2008年4月アーカイブ

子宮下垂/子宮脱

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ウエストニッパーを締めると、腹圧が下の方向に逃げ、骨盤の底のテント状の筋肉をたるませます。すると、本来骨盤の中に収まっているべき直腸・子宮・膀胱も一緒押し下げられトラブルが起こります。さらに、腰骨の一番はっているところを締めけると、骨盤が逆三角形から四角形に変形し、骨盤の底を支えている筋肉全体が引伸ばされてしまいます。こうなった骨盤の底の筋肉は、しっかりと直腸・子宮・膀胱を支えられるでしょうか?

そうでなくても分娩後の骨盤の底の筋肉は引き伸ばさ れ傷付いているのですから! お産の直後は大丈夫でも、更年期頃になってからおこる場合もありますので、ご注意を!


■■このページの症状がある方のトコちゃんベルトのつけ方■■

まずトイレをすませ、二つ折りの座布団の上にトコちゃんベルトを乗せておきます。左図のように素肌の上に腹巻を着用し、仰向けでお尻を高くして5分間ほど寝てください。すると子宮などの骨盤内臓器はお臍の方向に上がりますので、このままの姿勢でトコベルを着けてください。(「トコちゃんベルトのつけ方」をご参照ください)その後ショーツを着けると、内臓が下がってきにくくなります。当然、立って着けるのは効果は低いです。脱腸(鼠径ヘルニア)の場合は上ベルトと下ベルトの間があかないように着けると良いです。

産後のママでの調査では、「トコベル着用群の方が、トコベル非着用群と比べて有意に肛門の痛みは少ない」とデータが出ています。裾広がりになっている骨盤を整えるのと、トコベル着用を併用すれば、これらの症状はいっそう早く改善するはずです。

 産後の腹帯を何も着けないとお腹に力が入らず、腰が痛んだりします。トコちゃんベルトで骨盤の下半分をしっかり締め、お臍から下の腹部は軽く支えましょう。産後急いでお腹を締めつけなくても、産後2ヵ月ほどたってから腹筋の運動などを始め れば、しっかりウエストは細くなりますのでご心配なく。

 お腹のゼイ肉をいくらおさえても、健康にも美しくもなれません。締めるべきは骨盤 です。こんなベルトやコルセットなどをつけると症状がひどくなることがあります。

分娩の進行が遅れる(遷延分娩)最大の原因は、

1.陣痛が弱い(微弱陣痛)
2.胎児の回り方の悪さ(回旋異常)

この2つです。陣痛が始まってから2日も3日もかかったり、水おり(破水)から時間が たって感染したり、赤ちゃんが弱って(胎児切迫仮死)、吸引分娩や帝王切開となって しまう人もあります。

私のサロンに妊娠8ヶ月〜分娩日に5回以上通っておられた方で、上記のような理由で 「すごく時間がかかった」とおっしゃる方が少なく、「帝王切開になった」と聞いた ことがないため、その理由を今までの私の経験や、研修中の助産師の経験を総合し、 その一部を動画にしました。回旋異常が起きると分娩の進行が遅れ、そのため陣痛が 弱くなってしまうことが多々あります(続発性陣痛微弱)。

尾骨に激痛

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【質問】

�@現在妊娠7ヶ月です.1ヶ月以上前に妊娠体操のあぐらをかくようなポーズをしたところ,尾骨に激痛が走り,それ以後右の座骨の辺りと尾骨の痛みが続いています.最近お腹が重くなったためか,更に痛みが増して,歩くのが辛くなってきてしまいました.病院では妊婦の腰痛は当たり前と言われています.ちなみに妊娠前は普通の体型で,現在は4kgの体重増加です.今後体重がもっと増えたら更に痛みが増すのかも,と思うと憂鬱です.トコちゃんベルトはこういう腰痛にも効果があるのでしょうか?

�A先日お腹を圧迫しないように胃の下に枕を置いて腰をさすっていたら,そのまま寝てしまいました.朝起きたらうつ伏せにはなっていなかったのですが,赤ちゃんがつぶれたのでは,と心配になりました.胎動があるから大丈夫でしょうか.

�B6ヶ月くらいから気づいたのですが,膣が妊娠前より盛り上がっているような気がします.これは普通のことなのですか?病院の検査では何も言われなかったので,問題はないのでしょうか?
沢山質問をしてしまい,申し訳ありませんが,よろしくお願いいたします.


