雁の渡りとティームワーク

kari.jpgおととい車を運転していたら頭上に15〜16羽の雁の編隊が私が向っているのと全く同じ方向(南西)に、かなり低い高度で飛んでいました。私の車と全く同じスピードで飛んでいたので、スピードメーターを見ると40マイル、約60キロで飛んでいるんです。

うわー、こんなに速いんだ!とビックリしてしまいました。たまたま前後に車が走っていなかったので、しばらく直線の道を雁に合わせて40マイルで走っていました。

今の時期、雁たちが次から次へとラッパなような音を立てながらV字編隊で南西の方に渡って行きます。

以前、息子の小学校の校長先生が、子ども達にティームワークの大切さを説くのに、雁のV字編隊を引用していました。雁のV字の先頭は、風に対する抵抗を最も受けるので群れの中でも最も体力があるリーダーの役割と思われがちですが、長旅でリーダーが疲れてくると、後ろに控えている体力のある雁たちが何度か交代をするのだそうです。 そしてVの両端のしんがりも、体力のある若い雁で固め、真ん中は、体力のない成人したばかりの雁や年寄り雁たちという具合に編隊が組まれているのだそうです。

このような編隊を組むことによって、風の抵抗を減らし一羽のみで飛ぶよりも70%も遠くまで飛べるのだそうです。

また飛びながら発しているラッパのような声は、後ろの雁たちが先頭の雁がスピードを保てるようにする励ましのようなものなのだそうです。

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