ホリデーシーズンとOD

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turk.jpgは~サンクス・ギビングが終わりました。昨日は一日、キッチンに立ちっぱなしで、昨晩は寝ていても背中がメキメキ痛かったです。10数人に食べさせるだけの巨大ターキーを焼くのは初めてで(今までは、ずっと義理の両親の家で祝っていたのですが、義理の母が最近、料理するエネルギーがないと言うので・・・)、うまく焼けなかったらどうしようと、ちょっと心配してましたが、とってもおいしく焼けました。

前もって、肉屋さんに注文しておいた12ポンドのターキーを、火曜日に取りに行って、水曜日から24時間Brineしました。(香辛料などとともにワインや塩水に漬け込むこと。特にターキーは焼くとパサつくことが多いのですが、Brineするとしっとり焼けるとのこと。)そして、焼くこと約4時間。

マーサスチュアートのホリデー・レシピを参考に焼いたのですが、「しっとり焼くためには、数時間、バターとワインに浸したチーズ・クローズ(漉し布)をかぶせて焼くように」、と書いてあり、その通りにしたら、焼き始めて10分で、オーブンから、ものすごい煙がモクモク。一気に部屋中に煙が充満し、家中の火災報知機が耳をつんざくような音でピーピーと鳴り出し、焦りまくりました。オーブンを開けると、かぶせたチーズクローズが焦げて真っ黒。慌てて取り除きましたが、何だったんでしょう!きっとマーサのオーブンは営業用の巨大オーブンなので火が遠いのかもしれません。(マーサ、カリスマ主婦ならもうちょっと庶民感覚でレシピを書いてね。)

焼き始めから、この調子でどうなるのかと思いましたが、無事、おいしいターキーが焼きあがりました。

turk2.jpgあまった骨の部分は、スロークッカーで数時間。とても濃厚な、おいしいスープになります。玉ねぎ、にんじん、セロリのみじん切りを炒めて、スープに加え、最後にエッグヌードルを加え塩コショウで味を調えるだけです。

ところで、親戚の中では一番私が親しみを感じている看護婦の義理の妹は、当直で来ることができませんでした。Happy Thanksgivingの電話を入れると、「ごめんなさい。今日はODが、すごく多くて全然話せる情況じゃないの」とのこと。電話を切ってから、「ODで忙殺されてるって言ってたけど、ODって何?」と夫に聞くと、「Overdose」とのこと。

ホリデー・ディプレッションという言葉がある位、ホリデーシーズンは落ち込む人が増える時期ですが、この時期、心の寂しさを埋めるためか、麻薬のOverdoseも増えるのだそうです。

確かに、ホリデーシーズンは、光の部分が強いだけに影も部分も大きいのだと思います。私も、アメリカに来て初めてのクリスマス、たった一人で過ごし、あれほど寂しく、孤独だと思ったことはありません。特に夜になって車を走らせていると、家々の窓からは、暖かそうな光があふれ、家族団らんの様子がうかがえて、寒空の下、まるでマッチ売りの少女のような気分になって、「あ~日本が恋しい!なんで、私はこんな所に一人でいるんだろう」、と涙が出てきました。二度と、あんなに寂しいクリスマスは過ごしたくないです。

ホリデーシーズンは、特に家族が多いと色々と大変ですが、訪ねる人がいる、訪ねてくれる人がいる、一緒に祝う人がいるというのは、とても幸せなことなんだと思います。(と言うか、大変なことの方が多いので、そう、自分に言い聞かせるようにしています。)

ところで、ご存知の方も多いとは思いますが、ODはOverdose、ではAAは?Alcohol Anonymous です。AA アル中の人が行くリハビリ・ミーティングで、ミーティングでは自分のファーストネーム以外は素性を明かす必要がないのでAnonymousとなります。

私は一度アル中ではなくドラッグ中毒の知り合いのミーティングに行ったことがありますが、本当に普通の主婦や会社員、学生のような人ばかりで驚きました。病院の会議室のような所に何かの講演会のような感じで座っていて、一人一人、前に出て「ハーイ。私の名前は(ファースト・ネーム)。ドラッグを止めて今○ヶ月目/年目です。」というようなお決まりのせりふから始まります。すると会場の皆がパチパチパチと拍手をします。会場には、リハビリ中の人をサポートするための家族や恋人、友達も参加します。

さて、それではDUIは?Driving Under Influenceです。タブロイド誌などでセレブがよくDUIで逮捕されたという記事が出ています。DUIには酒気運転だけでなく、ドラッグの影響下の運転も入ります。

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