【アドバイス】

�@あぐらをかくようなポーズをする瞬間に骨盤をよじり、その時に仙骨や仙腸関節がずれたのだと思います。たぶんトコちゃんベルトを着けると痛みは和らぐと思います。産後に痛みが気になるならば退院後早めに骨盤調整を受け、トコちゃんベルトで骨盤固定しておけば1〜2ヶ月でスッキリすると思います。トコちゃんベルトを勧める病院も増えつつありますが、まだまだ「妊婦の腰痛は当たり前」と言って何の対策もアドバイスしない無関心・無責任な病院が多いですね。

�Aうつ伏せに近い姿勢で寝ても、7ヶ月だと羊水は赤ちゃんの周りにたっぷり有りますので、つぶれることはないはずです。胎動があれば心配ないと思います。

�B膣が子宮に圧迫されて妊娠前より盛り上がっているような気がするのは、一般的によくあることです。産後徐々になおっていくものです。

【質問】

3年前の第一子出産のとき、クリステレルによる分娩でしたが、そのときの押し出しが原因で骨盤を緩めて、産後の腰痛になったのではといまでも後悔しています。

出産したときのこどもの頭囲は、33cmとさほど大きくはないものの後ろのほうが左右に張り出していて、超音波で見たときは、五角形みたいな感じでした。それが私の骨盤内の形と合わなかったのではないかと勝手に推測しています。

今回の子供も頭が大きそうなので、もしも無痛分娩をするなら、子宮破裂やこどもの頭蓋骨が圧迫されるのを避けるために、陣痛促進剤を使う前に、レントゲンで確認したほうがいいと思うのですが、そういうことは一般的に行われているのでしょうか。

私としては、再びクリステレルでぼろぼろになるなら、帝王切開も辞さない覚悟でおります。 ちなみに、産後2ヶ月のとき、腰痛で整形外科にかかった際に撮影したレントゲンには、恥骨結合部が人差し指1本分は開いてうつっていましたが、異状なしといわれました。  度々恐れ入りますが、宜しくお願いします。


【アドバイス】

 左右の恥骨の間、恥骨結合の中央には軟骨がありますので、男性でもその部分は白く写らず開いている様に見えます。恥骨結合部の異常は片脚起立で写さないと診断できないことが多多あります。レントゲンで児頭と骨盤を写す方法として、マルチウス・グースマンという撮影法があますが、これだけで児頭骨盤不均衡と診断するのは無理があります。産道に贅肉が多い場合は小さい子でも通りにくく、贅肉がなく開きやすい骨盤だと大きな子でも通ります。

吸引やクリステレルによる急激な分娩の進行は、骨盤を無理に開かせることになることは事実です。しかし、妊娠前から腰痛がある人は、緩やかに進行した安産後でも、産後は腰痛が悪化することがあります。ですから、貴女の場合はクリステレルによって悪化したとは言いきれません。

低出生体重児を安産でする〜っと産んでも、ひどい恥骨結合離開になることもあります。「帝王切開なら術後の腰痛は免れる」と思いこんでいる人が多いのですが、関係ありません。胎盤のホルモンの消退現象によって起こるとしか考えられないほど、全く陣痛を経験せずに帝王切開しても、恥骨結合離開になることがあります。流産後ですら歩行困難になる人もあります。帝王切開だと創の痛みと重なる分だけ痛みは強烈です。 
 
一方、周囲の人に「バリバリ」と音が聞こえるほど急激かつ強烈に恥骨結合離開した人でも、すぐにトコちゃんベルトでしかり骨盤を締めたことにより、普通に退院し産後の腰痛もなく元気にしているママもおられます。分娩時や産後の腰痛、恥骨結合離開を恐れて帝王切開を選択しても、差し引きプラスが得られるとは私には思えません。

産後体型の矯正

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【質問】

いつも大変大変お世話になっております。32週に入りお腹のbabyの頭は2週間、足が1週間くらい大きいと言われました。(大きすぎ?)今回私が大きくならなかったのに今まで私が貯蓄してきた栄養でうまく育ってくれたようです。息子の時も3週間早く3180gで生まれたので、たぶん今回も早まるのではと思っています。

