マクドナルドのサイズ今昔

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昨日、家の修繕に来てもらった知り合いの大工さん、去年より、かなり出っ腹になっていて、自分でも「いやー太っちゃってさー、マクドナルドの食べすぎだよ。」なんて言ってました。

大工さんいわく、彼の子どもの頃(彼は現在38歳)には、マクドナルドのハンバーガーのサイズはSmall、Medium, Largeと三種類あったそうなんです。でも、最近では、昔のLargeサイズが普通の注文サイズになっていて、さらに大きいサイズのBig Macさえある。結局、知らないうちに胃袋が、そのサイズに慣らされてしまい、アメリカ人の大食い化を促進してしまっているんだと言ってました。飲み物のサイズにしても現在売られているLargeサイズ(まるで小さいバケツのような大きさ)は昔はなかったそうです。

この彼の話、まんざら冗談ではないということが、ちょっとネットサーフして見つけた以下の資料でわかります。

マクドナルドのフライドポテトのサイズ
1955年:1サイズのみ    2.3OZ  210カロリー、
現在:スーパーサイズ  6.9OZ  610カロリー


コカコーラ
1955年:1サイズのみ       6.5 oz    80カロリー
現在:一番人気のあるサイズは   20 oz.    246カロリー  

先日、別件でユニセフのホームページを見ていたら、コカコーラの日本における広告費用は世界第2位でした。最近では、日本のコマーシャルでも、I'm loving it!というマクドナルドのCMが、やけに目に付きます。(そう言えば、アメリカでは、マクドナルドのCMは滅多に見かけません。)日本の食生活もアメリカのソーダとハンバーガーによって、大いに脅かされています。(ユニセフサイトでは、世界規模で行われている、このような子どもや若者を対象にしたファーストフード業界の荒宣伝に自粛するように警告を発しています。)

ちなみに日本のマクドナルドホームページの最初に出てくるイメージ写真を見てみてください。どんなメッセージーが伝わってきますか?私には「家族、健康、シアワセ、若さ、仲間、楽しさ」というメッセージが伝わってきます。http://www.mcdonalds.co.jp/

ある意味、今家庭で問題になっている孤食と肥満の原因の一つでもあるようなマクドナルドが、全く逆のイメージを使っているんですよね。子どもたちには、こういった企業広告の心理操作の読み取り方も教えなければいけないと思うのです。

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こんにちは.時々掲示板に書き込みさせていただいているころんばいんと申します.どうぞよろしく.いつも勉強させて頂いています.感謝です.

このダイアリーのテーマ,本当にそうですね.私はアメリカにいたとき小学校のaidをしていたので,ランチタイムの子どもたちを毎日見ていました.その時から子どもたちの食生活に,ものすごい危機感を感じていました.

孤食も大きな問題になっていました.うちの子のクラスでは,一クラス25〜30人で,親と一緒に夕食を食べる子は2〜3人でした.ただ私たちのいた地域は低所得家庭が多く,孤食の理由は主に親の仕事でした..日本では孤食の理由に,塾通い(低年齢からの受験)があります.これも考えさせられますね.

ファーストフード関係で興味深い本を読みました.すでにご存知かとは思いますが・・・

Greg Crister(2003):FAT LAND:How Americans Became the Fattest People in the world
(邦題:デブの帝国),ISBN4-901784-20-x

George Ritzer:The Mcdonaldization of Society,
(邦題;マクドナルド化する社会),isbn4-657-99413-1

これらを読むと,なるほどラージサイズ化も企業戦略なのか,とため息です.

確かに日本のマクドナルドへ行くと,何となくハンバーガーが小さく感じます.帰国当初は物足りない感じでしたが,今はちょうどいいかな.シェークもかつてより小さくなりました.100円シェークはかわいいですよ.私は日本のマクドナルド第1号店(銀座4丁目)をよく知っているのですが,当時は若い(?)私に,シェークが飲み切れませんでした.

どうぞこれからもよろしくお願い致します.

ころんばいん

アメリカや日本で、マクドナルドが美味しいから食べたくて買う人って、どの位いるのでしょうね。
日本で「アメリカから来たマクドナルドが、コーラが、カッコいい」なんて思う人は、もういないはずですよね。やはり、味そのものが好きなんでしょうか?

私は10年位前に日本で食べたマクドナルドのハンバーガーがあまりにもひどいレベルで、それ以来ずっと食べていません。その時、食べ物を丸々捨てた事に罪悪感があり、アメリカに来てからは、たま〜に行くとしてもWendy'sなどの他のお店を選んでいます。ハンバーガーと言っても、子供と二人でも10ドルはしますから、私の感覚からすると高いです。1300円として、日本なら他にいくらでも選択肢がありますよね。
それを、わざわざ、マクドナルド?!私には考えられません。

アメリカ人の友人が、「アメリカ人の肥満・過食は、食品が安すぎる事に原因がある。食べたいだけ(限界まで)食べて、残ったら捨てる習慣が悪い」と新聞に書いてあったと話してくれた事がありますが、一理あるかも。
また、高校で教師をしている友人は、「貧困層が太っているのは、料理の仕方がわからない(親がら伝承されていない)人が多く、一番安いファーストフードを食べ続けるしかないからだ。」と話してくれました。

