社会に教えられた幸せ

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一流企業のサラリーマンを辞め、禅僧になった方のコメントから。

ある本の中にあった、以下のような考え方に衝撃を受け、仏教に興味を持ち、やがて僧侶になってしまったそうで。


☆☆幸せとは☆☆

社会には「これが幸せですよ」というモデルがあって、私達はそのモデルに取り組みがちで、そのモデルに乗れば幸せだ、と。「でもそうじゃないでしょ」と仏教は言っていると思います。「それは、あくまでも社会から教えられた幸せであって本当のあなたはどうなの?」と。

☆☆

【社会から教えられた幸せモデル】

特に今の世の中メディアの影響が大きいかな、と私は思います。テレビや雑誌ではいわゆる「社会の幸せモデル」をガンガン突きつけてきます。たとえばメディアで紹介される社会的に成功した人達の話題、インタビュー、テレビや映画に映し出される虚飾と幻想の世界。

知らないうちに幸せとは、こういう場所に行って、こういう生活をして、こういう食べ物を食べて、こういう洋服を着て、こういうバッグを持って、こういう学校に入って、こういう職業について・・・・そうすれば幸せだと洗脳されているような気がします。特に、現代人、そして子ども達は、ありとあらゆる情報が渦巻く情報のトルネードの中にいて、自分の本当の幸せとは何なのか見えなくなっているし、一歩立ち止まって考える時間さえないのではないでしょうか?

息子達を見ていても、まったく何もしない、ぼーっとしている時間がほとんどないと感じます。空いた時間があれば、テレビを見るか、ネットをするか、Ipodを聞くか・・・必ず何かのメディアで埋めています。

ある時、ふと気づけば全ての時間が消え、年老いていて、ぼくの(私の)時間は一体どこに行ってしまったの?ということになるのではないでしょうか。

あー正に Michael Endeの本 「モモ--時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」の世界ですね。

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