄枠に乗り上げ、あと0.1秒、私が"STOOOOOP"と叫ぶのが遅かったらレストランの壁を突き破っていたかも・・・でした。

鉄枠に乗り上げた、ただならぬ音を聞いて中からバーテンさんが出てきて壁際ギリギリに止まって鉄枠の上で凍り付いている私たちに、「ハンドルを右に切りながらバックしろ。」とか言ってくれるのですが、息子はもうパニック状態。仕方なく私が運転を代わって事なきを得ましたが、これから毎日、同様のことが続くかと思うと心臓がいくつあっても足りないと本当に思います。

17歳になって早くも免許を取った息子の友達の一人は、雨の日にカーブを曲がりきれずにスピンして他の車に衝突。誰も怪我はしなかったそうですが、廃車にしています。

車社会で、誰もが通る道とは言え、ため息が出ます。

deimon.jpg先日、ある雑誌のインタビューでのアメリカの俳優マット・デーモンの言葉です。

(マット・デーモンはThe Bourne Ultimatum など BourneシリーズのBurne役で一気に有名なりました。ハーバード大にいた秀才で自分でもシナリオを書いたりしています。この言葉は最近結婚して子どもが生まれたことに関してです。)

子どもを持って初めて、何もかもが怖くなりました。子どもを持つ友達から聞いた言葉があります。「人は自分のハートを守りながら生きているけれども、子どもを持った瞬間にそのハートは子どもの中に移ってしまう」というもの。全力で守りたいのに、守りきれなくなってしまう。だから、子どもを持った今、私はあらゆることに対する怖さを常に抱えています。」

私が子どもを持った時に感じたこと、そして今も度々感じていることにを、そのまま言い現していると思いました。

ドケチ夫婦の手土産

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cheep.jpg昨日、我が家で親戚を集めて早めのクリスマス・パーティーをしたのですが、近くに住む義理の両親の友人夫婦もやって来ました。この夫婦は筋金入りの超!ドケチで我が家では有名です。去年、スーパーボール・パーティーに来た時は、古すぎて化石化したチーズを手土産に持ってきました。多分、誰かからもらって何年も戸棚にでもしまい込んでいたものを持って来たんだと思います。

今回の手土産は、左写真の置物です。「50年前の日本製のものなんですって。この置物を見た途端に、貴女への贈り物にピッタリだと思って買ったのよ。」とのこと。どう見ても、どこかのガレージセールで25セントかタダで手に入れたチープな代物、それに日本の置物じゃないし・・・という置物です。

大体、アメリカ人からもらうプレゼントの類で時々私が理解に苦しむのは、彼らの目から見ると日本的なもの(変てこな扇だとか、中国風の財布とか、わけのわからない古い錆びた茶筒とか)をわざわざ日本人の私にくれることです。

カナダ人の義理の妹は、「SweetHeartの気持ちがよーくわかるわ。私もしょっちゅう、アメリカ人に、『カナダのクリスマスはアメリカと同じ日?』とか『Mooseを見ると貴女を思い出すの。』とか『メープルシロップ食べて貴女を思い出した。』とか言われるのよ。カナダがどこに位置しているかも知らない人が、たくさんいるんだから。」と本当に腹立たしそうに言ってました。

私が今までに言われたドン引きコメント
「東京は中国のどこにあるの?」
「日本は共産国なんでしょ。」

外国人の目から見た日本

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昨日、夫が1週間の日本滞在から戻って来ました。いつも夫が日本から戻って来ると色々な「外国人の目から見た日本」の話が面白くて楽しみなのですが、今回は・・・

日本のデパートや様々なサービスと親切丁寧なのには、何度行っても感心するそうです。

今回は、友人達4〜5人で電車に乗った時のこと、その内の一人が車椅子だったので、階段のところで駅員さんが気づいて飛んで来て手伝ってくれようとしたそうですが、それを断って皆で車椅子を抱えて階段を上り電車にも乗ったそうです。

そして数十分後、千葉県の柏駅という所で降りようとした所、プラットホームに既に駅員さんが車椅子用の電車とホームの段差をなくす板を持って待機していたんだそうです。

「誰も駅員さんに降車駅を告げていないのに、どうして柏で降りるとわかったのか?どうやって、車両のドアが開く正に目の前に既に待機できたのか?(アメリカの電車は毎回正確に同じ場所には止まらないから驚いた。)」

とにかく皆で感心しきりだったそうです。

自家製発芽玄米

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何年も使っていたもらい物の炊飯器が最近調子悪くなったので、新しく玄米も炊ける機能のある炊飯器を買いました。

そこで今凝ってるのが自家製発芽玄米。玄米を水に約2日漬けておくとピコッと先の方がかわいく発芽します。発芽玄米には、なんでも肝機能を向上させたり、血圧を下げたり、中性脂肪を抑えたりり、神経を鎮める効果があるGABAというものが多く含まれているんだそうです。そのGABA量は白米の約10倍、玄米の約3倍だそうです。その他にも活性酸素を除去したりと良いこと尽くめのようで。

発芽玄米作りの注意点は、水を一日2回位買えること。作り方を検索すると水の温度を30度くらいに保つようにとありますが、水を入れる時だけちょっと温めのお湯(ぬるーいお風呂程度)にして、あとは普通に放置して、ちゃんと発芽しました。発芽してからすぐに炊かない時は冷蔵庫に入れれば発芽をある程度止められるそうです。ZIPロックを使うと便利です。

発芽玄米を炊くときは、水をかなり大目にしないと(私は2合のお米に対して玄米のメモリの2合半位入れます。)ポソポソしてしまいます。

ひじきの煮物などと一緒に食べると、次の日はビックリするほど、お通じがよくなって腸の大掃除ができます。

おとなの結婚式

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wedding.jpg夫の友人の結婚式に行ってきました。新郎47歳初婚。新婦42歳3回目の結婚(14歳と6歳の男の子2人の子連れ)。新婦の3回目と言うのは、ちょっとワオ!!でしたが、結婚式はペンシルベニア・フィラデルフィアの郊外の古いお城のような素敵な場所で珍しく宗教色全くなしで行われました。新婦さんの衣装が写真のようにちょっと素敵でフェークファーをあしらったフードつきのケープで美しいペンシルベニアの晩秋の景色にとてもマッチしていました。

新婦入場では、タキシードを来たカワイイ2人の子どもたちに手を引かれ新郎のもとへ。彼らの年齢にふさわしい趣のある結婚式でした。

ちなみに2人はネットのマッチメイキング・サイト知り合ったそうです。最近、私の周りではネットで知り合った中高年の結婚が相次いでいます。今やアメリカではネットは年齢に関係なく、ごく一般的な出会いの方法になりつつあるようです。

死ぬかと思った

kusuri.jpg写真左はアメリカのカルシウム錠剤でほぼ2センチあります。右は日本製正露丸糖衣錠です。写真は、ほぼ実際の錠剤と同じ大きさです。

今朝、このカルシウムを飲もうとしたら、錠剤が完全に真横の状態で喉にひっかかってしまい死ぬかと思いました。思い切り咳き込んだら、喉からポンと飛び出して一命を取り留めました(^^;;。

アメリカのサプリって、どうしてこうも馬鹿デカイものが多いんでしょう。アメリカ人の咽喉は日本人より太いんでしょうか?理解に苦しみます。うまく喉を通ったとしても、しばらくは食道のどこかで引っかかっているような違和感があります。

気分は「お嬢さん」以上「大人」未満

読売新聞の中の鈴木美潮さん(民法のアナウンサーさん?)のdonnnaというブログは私が定期的にチェックしている唯一のブログです。
http://www.yomiuri.co.jp/donna/do_070615.htm
特に6月15日の『気分は「お嬢さん」以上「大人」未満』という日記には同世代として、とっても考えさせられました。つまりこの世代、女子大生ーブーム→バブリーなOL時代を経て、いまだにJJの延長(お嬢様風雑誌の延長)の雑誌を読み、「おばさん」「年をとった」という自覚に乏しいというのです。

確かに、そうだなーと思いました。私も、なんとなく精神年齢的には30代そこそこで止まった感覚があります。

数年前に日本で待ち合わせ場所にやってきた友人(40代、独身)が、開口一番「さっき電車を待っていたら、『奥さん、この電車は○○に行きますか?』」って聞かれたんだけど「奥さん」なんて呼ばれてショックだった〜。私って、そういう年齢だったんだー。」と言うのです。

