最近の子どもたちが書く文字を見ていると、どこかおかしい文字が多い。字のバランスがとれていないのである。以前は意識して丸文字やマンガ文字を書く子どもはいたが。
その大きな原因の一つが正しい筆順を身につけていないことがあげられる。これは、パソコン等によりボタンをプシュすると文字が印字されるために筆順を考えて書く必要性が少なくなったことが影響しているようである。
文字は、書き方によっては非常に美しく感じる。私は、書道を好むせいか。筆で書いた文字を見ると同じ文字でも美しさを感じる。文字の勢いやバランス、黒と白の余白には、絵画的なものを垣間見る。
第画から最終画まで順次自然な流れにそって点画を重ねていくことにより、文字が美しく形を整えるのである。この筆順がおろさかになるために、書きあげた文字がどこか形がおかしいのである。
では、どのようにして正しい筆順を身につければよいのだろうか。(指導すればよいのだろうか。)文部科学省から出されている「筆順指導の手引」を見ると、次のような原則が示されている。
① 上から下へ
② 左から右へ
③ 中央を先に書いてから左右
④ 主要部分を先に
⑤ 横画を先に縦画をあとに
⑥ 外囲から内部へ
また、筆勢を利用して自然に次の画へ
筆順は、特例を除いてはほとんどの漢字が前述の原則にあてはまる。
そこで、これらの原則を生かした練習の一例を紹介する。
○ 同じ原則の漢字集めをする。
○ 画を数えながら書く。
○ 目に見えない部分を点で書きながら漢字を完成させる。
○ 筆を使って書いてみる。
漢字そのものの美しさや漢字とひらがなな混じった文の美しさを味わってほしいものである。そこには、絵画的な美を感じるときがあります。
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