真島久美子さん特別寄稿
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著者の紹介】

テレビ・ドラマ化もされた「お見合いの達人」で作家としてデビュー。現在、二人のお子さんとご主人とともに埼玉県に在住。“SweetHeart”を1992年の会報発行当初から会員としてサポートしてくださってます。

《最近の著書》
高齢出産、子育て、母親の介護、こぶつき、ババつき、亭主つきの自らの生活の様子をつづった「たたかう!落ちこぼれママ」

《その他の著書》
「結婚の達人」「 お見合いの達人」「 結婚、見つけた!―あなた自身の手で幸せつかもう」「 28歳からのお見合い/しあわせな結婚をつかむヒント」

idonguri1.gif (1070 バイト) November

 最近の私の愛読書は、「趣味の園芸」である。なんともシブい。 コトの起こりは、風水。 「風水がなんで園芸と関係あるの?」と言うあなた、認識不足ですね。 思わずニヤリとしたあなた、知っていますね、そう、ドクター・コパの風水ガーデニン グ。「西側には黄色」の合言葉、なのでした。

  ここ1、2年、私も夫も仕事運があまりよくない。そこで「お見合いの達人」にも出て 来た例の霊能者(シャレではない)にお伺いをたてたところ、「なにか邪魔しているも のが見える」とのこと。早速わが家の写真を見てもらったところ、「非常に浮ついた雰 囲気の暮らしぶりですね。家具の配置もバラバラだし、カーテンの色も悪い」。 と厳しいご指摘に従って、家具の向を変え、カーテンを変え…。 そのとたんに夫に仕事が入ってきた。思わずその気になって、買ってしまったのがドク ター・コパの風水の本。なんとまとめて3冊である。 溺れるものは、ワラをもつかむ。よくぞ言ったものだ。ブックオフ(古本屋)で買えば 1冊100円なのに、定価で買ってしまった私である。

 ところがこれが面白い。風水の基本はまず、お掃除であるが、自然の理に添って、無理 なくエネルギーをもらう。 ふ〜む、なるほど。と、古人の知恵に、フカクうなずく私であった。 住宅では一般に、2階の東南という一番いい場所は、夫婦の寝室であることが多いと思 う。実はこれが大間違い。東南のエネルギーは、中年過ぎには強すぎる。伸び盛りの子 ども、特に女の子にいい部屋だという。東は男の子。 「皇室でも跡継ぎの皇子は“東宮”と呼ばれて東の方におわす」というくだりには、お もわず納得。やんごとなき方とは違うシモジモの我々ではあるが、昔から連綿と続くし きたりには、それはそれなりのリクツとコンキョがあったのだ…、ワ。 とゆーわけで、きゅうきょ南西の夫の部屋と、北西のムスメの部屋を入れ替えた。 唯々諾々と従った夫である。 そしてそのとたん!  なんとなんと、秋のボーナスがっ!!! いくらかは申し上げられないけれど、かなりの金額だったことはご推察ください。 ここまで来たら、信じない訳はないでしょう。

  「南西はツマの方角」。であるのに、わが家の庭ときたら、南西のすみっこに、夫が伐 採した庭木の残骸をいつまでも積み上げ、恐ろしく汚い状況。 「私の仕事のジャマをしているものって、本当は“アナタ”自身じゃないのっ!」 それからはスコップが心の友。邪魔な庭木は掘り起こし、伐採し、スッキリしたところ で植木を入れる。花を植える。もちろん「西の黄色」は絶対のお約束。庭のほうは一段 落し、いまはベランダに手を入れている最中。 お花のネームプレート作りにトールペイントも習いたいし、第一、家の中がきれいにな って、心が豊かになったような気がする…、のは気のせいかしら。 さて、これでこないだから停滞中の私の仕事が動けばバンバンザイなのだが。こちらの ご報告は、またのちほど。

真島久美子

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ihimawari2.gif (1084 バイト) Septmber

 暑い、長い夏休みがやっと終わった。 九月一日、二人の子供を送りだし、誰もいない部屋の中を見回して…、「やったー!」 と喝采を叫んだのは、私だけではないはず。 ただでさえ暑いというのに、朝から子供ふたりで大ゲンカ、なんて日には、もう頭がド ッカ〜ン状態。

 ついにキレて、ある日公園に連れ出しました。公園の真ん中で、「もうあんたたちには 呆れ果てました。これからここで、ふたりで暮らしなさいっ!」 もー、必死こいて謝ってた。よかった、「いいもんねー、ふたりでどっかにいっちゃう から」なんて開き直られたら、どーしよーかと、内心ドキドキもんだったんですが。ま だまだ、かわいいもんだ。 兄弟ゲンカとは難しいものだ。どうしてもチビのほうの方を持ってしまう。 わが家では、第二子のご多分に漏れず、下の子の方が泣き声が激しい。よくあんな、脳 天をつんざくような声で泣くことが出来るもんだと、感心してしまう。 原因も理由も、どーでもいい。とにかく「泣かさないでよ!」と上の子を叱ってしまう 。

 よくおわかりでしょう、こういう怒り方はよくないんだな。 一時期お姉ちゃん、少しグレました。私も、反省。 アメリカでは、「兄弟ゲンカで遺恨を残さない」ってテーマで、主婦の書いた本が売れ たんだそうである。ケンカするのはいいけど、姉妹仲が悪くなったら困る。 たったふたりの姉妹なんだし、高齢出産の親はすぐ死ぬんだよ。仲良くしてもらわなく っちゃね。 どーも、おチビも図に乗っちゃって、ワガママ放題なんである。ささいなことでもすぐ に泣き出して、ベッドに倒れ臥して泣いている。まるで「ワタシくらい不幸な女は、こ の世にいない」とでもいいたげだ。

 実のムスメを、こう言っちゃなんだか、彼女は美人である。二歳前で保育園の男の子に 唇キッスされてしまった。いまでも幼稚園でモテモテである。親もかわいい子には弱い 。つい甘くなる。美人って、こうやって手に負えなくなるのねー。これはマズい。 はたと気づいて、最近は方向転換。下の子も遠慮なく怒る私。 上の子は聞き分けがよかった。一喝しただけで、ちゃんと親の言うことを聞いたのに、 下の子は「怒られた」というだけでパニックになって泣き叫ぶ。うるさくてかなわない 。

 私はこんなとき、叩くより、家の外にほうり出す。こないだもチビをほうり出したとき 、お姉ちゃんはなんて言ったでしょう。 「そんなことして、頭打ったらどーすんのよっ」、自分も泣きべそかきながら、妹を家 の中にいれたのでした。 スパルタの母に姉妹して厳しく鍛えられていると、お互いにかばいあうのかな。共通の 敵は、「母!」だったりして。 まあ、いまのところはまだ、大丈夫かな。ほっとひといきの私でした。

真島久美子

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