新生児の骨盤の歪みや股関節の固さ

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 胎内で膝を伸ばしていた赤ちゃんは、出生直後は股関節が脱臼しています。でも骨盤の仙腸関節はまだグラグラですので、股関節が開きにくいことはありません。赤ちゃんの仰向きの姿勢では、両腕はW、両脚はMの形をとるのが正常です。このように脚がMの形=カエルの脚のように保たれていると、2ヶ月くらいで仙腸関節も股関節もきれいに納まり、股の開きが悪くなることはありません。

sshoptub.jpg (2216 バイト) ところが最近、このカエルの脚にならない子が多いのです。中にはうつ伏せにしても股関節が開かず、お腹が浮き上がってしまうくらいの程度の強い子まであります。この子達に共通しているのは、うつ伏せ寝をさせたことがないか、させようとすると嫌がって泣くことと、紙オシメをしていることが多いことでした。うつ伏せ寝だと股関節が開きやすくなるのに、させないために股関節が開くことがほとんどなくなり、オシメを替えようとしてもとても替えにくくなります。分厚い布の股オシメだとカエル脚になるのですが、コンパクトな紙オシメで仰向けで寝させると、両脚を伸ばしがちになります。 その上から布団を掛けるといっそう脚は伸びます。特に冬は重い掛け布団を掛けないで! 良くない姿勢のまま重い布団で押さえつけると、運動機能の発達の遅れの原因にもなりますので要注意です。



向きぐせも股関節の固さも、近年「突然死の原因の一つはうつ伏せ寝」と発表されて以来、確実に増えていると思います。特に初めてのママは「うつ伏せにさせると死ぬんでしょう? コワイ!」と思い込んで、一度もさせていないことがほとんどです。夜間大人も寝ている間は仰向けに寝させてあげたら良いのですが、昼間にぐずったり、ご機嫌で遊んでいる時に、大人がそばで見ていられる時くらいはぜひとも、固めの布団の上でうつ伏せにさせてあげてほしいと思います。喫煙も突然死の原因の一つと発表されたのに、減っているのでしょうか? 「うつ伏せ寝させるな!」のキャンペーン後、突然死は減ったのでしょうか?

 向き癖ができてしまった子は、背中を反り返るようにして寝ることが多く、ますます体を硬直させ悪循環となりがちです。股関節の硬い子は、うつ伏せで寝させるとすごく泣いて怒ることが多く、それ以外でもなぜか反り返って泣く子もあります。こうなるとどうしたらよいのか困り果てているママも本当に多いのです。 

でもご安心ください。すごく良い品があるんです。それは子宮の形をした小さなお風呂、ドイツ生まれの「タミータブ」です。これにお湯を入れて赤ちゃんを入れてあげると、良い姿勢で子宮の中に戻してあげるような効果があります。姿勢や股関節が自然に良くなり、赤ちゃんもきっと気持ち良いのでしょう、とっても機嫌が良くなります。わけも泣く泣いて困った時でも、お湯を入れなくても着物を着せたまま入れると、ほとんど泣き止みますので、ママもおお助かりです。ヨーロッパではもうかなり普及していると聞きますが、残念ながら日本ではまだまだです。

 赤ちゃんの「向きぐせ防止クッション」が商品化されました。もちろん、家庭でも簡単に作れます。このページには30代男性の歪んだスキンヘッドの写真もアップしています。「赤ちゃんの向きぐせは心配ない。そのうちに直る」とは決して言えないことが、ご理解いだけると思いますよ。

 骨盤の歪みや股関節の固さからなどから起きる腰痛、頭や首の骨の歪みから起きる肩凝りや首筋の凝り、これらから派生する脊柱側湾、これらの原因のいくつかが、生後わずか1週間〜2ヶ月でできることに恐ろしさを感じる今日この頃です。そして、それを予防するのは親であることを知ってほしいと願うばかりです。

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