きっと問題は、SHさんの大工さんの様に「食べ続ける事」ですよね。

話は逸れますが、ある友人の息子さんは生まれて以来の偏食で、21年間、パンとシリアルとチーズと牛乳しか受け付けなかったそうです。
ところが最近、長い旅をして帰ったら、野菜やお肉を食べるようになっていたんだそうです。同時にとても人当たりが良くなり、意欲的になったそうです。友人はとても喜んでいました。21年来の偏食が治ることもあるんですね。

へ〜日本には100円シェークがあるんですか。その第一号店覚えています。私も、何度かあのシェーク頼んだことがありますが、全部飲みきったことがありませんでした。マックやバーガーキングのハンバーガーを食べると私は胃がメチャクチャもたれてしまいます。でも、日本のマックのアイスティーだけは大好きです。アメリカの店で出るアイスティーって、どうしてここまで不味くできるんだろうと思うほど不味くありませんか?それに比べて日本じゃマックでさえアイスティーは美味しいと日本に行くたびに感心します。

あーモスバーガーのハンバーガーが食べたい!

家庭にもよるとは思いますが、本当に一般のアメリカの家庭の食生活にはビックリします。先日、次男がスリープオーバーに行った家では、朝食はなんだったの?と聞いたら、そばのコンビニで買ってきたドーナッツにスラーピーです。朝からものすごい砂糖の摂取量です。夜は?と聞いたら、もちろんピザだったようです。

私は、子どもがジャンクフードや缶入り飲み物を食べたり飲んだりしている時は、必ず塩と砂糖の含有量を読ませます。小さいときから、その意味がわかっていないようでも、実行していますが、上の子はようやく、自分で注意できるようになってきたと思います。自衛するしかないですよね。

SHさん、細かい事を言って申し訳ありません。
上記の「アメリカや日本で・・」で始まる投稿(「21年来の偏食が治ることもあるんですね」で終わる)は、私(ハル)が書きました。何故か、ころんばいんさんのお名前が入っていて、ご迷惑になるといけないので、可能でしたら変更して戴ければ嬉しいです。

こんにちは。いつも興味深く拝見しています。

日本のマクドナルドの戦略には怖いものを感じます。以前、以下のような記事がGOOの育児コラムに掲載されていて、あくまで一般の人が書いているコラムとはいえ、大手の育児サイトで読者にこのように誤ったイメージを植えつけさせるような記事を載せるのはいかがなものかと本気で抗議しようかと思いました。(個人のブログで何を書こうと勝手ですけどね。)

http://baby.goo.ne.jp/member/topics_back/ikuji_02/09/03.html

しかし、親子連れの利用者の本音の意見は↑のようなことなんだと思います。1~2歳から味を覚えさせ、食べ続けるということはどういうことか、ということにまで考えなくてはいけないように思います。実際、日本のマクドナルドは、ハンバーガーにポテトという日本の食生活に定着していなかったものを売る戦略として子どもを大事にするようにしているようです。子どもの頃から食べていると大人になっても食べるから、ということです。このことは、昔大学の講義で聞いたことで、マクドナルドに聞いた訳ではないんですが。

最近、日本に里帰りしたのですが、ドラえもんのスポンサーはマクドナルドだったので、なるほど、と思ったものです。

確かに日本のサイズは小さいし、お茶だとか野菜ジュースだとかのメニューはありますが、それでもどうも日本では楽観的に見られているようで気になります。

こんにちは。とてもタイムリーな話題なのでコメントさせてください。
先日、こちらのケーブルTVでマクドナルド「だけ」1ヶ月食べ続けたひとのドキュメンタリー映画をやっていて、その体に及ぼす影響の恐ろしさに驚愕しました。
うちは私を始めとして家族3人ともマック(マクド)へ足を運ぶのは最高でも週に1回だけ、と決めていますが、サラダ(ドレッシング)にさえ砂糖を入れているという事実に本当に怖くなりました。
ブリスベンでは最近野菜が値上がりし、家庭で自炊するにも野菜をたくさん入れようとすると本当に大変です。かといって外へ出れば砂糖・塩が入った、野菜がほとんど入っていない食品のオン・パレードだし・・・。(涙)一体どうすればよいのか、頭を抱えています。つい最近シティの「日本食テイクアウエイ」(中国系の)ショップで買った巻き寿司は、どうも味がへんだと思ったら寿司飯に砂糖しか入っていなくてお酢の味がまったくしませんでした。 なぜ和食が優れているか多少なりとも知っている者としては、「このひとたちわかってんだろうか!?」と人ごとながら心配になりました。こんな中でこどもたちに食育するのは難しいですね。でも頑張ります!

みどりさん、その映画私は見ていないんですが、一度子供たちに見せたいと思っています。友達から聞いたのですが、最近、日本でも10代で脳梗塞になる人が増えてきているそうですね。恐ろしいです。

こっちのチャイニーズやタイ料理もアメリカ人向けのものは、やたら甘いです。作っているのは中国人やタイ人なのに・・・って思います。アメリカ人は砂糖さえ入れて甘くすれば食べると思っているのかもしれません。実際、そうなんですが・・・。

アメリカ人の友達に日本のお土産として緑茶をあげたら、砂糖を入れて飲んでいて、私はぶっ飛びました。

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