震災より3年経過

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poka11.jpg震災以降、県内の子どもたちと同様に本校の子どもたちも体力低下が顕著にみられました。また、子どもたちの自己肯定感や自己存在感が低く自分に自信を持てない子が増えてきているということも調査の結果判明しました。
 
そこで、本年度は、下記のような内容を重点項目として教育活動を進めているところです。

1.体力向上プログラムの推進をする。
 例 サッカー、水泳、スケートの専門的指導者を招聘しての授業をし、技能を高める共に生涯体育としてスポーツをする楽しさを味わう。

2.自己肯定感・自己存在感、思いやりの心の育成をする。
 例 高齢者疑似模擬体験やボランティア活動等を通して、子どもたち一人一人が活躍できる場と時間の設定し、自分が役に立っている、役に立とうとする意欲を高めていく。

3.ふるさと全体計画に基づいて、郷土学習の計画的に実施する。
 例 総合的な学習の時間に、震災からの復興や環境教育、地域巡り等について学習をし、ふるさとの良さを再発見し、これからの私たちの生き方について考える。

4.キャリア教育を学年の発達段階を考慮し、教育活動全体の中で推進する。
 例 スーパーや消防署など身近な場所で働く人たちについて学習する他、航空業界で働く(整備士やキャビンアテンダントやパイロット等)方の話を実際に聞いたり職業体験出前講座(パティシエ)を活用して実際にその仕事を体験したりして、職業について視野を広げる。

  毎日の小さな一つ一つの教育活動が少しずつですが実になっていくことを感じる時があります。下記の作文は、復興について書いた本校の子どもの作品です。

【東北の復興を支えるのはぼく達だ】
「オセーヤーオセー」「ヨーイトコリャサー」勇壮なかけ声が体育館にひびきわたります。東北の子どもとして、東北の漁師の踊りを心に込めて踊りたい。ぼく達5年生は、東北の民俗舞ように取り組むことになりました。演目は、宮城県を代表する民謡「さいたらぶし」です。

~略~

ぼく達は、「被災地3県の復興」をテーマに、被災地でがんばる人々の活動を調べ、小塩江地域の方々に発信する計画をたてました。そうすることで、福島がこの危機から立ち上がり、必ず復興することを地域の方たちにアピールできると考えたからです。一つ目は、東北への想い(被災地支援)。二つ目は、町作りデザイン、三つ目は、民俗芸能です。ぼくは、「防災と教訓」チームに入り、「桜ラインロード」について調べました。

~略~ 

ぼく達が住む福島は、「福が訪れる島」です。今、福島が置かれている困難は、ぼく達が力を合わせて取り組むことで、将来、より大きな幸福となって、ここへ帰って来るに違いありません。"災い転じて福となす"「福島に、東北に、そして日本すべての人々に、ぼく達の元気な姿がきっかけとなって幸福が訪れますように。」そう願いながら、東北の芸能を学び、受けついでいきます。

また、卒業生の将来の夢を聞いてみると、「地震でも壊れない建物をつくる建築士になりたい。」「震災で看護師が不足しているので、私は、将来看護師になって困っている人を助けたい。」「世界のたくさんの人が日本を支援していることがわかった。この感謝の気持ちを忘れずに、大人になったら人の役に立つ人になりたい。」など、東日本大震災を契機に子どもたちの成長の面が見られるようになってきました。

体力向上についても体力能力テストでA・Bの児童の割合が57%へ、自己肯定感や自己存在感の高い子も60%へと変容しつつあります。この数年間で少しずつですが児童の変容を感じることができるようになりました。

これからも、学校の教職員全員が共有し、同じ方向を向いて教育活動を積み重ねていくことにより震災を乗り越え、本当の「生きぬく力」を育んでいこうとしている毎日です

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