まさか「お嬢さん」と呼ばれるとは期待していなかったとは思いますが、特に、独身で子どもがいないと、その辺の他人から判断して呼ばれる一般呼称の変化で、初めて自分の年を感じてショックを受けるということはあるだろうな、と思いました。

私の場合、どんな時に実年齢を感じるかと言うと、自分が若い時にアイドルだった芸能人を20数年ぶりにテレビやビデオで見て、「うわ、老けたなー。」と思う時、そう言いえば自分も同じような年齢じゃない、と思う時です。でも心のどこかでは浦島太郎のように自分だけは年を取ってなくて、回りの人が全員20年タイムトラベルして老けてしまったと思っていたりするんですよね。海外に長く住んでいると、特にこの感覚は強くなると感じています。

上記、Donnaの日記の最後には、こんな素朴な疑問が書いてありました。「不老長寿と言う言葉があるくらいですから、若くいられることは、もちろん幸せなのだとは思いますが、一方、人間の寿命自体は、そう飛躍的にのびるものでなし。このまま「若さ」の延長上にいることは、果たして本当に幸せなのか、とか、あるいは、いつまでもこんな「幸せ」が続くはずないよなあ、とか、ひばりさんの歌を聴きながら、もろもろ考えてしまうのでした。」

最近の義理の父を見ていての私の答えは「若さの延長上にいようとすると幸せではない。」です。義父は、現在70代ですが若い時は、それはそれはハンサムでした。(写真を見ると。左上のページは義父母の結婚式の時の写真)大学時代はバスケの選手でマイアミ・ビーチでライフガードをして、King of the beach!女の子にもてまくっていたそうです。

その義父も寄る年波には勝てず、容色の衰えは隠しようもないのですが、義父はそれをどうしても受け入れられないようなのです。髪などは、まだまだフサフサしているのに、一本抜けたと言っては嘆きまくり落ち込んでいます。特に、日本以上に若くあることに大きな価値感を置くアメリカ文化においては、自分の実年齢と容色の衰えに向き合い受け入れることは、とても難しく、うまく自分の心の中で折り合いがつけられない場合は、実際の不幸感にさえつながっているように思うのです。

最近、一年の経つのが坂を転げるように、どころか、垂直の崖を落っこちるように早く感じるのですが、義父を見ながら、自分自身、どうやって淡々と年を取っていけるのかと考えさせられています。

The little Mouse

最近、次男の話題が多いですが・・・彼が最近、学校で作文したショート・ストーリーを持ち帰ったのですが、なかなかカワイくて良い話でした。

The Little Mouse

One day a little mouse was crawling through the grass at 3:00. Then he finds his best friends playing together so he went over there to join them. His friends were lion, turtle, rabbit and monkey.

While the little mouse was playing with his friends, some other kids walked by and began making fun of the little mouse. The mouse always took it so seriously but his best friends always cheered him up.

Later on, the little mouse went back home. When he got home he thought about getting bigger. The litle mouse wanted to get bigger so bad, so no body made fun of him. But then he thought about it and thought in his mind that why he should listen to the kids who make fun of him and then when he finished thinking he went to bed.

The next day a couple of kids came by the little mouse making jokes about him, but he ignored them and ran to his friends and they started to play a couple of games. Then another crowd of kids went by and made fun of him too. but he didn't care and just ignored him. As the day wnet by, a couple of groups of kids made fun of him but he didn't care then when he was going home he felt a lot better and then went to bed.

The next day nobody made fun of him because they knew that by making fun of the mouse it didn't bother him and then nobody was mean to him again!

P.S.コメント機能は、最近、英語のイタズラ・コメントが多すぎるのでコメントができないように設定しています。ご了承ください。

ちょっと勇気を出して

昨日は、5年生の卒業ピクニックでした。子どもたちがゲームに興じるのを立って見ていたら、全然顔に覚えのない男の子が私の所に走ってきて「Are you xxx's Mom?」と聞くので、「Yes」と答えると「1年生の時にクラスに来てボクの名前を日本語で書いた紙をくれたでしょ。あれ、ずっと大切に取ってあるんだよ。」と、それだけ言って、また走り去って行ってしまいました。

次男が1年生の時にお母さんが子どもの教室に行って本を読むという時間があって、私も渋々行って「Peach Boy(桃太郎)」の本を読み、ついでにカタカナで皆の名前を紙に書いてあげたのでした。(ちょうどポケモン絶世期で、日本製の日本語ポケモンカードがプレミアム付で売られるほど人気があった時だったのも良かったのかもしれません。)

とにかく、5年間も1枚の紙切れを後生大事に持っていてくれた。それをわざわざ私に伝えに来てくれた。それだけで、と~っても幸せな気分になれました。

その1年生の本読みの時、私がいかに渋々と行き、そして緊張し、最後には子どもたちに大うけしてハッピーになったかと言うことを以前メルマガで書いているので貼り付けます。

★次男が小学校に入学して間もなくのこと、担任の先生から、「ストーリー・タイムの時間に絵本を読むボランティアのお母さんを募集しています。」というお知らせが来た。

息子の学校は、アジア系も含むマイノリティーが5本の指で数え切れてしまうほど少ない学校なので、英語のネイティブ・スピーカーではないママが絵本を読みに行ったら、息子に恥ずかしい思いをさせてしまうのではないだろうかと、かなり自己卑下した考えが脳裏を横切り、そのお知らせのことは、それきり忘れていた。

ところが、息子が先月「ママ、他の子のママは皆、本を読みに来たよ。ママも来てよ。」と言い出した。そこで、考えた末に意を決して、先週の金曜日のストーリー・タイムを担当させてもらった。

教室に入ると部屋の隅にロッキングチェアーが置いてあり、その前のカーペットの上に22人の子ども達が座り44の目が私をみつめた。(思わず緊張!!!以前、日本語補習校で子ども達に日本語の絵本
を読んだ時には、こんな緊張はなかった。)

その日、私が選んだ本は、英語で書かれた「桃太郎 Peach Boy」。まず、子ども達に"Do you know SAMURAI?"と尋ねると、思いがけず、全ての子の手が一斉に挙がった。

"I know, I know." "That's who I want to be. A SAMURAI!"

などと元気よく叫ぶ子もいる。なかなか、良い出だしだ。

次に、子どもの日に飾る二分の1ほどのミニチュアサイズの兜と、次男が日本で5歳の時に七五三で撮った武者姿の写真を皆に見せた。すると、皆からため息のような声が漏れた。そして男の子達が次男に
向かって、"Cool." "Good." "Great." "You're lucky."などと口々に言う。ここまでで、もう私は、『来たかいがあった。』と思った。

そして、ドキドキしながらも無事Peach Boyの話を読み終えた。(本当に久々に緊張した。)最後に荷物をまとめて教室を出ようとすると、 "Good Story." "Thank you." と声をかけてくる子もいた。

その日、息子が帰って来るなり「ママ、来てくれてありがとう。」と、一言。

思い切って行って本当によかったと思った。

この話を日本人の友人にすると、友人もインターナショナルデイに「おすし」などの日本食を持って学校に行ったら、子ども達に大うけで、それまで日本のお弁当やお菓子を学校に持っていくのをイヤがっていた
娘さんが、それからは、恥ずかしがらずに日本の物を持っていくようになったと言っていた。

子どもは異質なものに敏感ではあるけれども、理解の場さえあれば非常にOpen Mindにもなれるものなのかもしれない。

小学校の運動会

jina.jpg親馬鹿なんですが、先週の金曜日のField Day(運動会)に参加するための次男の格好が、あまりにカワイかったんで掲載しちゃいます。今年の彼のクラスのシンボル色が黄色と緑ということで、数日前から自分たちで白いテーシャツに黄色と緑の着色粉でタイダイTシャツを作って、靴下も、写真のごとくです。

日本の運動会のように開会、閉会の挨拶もなく音楽も競技の案内もなく、なんとなく始まりと終わりがわからない間に進んで行き終わる感じがしますが、変に格式ばってなくて、それはそれで楽しい一日です。

平日の真昼間なのに、結構見に来ているお父さんも多くて驚きます。

Mom&Sonパーティー

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mom&son.jpg長男のハイスクールではMom&Son Party という母親と息子だけで参加する素敵なイベントがあります。子供たちも皆、タイとシャツにジャケット着用という正装で母親をエスコートして参加するディナーパーティーです。

