帝王切開すれば恥骨結合離開は避けられますか?

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【質問】

3年前の第一子出産のとき、クリステレルによる分娩でしたが、そのときの押し出しが原因で骨盤を緩めて、産後の腰痛になったのではといまでも後悔しています。

出産したときのこどもの頭囲は、33cmとさほど大きくはないものの後ろのほうが左右に張り出していて、超音波で見たときは、五角形みたいな感じでした。それが私の骨盤内の形と合わなかったのではないかと勝手に推測しています。

今回の子供も頭が大きそうなので、もしも無痛分娩をするなら、子宮破裂やこどもの頭蓋骨が圧迫されるのを避けるために、陣痛促進剤を使う前に、レントゲンで確認したほうがいいと思うのですが、そういうことは一般的に行われているのでしょうか。

私としては、再びクリステレルでぼろぼろになるなら、帝王切開も辞さない覚悟でおります。 ちなみに、産後2ヶ月のとき、腰痛で整形外科にかかった際に撮影したレントゲンには、恥骨結合部が人差し指1本分は開いてうつっていましたが、異状なしといわれました。  度々恐れ入りますが、宜しくお願いします。


【アドバイス】

 左右の恥骨の間、恥骨結合の中央には軟骨がありますので、男性でもその部分は白く写らず開いている様に見えます。恥骨結合部の異常は片脚起立で写さないと診断できないことが多多あります。レントゲンで児頭と骨盤を写す方法として、マルチウス・グースマンという撮影法があますが、これだけで児頭骨盤不均衡と診断するのは無理があります。産道に贅肉が多い場合は小さい子でも通りにくく、贅肉がなく開きやすい骨盤だと大きな子でも通ります。

吸引やクリステレルによる急激な分娩の進行は、骨盤を無理に開かせることになることは事実です。しかし、妊娠前から腰痛がある人は、緩やかに進行した安産後でも、産後は腰痛が悪化することがあります。ですから、貴女の場合はクリステレルによって悪化したとは言いきれません。

低出生体重児を安産でする〜っと産んでも、ひどい恥骨結合離開になることもあります。「帝王切開なら術後の腰痛は免れる」と思いこんでいる人が多いのですが、関係ありません。胎盤のホルモンの消退現象によって起こるとしか考えられないほど、全く陣痛を経験せずに帝王切開しても、恥骨結合離開になることがあります。流産後ですら歩行困難になる人もあります。帝王切開だと創の痛みと重なる分だけ痛みは強烈です。 
 
一方、周囲の人に「バリバリ」と音が聞こえるほど急激かつ強烈に恥骨結合離開した人でも、すぐにトコちゃんベルトでしかり骨盤を締めたことにより、普通に退院し産後の腰痛もなく元気にしているママもおられます。分娩時や産後の腰痛、恥骨結合離開を恐れて帝王切開を選択しても、差し引きプラスが得られるとは私には思えません。

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