アメリカでセミは嫌われ者

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今日のニュースでMidwestでは、今年セミが17年ぶりに大発生するとレポートしていました(写真のような赤目のセミだそうです)。レポーターの男性が、昆虫学者にセミの成長について質問しながらも、「セミはうるさい。外見も気持ち悪い。」などと、まるでゴキブリのことを話しているように、いかにも気持ち悪そうに話していました。昆虫学者が「Beauty Is in the Eye of the Beholder(他で食う虫も好き好き)、セミは、全然悪いことはしない」、と一生懸命セミ援護をしていましたが、レポーターは「あんな虫を好きなのは昆虫学者くらいでしょ。」と一笑に付していました。

アメリカでは、あんなにカワイらしいリスも球根を食い荒らす悪者。モグラは、庭に穴を開ける駆除すべき害動物。たんぽぽは、芝に生えてくる殲滅すべきニックキ敵。国によって、感覚って全然違うものです。もしかしたら、私達が忌み嫌うゴキブリも、他のどこかの国では、愛でるべきカワイイ虫だったりして。

それで思い出しましたが、以前、こどもたちと博物館で開かれていた世界虫展に行った時のこと、なんと世界のゴキブリ展でした!!!(チケット買う前に言ってクレ〜〜)入場した途端に目の前の巨大水槽のようなガラス張りの入れ物の中にウヨウヨとゴキブリがっ!!さらに進むとカワイイ20代くらいの案内役の女の子が、どことかの国のゴキブリ(日本のゴキブリよりかなり動きが緩慢。でも姿は、やっぱりゴキブリ)を子ども達に見せながら手に乗せて遊ばせていました。それだけでも、ぞっとしたのに、Do you want to touch it?とゴキブリの乗った手を差し出され言われ、完全にひきました。これほど見たくない物だらけの展示会は初めてでした。

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