YOU CAN DO IT

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 私が教師になってから、かわらぬ願いがあります。それは、「YOU CAN DO IT (君ならできる)」で一人ひとりの子どもに応じた、うぬぼれでない本当の自信を持たせたいということです。

 厚生労働省の調査によると、入社3年以内に離職してしまう大卒新卒者の割合がここ10年で平均30%程度いることが発表されました。また、成人男性で「自分に自信が持てない人」が40%以上いるという結果が出ました。更に、「私は価値のある人間だと思う。」と肯定的にとらえている日本人が10%に満たないというには数字には非常に寂しい想いと教育の有り様を考えさせられました。(昨年、本校の高学年の子どもたちに同様の聞き取りをした所、約半数の子どもたちが自分を否定的にとらえていました。)

 教え子の一人に体が小さく運動が苦手な子がいました。その子は、時々、教室の黒板や壁に自ら頭をぶっつけ泣き叫びました。「どうせ、ぼくなんか。」これが口癖でした。しかし、だれでも「友だちがほしい。勉強やスポーツができるようになりたい。」という気持ちは持っています。水泳の授業が大きなきっかけになりました。彼は、水に顔をつけることもなかなかできません。今まで何かしら理由をつけてプールに入ることを避けてきました。そこで、カンヘルパー(オイル缶の両方に取っ手をつけ、その取っ手に布をつけておき、それを体につけて使用・・・今のビート板)を彼の腰に付け練習を始めました。夏休みの猛練習のかいもあり8月末の水泳記録において、始めて25㍍を泳ぎ切ることができました。その時の彼の笑顔と友だちの声援は今でも忘れません。今、彼は難関の国立大学を卒業して社会人として大活躍をしています。成人してから水泳を通して自信と友人を得たと、私に話をしてくれました。

今、大切なのは、日本人としての誇りを感じさせ、一人ひとりが持っている可能性に気づかせるために、YOU CAN DO IT(君ならできる)をいろいろな場面で体感させることではないか考えています。

先日、高学年の子どもたちに世界に良い影響を与える国として、日本がドイツに次いで世界2位(世界各国の人が認めている)という事実。日本人の偉業(先進工業国、平均寿命世界一、モノづくり大国)や世界に誇る文化(食文化、アニメ、漆器・焼き物などの伝統工芸、松下幸之助氏や緒方貞子氏のような人的資産)を紹介しました。そのために、小学生として今何をすべきかを考える時間を持ちました。子どもたちの意識に変化が見られるようになりました。

○○さん、一輪車乗れるようになったね。練習したかいがあったね。

○○さん、こんなに難しい速さの計算できるようになったね。すごい。

○○さん、学校祭が大成功したのは、実行委員会の皆さんのおかげです。

私たちの役割は、毎日の授業やいろいろな行事の中で、「できたじゃないか。」「すごい。」「すばらしい。」「さすが。」など、そんな声を一人でも多くの子どもにかけ(支援を)続け、子どもたちにうぬぼれでない確かな自信をつけていくことではないかと考えています。

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