母親たちは皆、自分の背を越し逞しく成長した息子たちの成長に目を細めつつ、息子たちの友達やその母親たちとの親交を深めます。

私は大体、パーティーの類が苦手なので、今年は息子の仲良しのお母さんに誘われて渋々初参加したのですが、意外と楽しく、何でもトライしてみるもんだと思いました。パーティー会場では、小学校低学年の時以来、会っていない子もいて、彼らの成長振りには本当に驚くばかりでした。

mom@son2.jpg特にハイスクールのセニア(4年生)の子供たちは、髭の剃り跡も濃いような子もいて完全に大人です。(それに比べると、わが子はまだまだ少年っぽい。)

アメリカの場合、大抵皆ハイスクール卒業とともに大学の寮に入ったりして親元を巣立っていきます。そういう意味で、このようなパーティーは、息子たちの成長を喜ぶとともに残り少ない年月を惜しみ慈しむ貴重な一時のような気がします。

花粉症に効きました。

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areru.jpgClaliton
すみません!!!数日前にアップした下の記事ですが、今のところ花粉症ゼロ快調!と書いてしまいましたが、なんと悲しいかな昨夜からいきなり鼻水とクシャミが始まってしまいました(涙)。ただ、例年よりは症状がだいぶ軽いので一応下の記事は残しておきます。
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花粉症やアレルギー体質の方は、もちろんご存知と思いますが、アレルギーの薬です。なんだ、知ってるワと思っている方も多いと思いますが、皆さん正しい方法で飲んでますか?

私は7年前位から突然、花粉症を発症。3月から4月にかけて、くしゃみ、鼻づまりがひどく、毎年、その症状が悪化しています。今年も、10日くらい前、暖かくなり始めた途端にくしゃみ連発が始まりました。

抗ヒスタミン系のBenadrylを飲むと効くことは効くのですが、とにかく眠気がひどく一日の活動に完全に支障を来たしてしまいます。それで眠気が起こらないClalitonに頼ることが多いのですが、どうもいまひとつ効き目が悪いと思っていました。

今年になってClalitonDという商品が盛んに宣伝されているので、試してみようかと薬局に行きました。普通のClalitonは棚に並んでいるのですが、ClalitonDは薬剤師のいるカウンター内に置いてあったので、ついでに薬剤師の人にClalitonについて色々と聞いてみました。

そこで目から鱗だったのが、「Clalitonは効果を発揮するまでに3日かかる」というコメントでした。だからアレルギーが起こった段階で飲んでもダメだし、アレルギーがひどい時だけ付け焼刃に飲んでもダメなんだそうです。つまりアレルギー・シーズンを通して飲めということです。(Claliton Dがカウンター内に置いてあるのは去年からpseudoephedrineという成分が入った薬はOver the Counterでは売れないという規則ができたからなんだそうです。でも処方箋はいらないそうです。)

へー、そうだったんだー、と思いつつ早速、その日から一日一錠くしゃみ鼻づまりが、あまりない日でも飲み続けました。すると本当に3日目からくしゃみがピタリと止み、今のところ鼻づまりもゼロ。快適!!です。

ちなみにClalitonDの方は、くしゃみ鼻水だけでなく、かんでもかんでも詰まったような感じのする鼻の症状に効果を発揮するそうです。副作用としてはコーヒーを飲みすぎた時のように神経が高ぶることがあるそうです。

薬の飲み方ってあなどれないと改めて思いました。でも、Clalitinの箱のどこにも、薬剤師さんが教えてくれたような飲み方は書いてありませんでした。聞いてみるもんです。

食のグローバル化

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pocky.jpg左の写真、なんとご近所のスーパーのお菓子コーナーで発見したオ・フランス製ポッキーです!

まず、この親しみ深いポッキーの箱をローカルな純アメリカンのご近所スーパーで発見しただけで感動だったんですが、日本からの輸入品?と思って箱の裏を見ると「Product of France」。え?フランスが日本のポッキーを盗作したの?と思いつつ、再び箱の表を見ると、あのglicoの文字。また、裏を見ると「この商品は江崎グリコのライセンスの元で製造されています。」と書いてありました(でも、どこにもEzaki Glicoは日本の会社ですという言葉はありません)。

味の方ですが、日本製の同じものを食べ比べてみないとわからないのですが、どうもチョコの味やポッキー自体の香ばしさがアメリカンな感じです。子どもは喜んで食べていますが、私はいまひとつだと思います。

私の住む地域は白人ばっかりなのに、最近、オリエンタルフード・コーナーが充実してきてマルちゃんのラーメンやウドンまで売っていて、食のグローバル化が着々と進んでいるようでチョットうれしいです。

マクドナルドのサイズ今昔

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昨日、家の修繕に来てもらった知り合いの大工さん、去年より、かなり出っ腹になっていて、自分でも「いやー太っちゃってさー、マクドナルドの食べすぎだよ。」なんて言ってました。

大工さんいわく、彼の子どもの頃(彼は現在38歳)には、マクドナルドのハンバーガーのサイズはSmall、Medium, Largeと三種類あったそうなんです。でも、最近では、昔のLargeサイズが普通の注文サイズになっていて、さらに大きいサイズのBig Macさえある。結局、知らないうちに胃袋が、そのサイズに慣らされてしまい、アメリカ人の大食い化を促進してしまっているんだと言ってました。飲み物のサイズにしても現在売られているLargeサイズ(まるで小さいバケツのような大きさ)は昔はなかったそうです。

この彼の話、まんざら冗談ではないということが、ちょっとネットサーフして見つけた以下の資料でわかります。

マクドナルドのフライドポテトのサイズ
1955年:1サイズのみ    2.3OZ  210カロリー、
現在:スーパーサイズ  6.9OZ  610カロリー


コカコーラ
1955年:1サイズのみ       6.5 oz    80カロリー
現在:一番人気のあるサイズは   20 oz.    246カロリー  

先日、別件でユニセフのホームページを見ていたら、コカコーラの日本における広告費用は世界第2位でした。最近では、日本のコマーシャルでも、I'm loving it!というマクドナルドのCMが、やけに目に付きます。(そう言えば、アメリカでは、マクドナルドのCMは滅多に見かけません。)日本の食生活もアメリカのソーダとハンバーガーによって、大いに脅かされています。(ユニセフサイトでは、世界規模で行われている、このような子どもや若者を対象にしたファーストフード業界の荒宣伝に自粛するように警告を発しています。)

ちなみに日本のマクドナルドホームページの最初に出てくるイメージ写真を見てみてください。どんなメッセージーが伝わってきますか?私には「家族、健康、シアワセ、若さ、仲間、楽しさ」というメッセージが伝わってきます。http://www.mcdonalds.co.jp/

ある意味、今家庭で問題になっている孤食と肥満の原因の一つでもあるようなマクドナルドが、全く逆のイメージを使っているんですよね。子どもたちには、こういった企業広告の心理操作の読み取り方も教えなければいけないと思うのです。

餃子の皮が手打ち麺に変身

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ランチと言えば麺類ですが、いい加減、乾麺類に飽きてきて、「あー、おいしい手打ちうどんが食べたーい!」と思った昨日の昼前。

以前、おいしいウドン食べたさに、数年前パスタ打ち器(イタリアン・パスタ用で手のハンドルをコキコキ回して打つもの)を買って、3週間位凝って使っていたのですが、ドー(小麦の塊)?を踏んだり、寝かせたり、恐ろしく面倒くさくてくじけていました。

棚でホコリをかぶっているパスタ打ち器でがんばるか?でも面倒くさいなーと逡巡しているうちに「そうだ!」と思い浮かんだのが冷凍庫の中にゴロゴロ何個も買いだめしてある餃子の皮

あれを短冊のように切って茹でれば、もしかしたら私の大好きな「きし麺」状態になるのではないだろうか?

