pwd sO7wvENv/1faA rc 622 date 2011/8/29(月)14:26 uname Brezel email host 95-89-142-1-dynip.superkabel.de subject 福島の人々は「根こぎ」されている by 徐京植さん size 1314 how -1 link 1 resp . tree 3184 psemail res 1 先週見て以来、脳裏から、心から離れない番組があります。 フクシマを歩いて 徐京植:私にとっての「3・11」(NHK「こころの時代」より) です。 徐京植さんが丁寧に、福島の人たちがこの原発事故で住む土地から去らな ければならない状況は「アイデンティティ」、 そして命に関わる大切な問題であることを話されています。 そして、福島で起こっていることは、まさに「根こぎ」であると表現されています。 つまり、「根こぎとは、一個の根をおろしている植物を徹底的に抜いてしまうこと。 その生命、生存という基盤そのものを破壊するということ。 それが人間に対して行われている。」だから、生活の基盤を破壊された 多くの福島の人たちもまた、「根こぎ」された人々であると。 Youtubeで見られますのでどうぞ。 www.youtube.com/watch?v=lq4xuXFKlDk&feature=player_embedded#! 徐京植さんは福島に居残り生活を続ける方を訪問されていますが、 それはまた私にドキュメンタリーで見たチェルノブイリ近辺に居残る 多くの老人たちを思い出させます。彼らもまた彼らのアイデンティティ を育てた土地を離れずあれから25年暮らしている。彼らもまたここの 土地以外では生きられないということを言っていた。アイデンティティの 希薄している私にはとても重い言葉です。このような視線で福島とそこ 住む人々を考えていただろうか? そして、そこに住む人々は日本人ばか りではないということを忘れてはいけないと思う。様々な悲痛な歴史を 超えて異なるアイデンティティを持つ人々はどこにでもいるのだから。