【美容&健康の目次】
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▲こどもの鉛中毒にご注意

尿漏れ
アメリカのTV CMや雑誌広告で、最近結構見かけるようになったのが女性用の「尿漏れ」ナプキンの宣伝。50代半ば位の女性が、ご主人とソーシャルダンスか何かを踊りながら「もうこれで心配なく踊れるわ。」というようなものです。
「尿漏れ」(Urinary Incontinence)で悩んでいるアメリカ人の数は、なんと1300万人にものぼり、そのうちの80%は女性だそうで、特に女性の場合出産経験があれば20代で40%、30代では50%もの人が、さらに更年期以降はその数が激増すると言います。
日本では、尿漏れについてアメリカほどオープンには語ることがないので、ひそかに悩んでいる女性も大変多いようです。当掲示板にも、「実は・・・」という相談書き込みが過去に結構ありました。それで調べてみると、日本女性の場合は3〜4人に1人が、尿漏れに悩んでいるとのことです。
産後の女性に多い尿漏れには大きく分けて2種類
腹圧性尿失禁(Stress Incontinence)
切迫性尿失禁(Urge Incontinence/reflex incontinence)
混合性尿失禁
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腹圧性尿失禁
骨盤底筋は下腹部をハンモックのように支えている筋肉で、この筋肉の上に子宮口、膀胱があり、さらにその上に子宮が乗っています。つまり妊娠中、膀胱は赤ちゃんと羊水と胎盤など含めて約5キロもの重さで圧迫されています。妊娠後期の尿漏れが多くなる理由がここにあります。このハンモックのような骨盤底筋が、お産などにより、その支持力が弱ってたるみ、膀胱が下がってしまい骨盤底から膣の方に圧力がかかります。そのため正常であれば、固く締まっているはずの尿道が閉じず腹圧がかかったさいに尿漏れが起こるのです。
また赤ちゃんが産道を通る時に、骨盤底筋が引き伸ばされたり切れたりすることで怒ります。特に子宮口が開いてから出産まで5時間以上かかった、もしくは3500グラム以上の赤ちゃんだったという場合は、骨盤底筋が受けたダメージは大きいそうです。
腹圧性尿失禁は、生理中に特にひどくなります。それはエストロゲンという女性ホルモンが下がることにより尿道の周りの筋肉が弱くなるためです。同様の理由で閉経後に悪化します。
切迫性尿失禁
膀胱収縮を司る排尿筋が敏感に反応し過剰に収縮してしまうために起こります。手術やお産、病気などで膀胱の神経や筋肉が傷つけられたことによって起こります。
出産の際に、赤ちゃんは骨盤底筋の中心を貫く産道を抜けるため、筋肉は最大限に伸び、尿意を感じさせる神経や骨盤底筋を傷つけられることもあります。
治療法手術、電気療法、薬物治療、リングの挿入、定期排尿トレーニングなどさまざまな治療法がありますので、恥ずかしがらずに産婦人科、婦人科、泌尿器科などにかかることが大切です。 現在、アメリカで行われている最新手術法はTVT-O(Tension Free Vaginal Tape Obturator)です。尿道の下に写真のようなメッシュ状のテープを留置し、尿道を支えるようにします。それ以前に行われていたTVTの場合は、尿道の周りから恥骨後部を通るものだったのに比べ、TVT-Oは尿道の周りからそけい部(またの付け根)を通り尿道と膀胱から離れた場所に位置するため尿道と膀胱を傷つける可能性を減らすということです。
治療を受ける前に自分でできること1Kegel exercises (骨盤底筋訓練)
Kegel エクササイズは、1948年に女性の尿漏れを予防するために Dr. Arnold Kegel が考案したものです。
骨盤底筋と括約筋(尿道の周囲にある筋肉で、締めたりゆるめたりして排泄をコントロールします。)を鍛える体操です。まず大切なことは、正しい筋肉を見つけることです。