結果から言うと大成功でした。腰もあって、下手な手打ちウドンなんかよりズットおいしかったです。おつゆ代わりにしたのが、おとといの晩の残り物のマーボー豆腐。これを暖めなおして、餃子皮麺の上にかけて混ぜて食べたら坦々麺にも似た感じで、とってもおいしかったです。

餃子の皮は、私は中国のお店で買いだめしてます(日本のスーパーがあまりに遠いので。)日本の餃子の皮よりも、ちょっと厚めなのですが、今回のように調理すると、それがまたおいしいんだと思います。試してみようと思う奇特な方は、お湯に入れる時に全部どさっと入れると皮どうしがくっついてしまうので(←私)、面倒でもできるだけバラバラにしながら入れてください。もし日本の皮を使うのだったら、薄目なので、わざとくっつけて入れてもおいしいかもしれません。(←あくまでも想像ですが)

マーボー豆腐の作り方は、ためしてガッテンを参考にしたら、とてもおいしくできました。今までマーボー豆腐というと私は牛ひき肉で作っていたのですが、豚で試したらサッパリしておいしいんですね。ためしてガッテンのレシピだとテンメン醤(甘味噌のようなもの)が出てくるんですが、これは、お味噌に砂糖と酒、みりんを加えて代用しました。(豆板醤を常備している人は結構いるんじゃないかと思いますが、テンメン醤はなかなか常備してないですよね。検索すると本当は八丁味噌で作るんだそうですが、そんなものもないので、普通の味噌を使っちゃいました。)

お夕飯のマーボー豆腐そのものより、今回の「残り物マーボー豆腐餃子の皮うどん」の方が数段おいしい気がしました。お試しあれー。

男女の戦い

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wrestling.jpg長男の参加しているハイスクールのレスリングチームと他校との対抗試合を見に行った時のことです。なんと相手チームに女の子がいるではありませんか!!

ハイスクールのアメリカの女の子といえば、体格的には完全に大人です。そしてレスリングをご存知のない方のために説明すると、レスリングマッチは、ほとんど柔道の寝技ばかりのような“くんずほぐれつ”で、相手の体のあらゆる場所に手や足をからませて戦う競技です。ユニフォームは、体にピッタリ吸い付く水着みたいなもんです。(足の部分は太ももまでありますが。)

長男の学校は男子校で、この情況はあまりに刺激的!見学席にいた父母たちも「え〜、女の子がいる。本当に対戦するの?」などとざわついています。そうこうしている内に、その女の子の順番がやってきて、まさしく、くんずほぐれつの戦いになりました(幸いうちの子じゃなくてよかったです)。もちろん、女の子の両胸にも足の間にも手がかかります。いつもは、大声で声援を送っているわが校の父母応援席側は、なぜか異様な静けさ。「オーマイゴッ〜ド」などという言葉さえ聞こえてきます。試合の終わった後も口々に「男の子のアメフトやサッカー、野球チームに女の子が参加しているのは見たことあるし、それは全然問題ないと思うけど、レスリングは行き過ぎでしょ。」との声がしきりでした。

結局、我が校の生徒が採点勝ちしたのですが、息子いわく「後で、みんなにからかわれていたよ。でも負けてたらもっと最悪。一生女の子に負けたと学校中で囁かれるんだろうな。」とのこと。後から話を聞いた夫も大笑いしながらも"America went too far! "とつぶやいていました。

金魚が人間を救う?!

“あることないこと”の芸能ネタを毎週でっちあげている日本の女性週刊誌にも感服しますが、アメリカのタブロイドと呼ばれている週間新聞は、もっとオ品がなくてすごいです。

しょっちゅう表紙を飾る写真は、やはり日本の週刊誌と同じく芸能人ネタではありますが、単なるゴシップだけではありません。30代〜40代女優やスーパーモデルたちの隠し撮りノーメークの皺、水着姿の太もも大アップのセルライトや二段腹!!整形前&整形後、豊胸前&豊胸後の写真。

まさに女性のねたみ、そねみ心をターゲットにして売っているんだと思います。

「なーんだ、スーパーモデルのシンディ・クロフォードだって実は普通に写せばセルライトがあるんだわ。」「10数歳も年下のイケメンの恋人とうまくいっているデミー・ムーアも、うわ、皺だらけ。」なんて思うことで自分の皺やセルライト、二段腹を忘れることはできないまでも、一見華やかな憧れの的の女優やスーパーモデルが自分と同じレベルに貶められた写真を見ることの快感もあるんでしょう。

さらに、もっと「ないこと、ないこと」ばかりを書いたタブロイドもあります。たとえばWeekly World Newsというタブロイド。しょっちゅう「ついにエイリアン発見」などという馬鹿げた写真つきの記事をトップニュースで掲載しています。

先日スーパーのレジで並んでいて、いつものごとくタブロイドのタイトルだけ流し読みしていると(日本の電車の中の雑誌の吊り公告を読むような感覚です)「タイタニックが沈んだ原因は実は原爆によるものだった。」という、とてつもないトップニュースが目に入りました。やっぱり上記のWeekly World Newsです。思わず手にとってパラパラ流し読みをしてしまったのですが、さらにページをめくると「金魚が飼い主を救う!」というタイトル。倒れている女性の横で水槽の中から飛び出して電話をかけている金魚の写真つき。

さらにさらにページをめくると「インドでアインシュタインの生まれ変わりの赤ちゃんに博士の称号が与えられる。」というタイトル。なんでも、インドでは偉人の生まれ変わりと証明された赤ちゃんに次々の学位を与えているというのです。

毎回毎回あまりに突拍子もない馬鹿げたNewsばかりで、一体、誰が買って読むのだろうと不思議で仕方がありません。(今まで目の前で買っている人を目撃したことがありません。)

ロッキーに大感動&紅白

rock.jpgあけましておめでとうございます!!今年もどうぞよろしくお願いします。

今年の初見映画、シルヴェスタ・スタローンのRocky Balboa。予測に反してかなり感動しました。Motivationをアップして新年を迎えるには最高の映画です。

ロッキー、私はオンタイムで見たことはなかったのですが、5年程前に何の気なしにビデオ屋さんから借りて初めて見て、夢中になってしまい、次から次へと5本シリーズを一気に見てしまいました。(その後、スタローンに惚れてランボーまで借りて見てしまいました。)

最近のスタローンは、すっかり太めになりシャープだったフェースラインもたるみまくり、子ども映画のチョイ役(スパイ・キッズとか)などに出ていて寂しいもんだと思っていたのですが、1〜2年前に、ある雑誌で、スタローンが、ロッキー6(Rocky Balboa)を製作するらしいと、茶化すような調子で書いてあるのを読んで、私も60になるスタローンーのロッキーなんて誰も見たくないんじゃないの?まるでガッツ石松と亀田興毅が対戦するようなもんでしょ。上様(スタローン)ご乱心!と思ったのですが、いよいよ封切られたということで夫の提案で昨日家族で見に行ってきました。

映画の最初の方では淡々とロッキーの今の生活が映し出されていきます、当時の出演者達がそのまま出演しているのですが、もちろん皆、容赦なく年老いていて、30年という時が経ったことを観客も体感して行きます。

最愛の妻の死による深い悲しみ、息子との葛藤、孤独・・・・ところが、ある日突然、自分の意思とは関係なく、勝ち目のない戦いのためにリングに上ることになるロッキー。そして今までのロッキーシリーズと同じように、最後の4分の1あたりから、あのロッキーのテーマGonna Fly Nowが流れ無敵の若いチャンピオンMason Dixonに対戦に闘志を燃え立たせるロッキーの過酷なトレーニングが始まります。(生卵一気飲みも復活です。)そして感動のフィナーレへ!!!

肌のかなりの衰えは隠せないものの60歳の鍛え上げられたスタローンの体は見事です。これから見る方のためにネタバレしないように多くは語りませんが、60歳のロッキーが20代のDixonと対等に戦うというジョークのような設定に観客が素直に納得できるように伏せんもちゃんと張られています。

そして、この映画のテーマの中でスタローンが伝えたかったことが、映画を見終わった後に心に残ります。それは映画の中でロッキーが息子に伝えるメッセージであり、栄光の座を一度は去ったロッキー自身が自分自身に言い聞かせる言葉です。

We need to stop blaming other things or people for not getting what we want from life. Life will knock you to your knees and hold you down there . It's not about how hard you get hit. It's about how hard you can get hit and keep moving forward. It's about the getting up. Noone's going to hand it to you. You'll have to fight for it all the way.

人生が自分の思うように行かないからと言って、他の何かや他人のせいにするのはやめるんだ。人生はお前をぶちのめして膝まづかせ、そこに押し留めようとするだろう。大切なのは、どれだけ、ひどく打たれるかではないんだ。大切なのは、どれだけひどく打たれても、前に進み続けることなんだ。大切なのは、立ち上がることなんだ。誰もそれをお前に簡単に手渡したりなんかしない。人生をとおして自分自身の手で勝ち取らなければならないんだ。」

30年経った今だからこそ心に響いてくるロッキーの言葉です。

映画館を出る時に、多くのかつてのロッキーファンが息子を連れて見に来ているのに気づきました。「お父さんがこの映画を最初に見たのは・・・ワオー30年も前だよ。」なんて言いながら。

ロッキー1が封切られたのは1976年。当時、50以上ものオーディションに不採用になり貧乏のどん底にあった無名俳優のスタローンが自ら脚本を書いてプロダクションに売り込み奇跡のの大ヒットをしたことで有名です。詳細はこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
映画と同じくらいに感動的な実話です。

ということで2007年、七転び八起きで前に進んで行きましょう!

