おかげさまの心

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 教え子から、時々「先生、おかげさまで、看護婦になれました。」「おかげさまで、何々高校受かりました。」等のうれしい言葉を聞くことがあります。 


 さて、「お陰様で助かりました。」という[お陰様]という言葉を、私たちはよく使ったり、聞いたりします。

 では、この、[お陰様]という言葉はどこからきているのでしょうか。広辞苑によると、「相手の親切などに対して感謝の意を表す挨拶語」と説明されています。私はこんなふうに考えました。

 夏の暑い日、樹の陰に入ると、涼しくてほっと一息つけますね。まさに、樹の陰のお陰なんです。その樹の下に入って、私たちが「休ませてくれてありがとう ありがとう」と、感謝する気持ちが、「お陰様」になったのではないでしょうか。でも、樹は陰を作って休ませてあげようとして、枝を伸ばし、葉を広げている のではないのです。自分のため、生きるために成長をしているのです。

 私たちが「ありがとう」とか「お陰様で」とか、感謝の気持ちを表すのは、その人の気持ちの持ちようだと思います。他人の行為に対して、素直に感謝する気持ちが、今、最も必要とされているのです。 

 私たちは、もちろん一人では生きていけません。一人一人が助け合い支え合ってこそ初めて豊かに生きていけるのです。数年前の阪神大震災で、私たちは大き な教訓をたくさん経験しました。なかでも、災難にあった時にまず自分で自分を助け、生きようとする努力を自助、同じ災害にあったもの同士が助け合う共助、 そしてさらに日本全国や世界中から得た公助があってこそ、初めて生きていけるのだと思いました。

 私たちが、まわりの人々の存在や行為に対して、自ら生きる力と感謝する心構えを、この樹の陰は示しているのだと思います。助けられた気持ちを大切にしながら、周囲の人たちに感謝の気持ちを持ち続けたいものです。

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