トイレに座って、尿を途中で止めてみてください。もし、止められるようであれば、その時使っている筋肉が正しい筋肉です。どの筋肉が、はっきりとわかるまでトイレで数回練習してみましょう。
横になり膣の中に自分の指を入れ、尿を止める仕草をしてみて、指にプレッシャーを感じるようなら、それが正しい筋肉です。
この筋肉を意識して体の中に引っ張り込むゆうな、締めるようなイメージ 、もしくはチャックを上に閉めていくようなイメージ、もしくはビー玉を膣で吸い上げるようなイメージでそのまま2秒維持、リラックスして4秒を5回続けます。 次に締めて5秒、リラックスして10秒を5回くらい返します。1秒を正しく計るために"One thousand, Tow thousand・・・・・"と言うと、ちょうど1秒になります。
骨盤底筋エクササイズをする際の姿勢と注意点:
エクササイズの際には、足の筋肉や腹筋など余計な筋肉は使わない。息を止めない。たくさんやればやるほどいいというものではない。(やり過ぎて、筋肉を疲労させ余計に尿漏れを悪化させる場合もあります。)
1.仰向けになって足を肩幅に開く
2.ゆっくりと骨盤底筋を締めた状態で腰を持ち上げる(足から肩までが△になるように)
1.足を肩幅に開き両手をテーブルにつく
2.体重を軽く腕にかけ、背筋を伸ばす1.椅子に座って膣と肛門が椅子から浮き上がるように締める
毎日、最低10回、寝た姿勢、座った姿勢、立った姿勢で行います。2週間目位から少しずつ改善を見る人も多いですが、人によって3〜6週間かかるでしょう。
参考資料:
National Kidney and Urologic Diseases Information
治療を受ける前に自分でできること2
渡部先生のアドバイス
元京大学病院産科分娩部婦長で現在「トコ・カイロプラクティック学院(有)」を東京と京都に開設。骨盤の歪みを改善する「とこちゃんベルト」を発案、その有用性は2002年 と2005年に開催された日本産婦人科学会総会で、100%と認められた。
骨盤の緩みは、ホルモンの影響が無くなる分娩後約2ヶ月くらいまで続いています。この骨盤の緩んでいる間に、 体型を早く戻そうときついガードルやコルセットでお腹を締めれば、その圧力は緩んでいる骨盤や骨盤底筋群にかかり、緩みが回復しかけている骨盤を、分娩の時のように押し広げ、直腸や子宮、膀胱を押し下げてしまいます。繰り返されると、骨盤の緩みはいつまでも回復せず、骨盤底筋群も弛緩してしまいます。これが、尿漏れ・痔・子宮下垂の主な原因の一つです。産後すぐからお腹を締めてないけ ません!
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骨盤の歪みを治して、尿漏れ改善
渡部先生が考案した「トコちゃんベルト」は骨盤輪を強く固定し骨盤の歪みを矯正します。
現在、多くの日赤病院、大学病院、産科、助産院で使用されています。
私の場合は、正にこのケースです。体型を早く元に戻したいと思って、第一子を出産後、すぐにガードルとニッパーをしました。かなりキツク感じ不快でしたが、頑張り屋の性格が裏目に出て、「きつく感じるのはウエストか締まっている証拠!」と思いギューギューと締め続けました。その結果、第二子の妊娠中3〜4ヶ月の頃に尿漏れが始まりました。
第二子の産後、私の尿漏れはますますひどくなって、笑っただけで漏れる、ちょっとの小走りでも漏れる状態で、手術をしようかと悩みました。実際私の周りでは二人手術を受けた人がいました。ただ二人とも、術後の回復に随分時間がかかっていたので、できれば手術は避けたいと思いました。
その後、初めて渡部先生に出会い、私の愚かな失敗に気づきました。「皮や肉をいくら締めても細くはならない」「お腹を締めると骨盤が開いてしまう。」こんな、理論的に考えてみたら当たり前のことにやっと気づいたのです。産後ニッパーやガードル、リフォーム下着など早く元通りの体型に戻りたいという女心をくすぐって売られている商品に腹が立ちます。