News!ところで、NHKの紅白でDJ Ozmaのトップレス騒動、昨日の英語版ロイター通信サイトでしっかり報道されていました。(私も、ちょうどタイムズスクェアのカウントダウンのショーを見つつテレビのチャンネルを何気なくTVジャパンに切り替えた途端にテレビのチャンネルを何気なくTVジャパンに切り替えた途端にエ〜〜〜〜〜!!!????トップレス集団が〜〜〜!子どもたちは、のけぞって笑い出したのですが、慌てまくってチャンネルを変えました。)

共同通信のタイトルは

Japan TV apologizes for "topless" New Year's Eve shock

でも笑えたのはこの部分

・・・New Year's Eve music special for what seemed to be a full-scale Janet Jackson-style wardrobe malfunction.

アメリカの国民的番組のハーフタイム(まさしく紅白と同じような意味で老若男女の多くの国民が見る)の数年前のジャネット・ジャクソンの片チチ露出事件(ジャネットとジャスティンがコラボで歌って踊っていたが、最後の決めの部分でジャスティンがジャネットの片方の胸の洋服の飾りをむしりとり、ジャネットの右胸および乳首がほんの一瞬だったが露出。ジャネットは、全てが取れるはずではなかった、これは衣装のmalfunctionだったと弁明。ジャネットはその後、罰金刑。)のフルスケール版だという例えに大きくうなずいてしまいました。

これを国営放送NHKが軽い謝罪で流し、視聴者も数日で忘れて行く。こんなふうに日本人の良識は、なし崩し的にドンドン麻痺して行くんだろうなーと思いました。

ボディースーツだとは言いますが、どう見ても本物にしか見えない状態でした。またボディースーツなら許されるのだろうか?とも思いました。たとえば、人間そっくりのトップレスのロボットがあそこで踊っていたら本物でないから許されるのか?トップレスの巨乳アニメのエロダンスが、あの場面で流れたらアニメだからと言って許されるのか?あれは見る人が完全に本物のトップレスだと誤解するように意図的に作られたボディースーツを着せての確信犯的演出でした。

「誤解を与えてすみません。あれは、ボディースーツだったんです。本物じゃなかったんです。だから許してね。」というのも「そうか、そうか〜本物じゃなかったんだね。じゃ、大目に見よう。」と思うなら、それは、ちょっと変じゃないですか?!「誤解」だと謝罪するのが誤解じゃないですか?

ちなみにジャネット・ジャクソンの時はCBSはスタジアムの放映をすぐにカットしようと試みました。さらに史上最高20万人の人が一斉にネットワークに抗議、CBSに対して5000万円以上の罰金が課せられました。

対するNHKはフル放送、抗議が来て初めて謝罪。抗議の数約700数件です。美しい国ニッポンは今年も迷走しそうです。

金髪がっ!!

davin.jpg長男がおむつをしている頃からの幼馴染のD君。この写真は2年前にD君を日本に一緒に連れて行った時の写真。ご覧のように生まれながらの金髪で3ヶ月前までもそうだったのですが・・・昨日、遊びに来た彼の髪を見てビックリ。かなり濃い茶色になっていたのです。

別に染めたわけではなく、急に2ヶ月位前から濃くなり始めたんだそうです。白人の子の髪や目の色が変わることがあるとは聞いていましたが、ここまで短期間に見事に変わるものなのだとびっくりしました。まるで鹿の子やイノシシの子の毛皮のしまや点々が成長とともになくなってしまうような変化だと面白く思いました。

夫も、今は私より髪の毛の色が濃いくらいですが、生まれた時の写真を見ると見事な金髪です。でも夫の場合は既に2歳位の誕生日までに黒くなったということですが、D君の場合は15歳です。つまり思春期で髪の色が変化したわけです。

ちなみに夫のお母さんは金髪。お父さんは黒髪。夫の5人兄弟の内、二人が金髪3人が黒髪で、まるで昔、生物の時間に勉強したメンデルの法則のえんどう豆みたいで、これまた面白いです。

見習いたい

メリークリスマス!!我が家の今年のクリスマスは、夫の二人のバツイチ友達と私のバツイチ友達を招待してのクリスマスナイトでした。お酒が入って、バツイチ3人で離婚話に花が咲きました。

私のバツイチ友達は私より5歳年下で、とてもアメリカ的なリベラルな感じの女性なのですが、いろいろな話の流れの中で彼女が「私は18年間とてもよい妻だったと思うの。たとえば私はいつも夫より先に起きて化粧をしていなかったり髪がボサボサの姿を夫に見せたことがなかった」貞淑なことを言うのでビックリしてしまいました。

私はと言えば、朝は思いっきりボサボサ髪、化粧っけゼロ。夫の前では特に本当に悲惨な姿をさらしています。反省してしまいました。

どこの国の話?

今年、息子の小学校に新しい校長先生が来ました(33歳という若さです。)。昨日、町の新聞にこの新しい校長先生のプロフィールとインタビューが掲載されていました。その中で、校長がおととしまで教えていたフロリダの小学校の児童の家では冷蔵庫がない家庭、冷蔵庫どころかその日の食事も食べられない家庭があったと書いてありました。

それを読んで改めて世界一お金持ちのアメリカの貧困層の存在を思い知りました。

私も長年アメリカに暮らして、いろいろな場所を訪れていますが、「これがアメリカ?」と思うような貧しい町を、いくつも見て来ました。都市部ではいわゆるスラム街、中西部、南部の田舎などでは、まるでゴールドラッシュ時代が終わってそのまま打ち捨てられたような町もありました。

今日のニュースでアメリカは世界人口の5%を占めるに過ぎないのに、世界石油消費量は25%を占めていると言っていました。あたかもアメリカが世界を搾取してアメリカ人が皆うるおっているような数字ですが、アメリカ国内の貧困層は思いのほか多いのです。

「もしも世界が100人の村だったら」
全世界を100人の村に縮小すると
(中略)
6人が全世界の富の59%を所有し
その6人ともがアメリカ国籍
(中略)
もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上には屋根があり、寝る場所があるなら・・・・あなたはこの世界の75パーセントの人々より裕福・・・

というあまりに有名な詩があります。これを読むとアメリカ人全員が裕福だと勘違いしてしまいそうですが、実際に正しく計算すると、アメリカの6人に1人は貧困層と言われ、人口のほんの1%が国内の富の半分を所有していると言われていますから、世界の富の59%を掌握するのは多分、比率的には1人以下のアメリカ人になってしまうと思います。

クリントン・イーストウッド監督の二部作のうちの一部「Flags of our father」を昨晩見てきました。

これから見に行く方のためにネタばれしないようにコメントします。

まず、見る前に心に留めておいて欲しい史実をいくつか。

アメリカ海兵隊(Marine/マリーン)
アメリカの軍隊には海兵隊、海軍、陸軍、空軍がありますが、その中でも海兵隊は最も勇猛果敢なことで知られています。実際に戦地では、まず海兵隊員が最前線に出て敵地の足固めをした後に、他の軍隊が入ってきます。ですので、当然犠牲者が最も多く出るのが海兵隊であり、皆その覚悟の元に志願し入隊します。

硫黄島
日本においては、第二次世界大戦という史実において、それほど話題にあがることのない戦いですが、アメリカにおていは、アメリカ史上最悪の犠牲者を出した戦地として広く知られている激戦地です。今でも、Iwojima Veteran(硫黄島退役軍人)と言うと、他のどの退役軍人よりも尊敬の持って見られます。

