妊婦にとって楽な寝方って?

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独身時代から仰向けに寝られない女性って多いんですよね。特にうつ伏せ寝が大好きな女性が妊娠したとたんに、うつ伏せで寝られなくなり、不眠と疲れでヘトヘトになってしまう人があります。そんな地獄のような日々が9か月ほど続くのは、たまったものではありません。

妊娠したら仰向けに寝るののが良いのでしょうか? 答えは「NO」です。妊婦さんが仰向けで寝ると、大きくなった子宮が背骨の上に乗ってしまうことになります。すると、赤ちゃんと背骨の間にある大静脈が圧迫され、下半身から心臓に戻る血液が減ってしまいます。すると、心臓から送りだす血液も不足し、頭に十分な血液が送られず、脳は酸素不足となって気分が悪くなり、「脳虚血」の状態となります。もちろん、赤ちゃんに酸素や栄養を届ける胎盤に行く血液も減りますから、赤ちゃんもしんどくなります。
それだけでなく、腎臓に行く血液も減ると、オシッコが作られにくくなりますので、腎臓から「もっと血圧を上げて血液をたくさん送ってくれ!」というホルモン(アンギオテンシン)が分泌されます。そのため、高血圧になり、腎臓の機能が低下して蛋白尿が出たりします。

また、心臓に戻れない足の血液が増えると静脈が太く浮き出たり(静脈瘤)、足がむくんだり(浮腫)します。どうですか? 妊娠中毒症の三つの症状、浮腫・高血圧・蛋白尿が、見事にそろいましたね。サラシやガードルでお腹を締めることももちろんですが、仰向け寝も妊娠中毒症の原因になることがあるのです。

じゃぁ、妊婦とお腹の赤ちゃんにとって、一番健康で楽な寝方って、どんな寝方かご存知ですか? 答えは「うつ伏せ寝」なんですよ! 大阪市立大学の荻田教授は、妊娠中毒症という怖い病気から人類を救うために、お腹がすっぽり入るマットを20年かかって思いつき、作製されました。これがなかなかの優れもので、妊娠中毒症の妊婦さんにこれでうつ伏せで寝てもらったところ、ずいぶんと良くなられたそうです。


ところが、これは残念ながらあまり普及しませんでした。それは、40万円ほどしたために、一般の家庭はおろか病院もなかなか買えなかったのです。そこで私はもっと安く、もっと楽にうつ伏せ寝できる方法はないものかと考えて、作り出したのが「快眠お助けセット」なんです。これは荻田先生のマットと比べて、

�@腰の位置が高くなるために腰が楽。

�Aお腹が大きくなるにつれてお腹用のマットの枚数を増やせる。

�Bおっぱいやみぞおちが苦しくない。などのメリットがあります。また、快眠枕も使うと横向きとうつ伏せの中間の寝方=「シムス位」も楽にできますし、横向きで寝る時も快眠枕だととても楽です。

妊娠が進行するにつれ、仰向けで寝られる妊婦さんは減るのですが、仰向けに寝ても必ず大静脈が圧迫されるとは限りませんので、妊娠中期頃までは仰向けに寝ても平気な人はたくさんおられます。でも、妊娠中毒症予防のためにも、8ヶ月になったら仰向け寝はしない方が良いと私は思います。

腰痛・恥骨の痛みで寝返りがつらい時は、トコちゃんベルトを着けたまま寝ましょう。もちろん、トコちゃんベルトは妊娠中毒症を引き起こしません。せっかくのマタニティライフ、ぐっすり寝て、楽しまないと損ですよ!

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