先日、アメリカのテレビに胃を小さくして痩せる手術(小錦がやったとか)をした人たちが出ていました。びっくりしたのが皮がたるんで、たとえば二の腕の下など大げさじゃなく振り袖状態。この皮は切り取るしかないんだそうで、番組ではその手術を特集していました。妊娠した場合は、結局、太ったというより先に皮が伸びている状態なわけで(産後の脂肪は授乳していると自然に時間をかけて痩せる場合が多いそうです。)それをいくら締めてもダメだということが、この番組を見てもよくわかりました。
また、昔、台湾の田舎で昔纏足をしていて、ヨチヨチ歩きをするおばあさんを見たことがあるのですが、間違った場所を締めているとそこの骨も変形してしまう証拠がここにあると思います。
治療を受ける前に自分でできること3
骨盤チューブ運動
【お尻/腰〜背中の痛みを和らげる運動】
骨盤や脊柱のバランスが良くなり、腰の筋肉がほぐれ、強く柔らかくなります。(妊婦さんもできます)
腰に 骨盤用ゴムチューブを巻きます。
締める位置は、太ももの一番でっぱている骨(左図赤い矢印の位置)のすぐ上あたりを目安にしましょう。
巻き始めは二巻き目で押さえ、巻き終わりは挟み込んでおきましょう。
かなり強く締めても血行障害は起こしません。好みの強さで締めてください。
足を肩幅くらいに開き、腰を回しましょう。頭の位置をなるべく動かさないようにします。
10回右に腰を回したら、次に左に。10回ごとに左右交代します。
1日に年の数(朝夕に分けてもよい)ぐらいが適当でしょう。
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【らせん巻き足踏み運動】
静脈瘤(じょうみゃくりゅう)や脚のむくみ、重だるさをやわらげます。
肺血栓症(エコノミークラス症候群)の予防にもなります。
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【肩回し運動】
肩こりや背中の痛みをやわらげ、五十肩を予防する運動です。肩や腕の血行がよくなり、肩周りの筋肉がほぐれ、強く、そしてやわらかくなり、よく動くようになります。
骨盤の歪みと尿漏れの関係をよりよく理解したかったので、直接、渡部先生にメールで質問してみ たところ以下のような回答をいただきました。
私の質問:
骨盤の緩みと歪みが、骨盤底筋力の支持力を弱める理由を、さらに詳しく解説していただけるでしょうか?アメリカサイトで調べたところ、骨盤底筋はハンモックのように、骨盤の前、後ろ、横に結合しているといるということですが、つまりは、骨盤が必要幅以上に開いてしまうために、底面積が増大し、ゴムが伸びたような状態で骨盤底筋の支持力が弱くなるということなのでしょうか?(素人分析ですが・・・)ご指南いただければ幸いです。
渡:その通りです。骨盤の骨盤底部分の拡大ですね。横幅が広がるだけでなく、仙骨や尾骨が後ろに飛び出て、前後、つまり奥行きも拡大している人が多くみられます。
Q. ゴムが伸びた ような状態で骨盤底筋の支持力が弱くなるということなのでしょうか?
渡:そうだと思います。筋肉は常に引っ張られ緊張していると、強く収縮することができなくなるはずです。筋緊張性ジストロフィーという病気があり、この病気の人の筋肉は常に緊張しているために、筋肉が萎縮してしまうという病気です。骨盤底筋群も、常に引っ張られ、緊張していると、収縮しにくくなり、萎縮し弱ってしまうように思います。骨盤底が拡大すると、3つの穴(尿道口・膣口・肛門)は、しっかり締まりにくくなります。
また、骨盤底が拡大するということは、当然、骨盤の下半分の容積も大きくなります。その部分は真空になるはずはありません。当然上から腸や胃などが下垂してきて充填されます。するともともと骨盤内臓器の子宮・膀胱・直腸などは、いっそう下垂し、脱出したり、骨盤底と腸に圧縮されて、機能が低下し、排尿障害も起きるのだと思います。
まとめ
骨盤底筋エクササイズを根気良く続ける
正しい姿勢で座る(避けたい座り方・・・ペタンコ座り、横座り、足を組んで座る)
お腹ではなく骨盤を締める