日本軍側の死傷者、2万1152名(内、戦死者2万129名、生存率5%)、米軍の死傷者数2万868名(内、戦死者6821名)。

硫黄島での星条旗掲揚の写真
硫黄島の摺鉢山の頂上に星条旗を掲げる6人のアメリカ兵の姿の写真は、時を経た今でもアメリカの勝利のシンボルとして崇められています。

硫黄島については「散るぞ悲しき」の中でも詳しく書いていますので、是非参照していただきたいのですが、硫黄島の戦いが、なぜアメリカにとって最悪の戦場になったかと言うと、それまでの南方諸島どの対日戦においては、上陸するアメリカ兵を水際の万歳攻撃で真正面から体当たりの攻撃をするという戦法だったのですが、硫黄島においては大将栗林の英知によって万歳攻撃は固く戒められ、島の地下に縦横に張り巡らされた地下壕が掘られ、アメリカ兵を完全に上陸させてからの奇襲作戦とゲリラ戦が行われました。アメリカ軍は、そのような今までにない日本の戦法に完全に不意をつかれた形となり初日にして、大きな犠牲を出したのでした。

前置きが長くなりました。

映画は、星条旗を掲げた6人の内の1人の衛生兵の息子ジェームズ・ブラッドリーが書いた本“Flags of our father”に基づいて作られています。私は、この本を読んでいないのですが、この本を読んでいる夫に、映画を見終わった後「本に忠実だった?」と聞いたところ、大筋では忠実だったけれど、日本兵士により拷問を受け悲惨な死に方をしたある兵士に関しては映画の中では映像なしで観客の想像に任せるだけの描き方がされていたとのことです。(あまり詳しく書くとネタばれになるので、書きませんが映画を見れば『あ、ここのシーンだ』と必ずわかります。)

それを聞いて、その映像にされなかったシーンにこそ、私にはクリントン・イーストウッド監督の映画に対する大きな意図が感じられました。もし、そのシーンが映像として大きく映し出されていたとしたら、観客は、間違いなく日本兵の残忍な行為に対して、どうしても抑えきれない憎しみが湧いてしまったと思います。

ところが、本にはあった、「そのシーン」を敢えて映像として描かないことによって、映画全体を通し、戦争というものは敵味方、善悪、ヒーローVs.悪者ではなく、戦争の真実はヒーロも敵も味方もない、ただ国を思い、国に翻弄されていく若者の人生、散っていく若者達の命があるのだということを、監督は観客に伝えることに成功していると思うのです。

二部作の映画は、アメリカ側から見た硫黄島、日本側から見た硫黄島の二部作と言われていますが、実際には、二部作を見終わった後、観客が、実は戦争というものは、「どちらの側」ということではなく、ただただ、どんなに悲惨なものか、若者達の人生を狂わせるものか、ということを感じ取れるような映画にクリントン・イーストウッド監督はしたかったのではないかと思うのです。

日米ミックスの二人の息子を持つ母として、個人的には、映画を見ながらアメリカ兵士の側に身を置いて見たり、その母として見たり、日本側に身を置いてみたり、複雑な気持ちを抱きました。(そして隣の席にはアメリカ人の夫、私は日本人・・・・。映画の中では時をへだてて日米の若者が戦い・・・。)

最後に、映画を見に行く方は、映画が終わってもすぐに席を立たないでください。エンディングの音楽の間中、実際に星条旗を掲げた若者達の写真、硫黄島の写真が流れます。

こ、怖いくらいに当たる!

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日本の旧友が不思議大好き人間で、昔から「新宿の母」だの姉だのと占いや手相に凝っているのですが、今度は占星術にはまって講習会にも参加する力の入れよう。

彼女の占星術の先生がメールでも鑑定してくれるというので、私も興味本位で、どうせなら家族全員ということでお願いすることにしました。鑑定には、できるだけ正確な出生地と時間が必要ということで、夫の母親に電話したり(5人も子どもがいるのに誕生の時間を即答してくれたのにはビックリ!)日本に電話したり、息子たちの病院発行の出生証明書を見つけたりして、1ヶ月かかってやっと正式にお願いすることができました。(送った情報は、完全にそれだけでです。)

鑑定はカセットテープにしてたっぷり2本分。私達の前世、年齢を追っての出来事、性格、健康、これからの人生の予測、金運などなど大変細かく説明してくれていました。

たとえば長男は来年ドイツの友人宅に遊びに行く話しがあるのですが、それをほぼピタリとあてているのです。「彼は、来年ヨーロッパに行くかもしれません。候補の一番がイギリス、二番がドイツと出ています。」

ワオ〜〜〜すっごいすっごいと私は1人で大興奮!

次男に関しては、「彼はどうもお腹が弱いみたいですね。でも心配することはないです。重大な病気は抱えていませんから、もうちょっと年が行けば自然と強くなるでしょう。」

オ〜〜マイゴッド〜 実は、次男は小さい頃から、わけもわからず結構よく下痢をするので、心配していたのです。

夫の性格なんかも、ピッタリ当てていて、本当に怖いくらいです。

今まで占星術には、まるで興味がなく、よく雑誌にある「今月の○座の運命」なんていうのも、ほとんど読み飛ばしていたのですが、今回は完全にまいりました。

この先生を紹介してくれた友達に「すごいね、大当たりだよ。」と興奮してメールを入れたところ、こんなメールが却って来ました。「やっぱりすごいと思った?私のまわりの人達もみんなすごいと言っています。彼の分析力や研究熱心さによるところは、もちろんすごいけれど、彼は与えれたデータを読んでいるだけなので、つまり、私たちは星や惑星の影響をかなり受けているってことだよね。おもしろいと思わない?!」とのことです。本当におもしろいです。 

以下の記事は2005年4月に書いたもので日記引越しに伴いアップし落としていたのですが、メリーアンさんからリクエストがありましたので、改めてアップすると同時に、その後のさらに驚くべき顛末を付け足しました。

***

昨晩、小3の息子が学校からもらってきた印刷物の内容にびっくりしました。

「学校、校庭、スクールバス公園、どこであろうと、子どもが何歳であろうと、どんなに些細な出来事であろうと、今後、人を蹴る、ぶつ、押すなどした場合、学校は警察に報告する義務があります。よって、もし警察から、連絡があった場合には驚かないように。そして、子どもには、どんなことがあっても手や足を出さないことが大切だということを教えてください。(校長の署名)」

というものです。ど・ど・ど〜して〜〜〜全く理解に苦しみます。たとえば、もし息子が校庭で、子ども同士のちょっとしたいざこざで、お友達を押してしまった・・なーんてことだけでも警察から連絡が来るということですよね。

数年前に中学生の息子が、仲の良い友達とちょっとした喧嘩をしてカフェで友達の顔をたたいてしまったことがあるのですが、それだけで3日の停学処分になったことがありました。(たたかれた友達の方が、その重い処分にびっくりしてお母さんと一緒に息子に謝ってきました。)それだけでも、かなりアメリカの暴力に対する厳格な態度には、びっくりしていたのですが、なんと今後は警察沙汰になると言うのです。いやーびっくりびっくり。ちなみに、私の住む町は、郊外の大変治安の良い土地です。子どもがバタフライナイフやピストルを持ってくるような土地柄じゃ全然ありません。

一方で、他国に正義のためとボンボン爆弾落として先制攻撃しちゃう国なのに、なんかなーと割り切れない気持ちでいっぱいです。

そういえば、昨日のテレビ討論のような番組で、8歳の少女が学校で暴れたので、親が迎えに来るまで警官に手錠をかけられていたということが問題になっていました。

何でも警察沙汰、何でも裁判沙汰になる今のアメリカです。

***

その後、地元の新聞には、このような厳しい取り決めを茶化した記事が掲載されました。

「先日のランチルームに給食のサラダが一皿なくなり、警察が総力を挙げて調査中。」とか
「先日○×公園で4歳の女の子が5歳の男の子を突き飛ばし警察が現場に急行。男児の親は女児に対して訴訟は検討していないという談話。」

というようなウソのような本当の話。

そして今年の4月頃のことです。

ある日の午後、次男の小学校の校長先生から電話がかかってきました。「おたくのお子さんとM君が先ほどB君に胸の辺りを殴られました。目撃者も数名いますが、お子さんには全く非はありませんし、スクール・ナースが身体検査をしましたが怪我もなかったので心配しないでくださいね。今、警察が呼ばれて事情聴取も済んだところです。

殴ったB君のお母さんが逆上していて、あなたの家に電話がかかってくるかもしれないので、今日は電話は取らない方がいいですよ。既にM君のお母さんにはB君のお母さんから電話がかかってきて大変だったそうです。でもM君のお母さんはB君のお母さんを訴えるつもりはないそうですけど。」などと言うのです。

