子育ては勉強

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 子育ては一生勉強。特に子どもが目の前にいるこの時期、私たち親は常に勉強しなくてはならないと思う。子どもの育て方についても一度読んだから、一度聞いたからもうなんでもわかったと思わず、機会あるごとに子育てについて学ぶべきだと思う。なぜならこのような教訓は必要なときに効力を発揮するからだ。必要でないときに聞いても頭に入らない、ましてや行動に現れない。子育てに悩んでいるときに勉強するとすぐ今日からでもその教訓をいかせる。しかし、悩む前に対策を打っておくことも大切だ。
 
 子育ての一番の目標は何だろう?それは子どもが自立できるようになることだ。つまり成人したら家から出て自分の足で生活していけるようにすることだ。そのためにはどうしたらいいか?そのプロセスは生まれたその瞬間から始まる。
 
 赤ちゃんが泣く、親は飛んでいく。さあ、もうこの時点で子どもは親をコントロールできることを学ぶ。つまりこんな小さなときから子どもは親をコントロールするようにプログラムされているのだ。泣いても親がこないとわかると子どもはじゃ、どうしたらよいかを考える。まあ、しょうがないか、このおしゃぶりをしゃぶって寝よう、と。これは極端な例だが、大きくなっても基本的には同じである。つまり親が甘やかさなければ、子どもは人生のつらいことを自分で対処できるようになる。そのためには、甘やかさない。親は子どもが自分で問題を解決できる力をつけるためにガイドするのが役目。つまりどうしたらいいか悩んでいるときには聞いてあげる。
 
 甘やかさない親に対し、子どもは「いじわる、最低な母親」というだろう。けれども言わせておけばいい。親はとかく自分のしつけの仕方を周りの人の目を気にしながら行う傾向がある。甘やかさないしつけにもっと親は自信を持つべきだ。実は子どもは自分で解決する能力を実は備えている。それを親が先走って解決しようとするから子どもはいつまでたっても自立できなくなる。つまり自分で自分の行動に責任をとらない子どもに育てるといつまでたっても成長しない。
 
 子どもは常に親の限界にチャレンジする。まるでそれが彼らの仕事のように。私たちの役目はどこまで許するかという線を常にひいておいてあげること。それによって子どもは安心する。安心があって初めて子どもはチャレンジにのぞむことができるようになる。
 
 日本の子育てがこれだけ問題として表面化しているひとつの原因は豊かさにある。日本ばかりでない、お金がある家庭は気をつけないと、つい子どもの自立をはばんでしまう。豊かさの中でがまんを教えることはむずかしい。しかしこの我慢、感情のコントロールができないと、成長につながらない。甘やかさない!他の家庭と比べない!我が家の育児方針をつらぬく精神的な強さを持つ!ことを伝えたい。

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