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2018/7/8(日)22:09 - 上品でない人 - 1392 hit(s)
20年近く海外に住んでいて、日本に帰りました。生活も落ち着いたので、パートを始めた40代後半です。
海外に住んでいた期間でも、時々日本に帰国し、家庭内では日本語、多くの日本人の友達と過ごしていたので、
浦島太郎状態ではありませんでした。今は、インターネットもありますからそれなりに日本の状況は理解していたと思います。
パートで販売の仕事に就いたのですが、少し戸惑っています。
接客をするのですが、これが意外にたいへんだと気がつきました。大学生の頃に少しですが、販売のバイト経験はあったし、
割と自分では社交的な方だと思っていたので、 応募し運良く(?)採用されました。
しかし、注意されるのは笑顔が足りない、声が小さい、敬語がダメ、お客さんに失礼な動作がある、、などで、
全く接客など無理なんじゃないかと思えてきました。
まだ仕事内容に不慣れで、緊張していることで顔がひきつっているのかな、と思いましたが、自分の子供に聞いてみると、
普段の顔もとくに笑顔ではない、、とのこと。笑顔ってかなりがんばらないとできませんね。普段鏡を見る時も、
そんなに酷いとは思っていませんでしたし、ちょこっとニッコリで十分かと思っていましたが。
声が小さいのも、今まで一度も言われたことがなく、自信のなさで小さくなっているだけかと思ったんですが 、少し大きめに声出ししたら、
「怒鳴るのとも違うんですが、、」って言われてしまいました。えっ?全く怒鳴っているつもりはなかったんですが。
よっぽど私は、人をイラつかせているんでしょうか?確かに元々の声が低いので、少し大きめに出して怖い感じがしたのかも、と考えたり。
日本の小売店で販売の女性って、みんな甲高い声で接客業などハイトーンですよね?そしてその声で決まり文句(セリフ)
を作業をしながらでも連呼。私は、語尾を伸ばして「いらっしゃいませぇ〜」も何だか今ひとつ気持ちが入りません。
お客さんの顔も見ないで、毎回同じことを言って、私自身はそん なうるさい店、、って思ってしまうので、割り切りが必要なんでしょう。
敬語は、心配していました。どうしても海外にいると敬語を聞いたり、使う機会が極端に少なくなるので、なかなか自分の口から出てこないのですよね。
決まった定文なら覚えるだけなのですが、どうしても個々に説明が必要になったとき、どんな動詞を使うべきかと考え、モゴモゴしてしまいます。
業種や、使う金額で店の格があるとは言いたくないですが、謙譲語、尊敬語がそこまで必要かな、とも感じてしまいます。
(例えば、小銭のお釣りを渡すときに、「おあと、205円でございます」の「お」あと、、ってなんか変じゃないですか?)
日本人は「おもてなし」に自信を持っていて、それは悪いことではないと思うんですが、店員と、お客さんの立場に差がありすぎだと思うんです。
別に「売ってやる」なんて言う気持ちは毛頭ありませんが、海外に長くいて、そこまで堅苦しくない店の人とのやりとりの方が、
心地いいかな、、って思います。自分がお客さんの立場になったときに、あまりにも丁寧すぎるのは、よそよそしい感じしかしなくて
却って恐縮しませんか?
お客さんに失礼な動作と指摘されたのは、手先の動かし方です。確かに、飛行機でエコノミーの安い席に乗っている私にも、フライトアテンダントは
美しい所作ですしね(日本以外の航空会社は、そうでもなさそうですが)
少し話はズレますが、お客から店員に「ありがとう」というのが、よくないって話が私の周りで、ちょっと話題になっていました。
「ありがとう」だけでは、友達でもない限り、ぶっきらぼうで、偉そうなんですって。
そもそも日本で会計時に、レジでお礼を言う人すら少ないのに、今度は「ありがとう」というと嫌がられる。
なんだか、日本は難しくなったなぁ、と日本人の私が思うのですが、どうでしょう?
自分はちょっと考えすぎなんだろうな、とは思っています。
これを書いているうちに、結局、ただの仕事の愚痴じゃないか?とも思えてきました。
お金のために働いているわけではなく、社会とのつながりや自分の成長のためにと思っています。
これも一つの勉強機会だと思って、時給900円、頑張ってやってみます。
でも、この心がけがすでに「甘い」と言われてしまったら、やめるべきですね。
何か日本のお店で思うこと、ありますか?
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【105490】 日本の販売/接客業 2018/7/8(日)22:09 上品でない人 (3597) |
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