私の知っている限りB君は乱暴なところはありますが、次男の話によく登場する友達の1人です。これは、B君が調子に乗りすぎて起こったことに違いないとすぐに思いました。そこで校長先生に「多分、ふざけ合っていて、つい手が出てしまったということじゃないんですか?」と聞くと「そうだとしてもB君は間違った選択をしました。」と冷ややかーな一言。

その後、帰宅した息子に事情を聞くと、先生や警察に何度も経緯を聞かれるし、大騒ぎで学校中の注目を浴びるし、もう何も話したくないと涙目になっていたのですが、おいおい落ち着いたところで話を聞くと、やはりB君がお調子に乗って手が出てしまったところを運の悪いことに、代教の先生(担任が休んでいた)が目撃、すぐさま校長に知らせ、警察が呼ばれたということでした。次男は警察の事情聴取でも「こんなのは殴られた内に入らないから大丈夫。」と答えたそうですが、気の毒にB君は、その日から3日間の停学。M君のお母さんを電話で罵倒したB君のお母さんは、警察官の付き添いなしに学校へ出入りすることを禁止されてしまったのでした。

友達の離婚

友人Sさん(アメリカ人)が突然離婚しました。Sさんとは昔、家が隣同士で、こどもの年齢も1ヶ月違いということで話も合い、ずっと仲良くしてきました。子ども同士もオムツをしている頃からのずっと仲良しで、去年は一緒に日本にも行きました。

Sさんのご主人は、とても穏やかな人ですが、LAZY。上昇志向一切なし。内向的。妻にも子どもにも愛情表現が下手。自分の趣味(日曜大工、スキューバー)に没頭し他のことはあまりお構いなし。

反対にSさんは、上昇志向の強い努力家。外交的。
夫にもっと愛情表現をしてほしい。自分も子どもも、もっと構ってほしい。

それでも、この18年、Sさんは夫のLazyさ、上昇志向のなさに文句を言いつつ、それなりにうまくやっていました。傍目からは夫婦仲も決して悪くは見えなかったのですが・・・。

ところが、数ヶ月前いきなりSさんが「今まで、彼を愛してたから我慢してきたけど、もう彼を愛していないの。彼に触れるのも触れられるのもいや。あの家にいると息がつまりそう。私は家を出ることにした。」と宣言。

私は「D君(息子15歳)もJちゃん(12歳)もこれからが一番難しい時期。D君は、あと3年で高校を卒業して多分家を出るんだし、ご主人が暴力的だとか精神的虐待だとか浮気したとか、そういうことじゃないんだから、せめてあと3年待っては。」と言ったのですが(他のアメリカ人の友達にも皆同じことを言われたそうです。)Sさんの決意は固く、家を出て離婚してしまいました。

彼女が1人で家を出たのは、夫を追い出すだけの強い理由がなかったため、同時に子どもを慣れ親しんだ家から連れ出したくないため、自ら決めたことでした。彼女の今の家は元の家から10分足らずの所なので、毎朝と夕方、夫が出かけている間に、できる限り子どもの面倒を見に戻るという生活が続いています。

今朝、Sさんに電話をかけました。
How are you? 
Fine.
Is everything all right?
Actually, I'm not all right.

と言って電話口で泣き出してしまいました。

娘のJちゃんの頭に二度目のしらみがわいた。毎日頭に薬をつけて、シーツも毎日洗わなければいけないのに夫はそれをしてない。子どもたちは毎日、冷凍ディナーを食べさせられて、野菜は一切食べていない。これはネグレクトだ。・・・He should take care of my girl。。。。(あとは涙で言葉が続かない。)

アメリカで離婚した場合、よっぽどのことがない限り父親と母親の親権が50/50になり、それは良いとしても、私の周りでも父親の家にいる間は毎日ピザ、冷凍ディナー、ホットドッグという家庭がとても多く、他人事ながら子どもの健康が心配になります。離婚というのは、子どもの心だけでなく生活、健康全てを巻き込まざるを得ないことであり、つくづく一筋縄では行かない難しい決断だと思います。

理解できない〜!

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dosoku.jpg夫の友人のスニーカーの写真です。(写真上部がたたきの部分。下部は板の間。)

理解できないのは、この脱ぎ捨てられた位置。義理の父も、なぜか全く同じ位置で靴を脱ぎます。数度注意しましたが、やっぱりこうなります。他にも、こうなる人が多いです。

なぜ、タタキでなく一歩、板の間に入ってから脱ぐのか!!!理解不能!!!




義理の母は、ちゃんと正しく脱いでくれますが、一度靴を履いてしまってから家の中に忘れ物をした時は、まったくお構いなしとなります。


 夫の場合、庭先でバーベキューをする時は、庭と家の中を裸足で出入りします。



子どもたちの場合、たとえば車の中のスーパーの買い物袋を家の中に運び入れて、と頼むとソックスのまま出てきます。おかげで子どもたちの白いソックスは全て泥汚れで薄汚いです。



ため息・・・(ー"ー ).

習慣って恐ろしい

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allstar.jpg8月から恒例の次男のアメフトの練習が始まり毎日送り迎えをしています。

7月末までは3ヶ月くらい野球の練習の送り迎えだったのですが、アメフトの初日に息子を送って行く途中、気がつくと無意識の内にアメフトの練習場とは、全く反対方向にある野球の練習場に向って運転していました。おかげで初日の練習に大遅刻!冷や汗もんでした。



その後も、2週間の間に一度で懲りずに二度ほど同じ失敗を繰り返しています(^^;;



大昔の同僚の話ですが、大阪支店から本社に転勤になったばかりの頃、夜、東京の街で酔っ払って翌朝気づくと、なんと大阪にいたという人がいました。酔っ払ったまま、帰巣本能というか習慣というのか、無意識で大阪行き夜行バスに乗ってしまっていたんだそうです。

習慣の恐ろしさ・・・。

食べ物戦争

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spongebo.jpg 数日前、NBCのDatelineという番組で子どもと食べ物とコマーシャルに関する“Food Fight”という題名の一時間番組がありました。

まずレポーターが、プリスクールの3歳児達にマクドナルド、ケンタッキー、M&M(チョコレート)などのロゴを見せます。すると全員が間髪入れずブランド名を言うことができました。Mという文字を知らない子でもM&MのロゴのMを見せただけでM&Mと回らないお口で言うことできました。

次の実験では、スパイダーマンとアメリカ国旗のアイシングを施した、二つのカップケーキを3歳児の前に出して選ばせると→全員スパイーダーマンを選びました。次にスクービーとシュレックのシールをたくさん貼ったバナナと、普通のカップケーキを並べると→全員、バナナを選びました。次に先ほどのバナナと同じシールを貼った石と普通のバナナを並べるて、どちらが食べたい?という問いに→大多数の子が石を選びました。

昔の食べ物のCMは、母親をターゲットにしているものが多かったということです。たとえば「○○は、栄養たっぷりで、お子さんにも安心して食べさせられますね。」などという内容です。ところが最近は、人気アニメのキャラクターを使って「○○を食べて君も元気になろう。」というように直接子どもをターゲットにしたCMが主流になっています。またシリアルを始めとする、さまざまなお菓子の箱に、シュレック、ドーラ、スポンジボブ、バービーなどのキャラクターを印刷して、子どもに買わせようとしています。

食品業界が年間これらのCMに使う費用は$10 Billion、 ざっと日本円に換算して11,500億円という天文学的な金額が使われているというのです。子どもが年間平均で目にする食べ物のコマーシャルは17,000だそうです。

以前、Newsweek誌で読んだ調査結果では、親は平均、子どもに7回しつこくねだられると買い与えてしまうそうです。そのような子どもの力を”Power of Nagging”(nag は「うるさくせがむ」というような意味)というそうですが、親が躍起になって「どうしたら子どものNaggingを親がうまくコントロールして躾けるか?」と頭を悩ませている一方で、企業は虎視眈々と「どうやったら子どもの”Power of Nagging”を利用して、もっと親にねだらせられるか。」を研究しているというのです。インタビューを受けた1人親が「何度も何度も繰り返しNOというのは親にとって大変なことです。食品業界がなんらかの自主規制をすべきです。」と言っていました。まったくその通りだと思います。

ちなみに写真のマカロニチーズですが、次男の「買って〜!」に一度くらいいいか、と先日買って、ランチに作ってあげたのですが「マズ〜〜イ!!」と、ほとんど残してしまいました。(付属のチーズは粉でいかにも体に悪そう、食品内容を見ると、なんだかわけのわからない物がいっぱい混入。)私の作った、ごくオーソドックスなチェダーチーズをかけただけのマカロニチーズの方が数十倍もおいしいということを悟ったようです。すかさず、「ね、キャラクターに騙されて買うと大抵こんなもんよ。」と良い教訓になりました。

