pwd DYPmde7axpa2s rc 1264 date 2012/4/8(日)04:33 uname ブルン email host kd121108056178.ppp-bb.dion.ne.jp subject 放射能関連のデマ情報と差別意識について size 2717 how -1 link 1 resp . tree 3496 psemail res 1 ご存知のように、放射能関連では不安な気持ちからネット上ではいろいろな情報が飛び交っています。 もちろん、どれだけ気にするかは個人の権利で発言も自由ですが、科学的根拠のない誤った情報を信じて 拡散させることで、それによって生じる差別や偏見で苦しむ人がいることも忘れてはならないということ をこちらの掲示板に来られている皆さんと確認したくなりました。 例えば、奇形児が生まれる確率は自然発生でも3%あります。 現在測定されている放射線量では問題のないレベルとされているにもかかわらず、 その科学的事実について聞く耳を持たない人たちは必要以上に不安を口にします。 つまり、福島で出産される女性の3%は、何の落ち度もないのに 「奇形は放射線のせいだ」という周囲の人の言葉に傷つき 「ああ、避難しなかったのがいけなかったのか」と自分を責めることに なってしまうのです。 放射線は危ないと言って何が悪いのか? と思われる方もいると思います。大学の先生やお医者さんの立場で、そういう 方もいらっしゃいます。間違っているとは言いませんが(科学的には間違ってる場合も あるようです) 私には対立する必要のないことで対立しているような気がしてなりません。 よかったらこの熊本大学の粂 和彦先生のブログを読んでみてください。 あなたならどう答えますか? 低線量放射線被曝と妊娠・出産:「わたしたちは子どもを産めますか」と福島の高校生に聞かれたら、 ttp://sleep.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-3c8a.html また、ツイッター上では、放射線リスクについて正しい情報を広めようと活動していた女性学者の方が 「悪者」と糾弾され、個人情報まで曝されるという騒ぎがありました。 粘り強く議論する態度が押しつけがましいと写ったようです。 ttp://ameblo.jp/loglogos/ 個人情報拡散に関わっている方々のリストや根拠となるログを載せた最初の記事は削除されたようですが、 この騒ぎを第三者として穏やかに考察されている記事ですので、こちらで紹介しても問題ないと 判断しました。 最後に、 新書「内部被曝」肥田舜太郎著、(扶桑社新書116、2012年3月19日初版) は読み方に気を付けてください! という 国連大学名誉教授の安井至先生の「市民のための環境学ガイド」の4月1日の記事を紹介します。 http://www.yasuienv.net/IntExpHida.htm これも一言で言うと、福島の人に対する差別意識を日本中に広めることが目的のような本であるということです。 私は原発推進派も脱原発も反原発も御用学者かどうかも、関係ないと思っています。 都合の良いことなんてほとんどないです。いろいろ都合の悪いことが沢山ある中で、 どうすれば、少しでも皆が幸せになるのか、そういう方向で考えて行くべきだと思うのです。 相手を責めて対立したりする分のエネルギーがもったいない。その分のエネルギーを 建設的な話し合いに向けてほしいと切に願っています。 そして、科学的根拠のないをデマの拡散に自分も手を貸している可能性があることを意識し、 そうならないためには、できるだけ良質の情報を入手して学び、自分の思い込みを疑ってみる柔軟な姿勢を保つことが 今の私たち一人一人に必要なのではないでしょうか。 読んで下さってありがとうございました。