記事はこちらでも読むことができます。
http://www.msnbc.msn.com/id/14415766/page/2/

ここは、ケロッグの子どものページですが、正にキャラクターとロゴの洗脳の場所です。
http://www.kelloggs.com/funktown/index2.htm

こちらは、日本のケロッグのサイトですが、あまりのアプローチの違いにチョットびっくり。
http://www.kellogg.co.jp/

staba.jpg

先週末、長男をキャンプに送るため東海岸からひたすら西に向って5時間高速を走り続けました。

そこで驚いたのが、数十マイルごとにある休憩所のほとんどにスターバックスが入っていることでした。なぜ驚いたかと言うと、今まで高速の休憩所というと、フライドチキンやハンバーガーなどの安くてまずいファーストフードの店が入っているというイメージがあったのに、高級イメージで売っているスタバが入っていたからです。

スペースも、街中のスタバのような清潔感は、いまいちありませんでしたが、一応スタバ的なくつろぎスペースでした。今までのスタバのイメージを壊しそうな場所に作ったもんだなーと思いましたが、よく考えてみると、長いドライブの途中で、単なるトイレ、水分補給という味気ない休憩ではなく、ほっと一息できる「いつものあの味」と「あのスペース」という場所を提供するという意味では、Good Ideaだと思いました。実際、私達も5時間の運転の間、「スタバを楽しみに次の休憩所まで頑張って運転しよう。」という気になっていましたから。

アメリカ生活が長い日本人の友達とよく話すのは「10年前は、アメリカ人がコーヒーに4ドルも5ドルも払うなんて考えられなかったよね。」ということです。当時はNYでも、コーヒーと言えば、どでかい紙コップにコーヒーをどばどばとついで、$1〜$2、カウンターで受け取って、その場で自分でミルクとシュガーはガバッと入れ、車に持ち込んで運転しながら飲むか、オフィスの自分の机に座ってから飲むもの、という世界でした。

日本のような喫茶の習慣はなく、つまり食事とは関係なく、コーヒーだけを買って、落ち着いた場所で、座ってゆっくり楽しむという習慣自体が、ほとんどありませんでした。当時、アメリカに滞在する日本人の多くが喫茶店文化が懐かしいと思っていました。

スタバの創設者も結局、同じ所に目をつけたのですね。スタバの創設者は、ヨーロッパに旅行して、コーヒーのおいしさに開眼したそうです(アメリカのコーヒーのまずさに気づいたわけです。)。また人々が一服できるカフェが生活の一部として存在しているのを見て、スタバの原型を思いつき、たったの3店舗から、世界に羽ばたいていったのだそうです。

この10年でアメリカが変わったと思うことに、もうひとつブランド志向があります。ブランド志向と言えば日本人の十八番(おはこ)でしたが、最近はコーチ、プラダ、ビトンのバッグを持つ女性が圧倒的に増えました。子どものシャツ、スニーカーにしても、どんどんブランド志向、高級志向が進んでいます。最近では400ドル以上もするスニーカーが売り出されました。

スタバの成功は、こういうアメリカのブランド志向、高級品嗜好とも関係があるような気がします。(そうそう、日本では当たり前のアイスコーヒーもつ最近までアメリカになかったものの一つです。)

sdmap.gif


それにしても、アメリカってつくづく広いと思いました。東から西にひたすら5時間、約500キロ走っても、まだまだ左の地図のように(赤線部分)アメリカの端っこをかじっただけ・・という感じです。ちなみに東名/名神の東京-大阪間がおよそ500kmだそうです。この日は息子をキャンプでおろした後、日帰りしたので、もしかした東京ー九州くらい、走っちゃったのかもしれません。そう考えると眩暈がしそうです。

国際結婚の宿命

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今、結婚掲示板で「田舎暮らしの苦痛」というタイトルで書き込みがされていて共感できる部分が多いなーと思いながら読みました。同じ国同士の結婚でも、もちろん出身地や育った家庭環境、習慣の違い、その他で大変なことも多いと思いますが、国際結婚の場合、その差がさらに大きく譲歩し切れない場合も多いような気がします。

出会った時は恋は盲目状態 + 若さ

という二つのエネルギーに押されて、「この人となら、地球の果てまでも一緒に行ける。この人と二人なら他に何もいらない」くらいの気持ちで結婚に突進してしまいます。

ところが子供もできて、そろそろ落ち着いて周りを見ると、特にそこが日本人が全然いないど田舎、さらに人種偏見の強い町だったりすると

孤独

の二文字が頭を離れなくなっていきます。

食べ物だって問題です。私も結婚当初はパン等だったし、夫は日本食が大好き!ということで「全く問題なし」、と思っていたのが、年を重ねて行くうちに、私の胃は段々日本食しか受け付けないようになって行き、夫は「毎日、醤油味は勘弁してくれー。」なんて言い出しました。

私の日本人の友人が「年とってアメリカの老人ホームに入って、毎日、マカロニチーズとか出されたりした日には生き地獄だよね。」なんて言ってましたが、まったくそのとおりだなーと思う今日この頃。

昨日、長男はキャンプに、次男は友達の家にスリープオーバーで、久々に夫婦二人で、あれやこれや話しをしていたのですが、夫が
「こどもが巣立ったら何か夢がある?」と聞くので
「私は年に3ヶ月は日本で過ごしたいなー。」と答えると
「え?ぼくはどうするの?」
「一緒に来たければ来てもいいよ。」
「ぼくは日本には住めない。人が多すぎるし、狭いし、日本語はできないし。」
「日本だって人が多くない所もあるって。それに日本語もいい加減覚えたら?」
「でも君は都会に住みたいんでしょ。僕は都会は嫌いだし、日本語もいまさら覚えられない。」
「そう、私はこの15年間、あなたが海がない所には住めないって言うから、今の所に我慢して住んできたんだから、今度はあなたがトライする番でしょ。」
「うーん・・・・そうかもしれない・・・けど・・・」

なーんて最後はどうも歯切れの悪い結末のない会話になったのでした。大体、こういう提案をしている私も、実際に子ども達が巣立った時点で、日本の両親ももういないかもしれないし、日本に住むお金だってないかもしれないし、どうなっているのかは皆目わからないわけですが、つくづく国際結婚って面倒くさいなーと思う今日この頃。

でも、先日、日本のテレビ番組(と言ってもNHKしか見られないんですが)、「新・東京人・・・待った、その熟年離婚」というような主題で、日本でも老後、田舎で晴耕雨読の生活を送りたい夫と、都会で孫達とともにのんびり過ごしたい妻が遠距離結婚という道を選んだ話をしていました。こういうのも「あり」だなーと思ったのですが、国際結婚の場合は海を隔てた遠距離になってしまうのがやっぱり問題かなーとも思います。ほんと将来のことを考えると、ちょっと暗くなり、あーあ、やっぱり国際結婚なんてするんじゃなかったかも〜なんて、ふと思ってしまうのでした。

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小学生に大人気High School Musical

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053006.jpg次男が大ファンになってDVDもCDもお小遣いをはたいて買ったハイスクール恋愛ドラマ。めちゃキュートな男の子と女の子が恋に落ち、周囲の反対に負けず歌を通して結ばれるというディズニーらしいカワイイらしいドラマ。6〜10歳向け。

CDは車の中で一緒に聞いているのですが、おとなでも十分に楽しめるCDです。息子は毎日ベッドルームにまで持ちこんで寝る前に絶唱しています。

sd0605.jpg世界的に有名なマジシャン・デビッド・コッパーフィールドのマジックショーに先週行った息子達が、幸運にも知り合いのつてで楽屋に通しもらい写真を撮ってもらったものです。

このショーのすぐ後、彼は二人のアシスタントとともに路上で4人の強盗に襲われピストルを突きつけられたんだそうです。二人のアシスタントは、財布と携帯をその場で渡しましたが、デイビッド・コッパーフィールドはピストルを目の前に突きつけられながらも巧みにお得意のマジックで財布と携帯を見事に隠してポケットをカラッポに見せ、強盗達が去ると同時に、携帯で瞬時に記憶した車のナンバーを警察に通報、犯人は、あっけなくすぐに御用となったそうです。

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