 そこで そろそろ出産・産後準備を と思い始めたところなのです。それで息子の時の出産後の失敗を繰り返さないためにも(おデブのままということですが・・・)骨盤矯正を視野にいれた準備をしていこうと思っています。雑誌を読んでいたらリフォームインナーと総称し、筒型サポーター(子宮の戻りを回復させる)やウェストニッパーやショーツガードル、リフォームガードルなどどれも産後の引き締め効果に効きそうな名前で産後期間によって必要品を分けていて心動かされてしまっています。

 でも私はトコちゃんベルトを出産直後から着用して骨盤を矯正していくことを大前提にし健康痩身を目指しているため必要ないなぁと思いつつ、キュッとしたウェストやお尻に憧れているため、出産1週間後からショーツガードルにしようかな?とか腹巻きをサポートタイプにしようかな?とかあれこれ悩んでいます。産後トコちゃんベルトを着用しているときは普通の下着で十分ですか? 産後の期間によって下着類などを変える必要もないでしょうか?よろしければご指導ください。

 ところで私、お腹が大きくなったのもありますが、お尻が小さくなったかな?と一人勝手に思っていました。でも主人が"今回は!"お尻り全然大きくならないね!って言ってくれました。トコちゃんベルトさまさまです。


【アドバイス】

せいさんの体重が増えずお尻も小さくなったのに、赤ちゃんは十分大きくなっているようで何よりです。日本では「産後おデブにならないため」にとのキャッチフレーズで、様々なリフォームインナーが売られていますが、これはほとんど日本だけの現象です。産後の期間によって下着類などを変えるよう勧めれば、下着メーカーは儲かりますが、医学的には有害無益です。

 私は産後2ヶ月は、トコちゃんベルトで骨盤と骨盤底筋群を回復させるのが望ましいと考え、リフォームインナー着用しないようアドバイスしていますので、私のところに通っている人ではリフォームインナーを全く買っていない人が多いです。

 ほとんどの女性は、キュッとしたウェストやお尻に憧れているでしょう。私ももちろんそうですので、仕事をやりくりして、5月からフラダンス、9月からジャズダンスも通っています。

脚長差

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【質問】

今年の4月に生まれた次女は生まれつきの脚長差があります。差は大きく2センチですが短いのは左の大腿骨です。生後2週間して気がつき整形外科医に彼女が一ヶ月の時に見てもらいました。レントゲンをとった上でのその時の医師の診断は、

大腿骨が2センチ近く短い
腓骨が数ミリ短い
外側のくるぶしが小さい
膝がやわらかいことから、ある靭帯が欠損していると思われる

今後のことは、

歩き出したら靴底でアジャストする
5、6才頃で骨を伸ばす外科的手術をする
14才頃に同じ手術をもう一度する

もし何もしなかった場合には彼女の脚長差は最終的には10センチになる、と簡単な計算の後におっしゃっていました。とにかく小さすぎてまだわからない、長く忍耐のいる治療になりますから、と言われ、2ヶ月後にエコグラフィー、そして次は6ヶ月後に会いましょうと言われました。

エコグラフィーの結果は

大腿骨頭は正常な位置に左右ほぼ同じ大きさで存在する
大腿骨の大きさ(骨の直径)が右は9ミリで左は6ミリと違いが大きい
筋肉の発達も右に比べると劣っている

次女はお腹の中にいるとき逆子でした。いつ位から逆子になっていたのかはっきりわかりませんが、ある時期から急にすごい胸焼けがし始めたので、もしその頃からとすれば、回転術でなおすまでの(37週でなおしました)3ヶ月近くは少なくとも逆子だったと思います。回転術で逆子をなおしたものの、位置はまだおかしく顔がわたしのおへその方を向いていました。41週に自然分娩で生まれましたが、顔面位でなかなか出てこれずとてもたいへんでした。

整形外科の医師は前述したようなことをおっしゃいましたが、私は今やるべきことがあるはずでやれるだけのことはやりたいと思っています。少なくとも左足ができるだけ強くなるようにしてあげたい。ですが、異国のことであり(現在はカナダにいます。)言葉の問題もあってなかなかよくわかりません。エクササイズをアドバイスしてくれる理学療法士とは2、3週間に一度会い、彼女の運動能力の発達の程などを見てもらったりしています。

脚長差以外に気になるのは、足を体にひきつけていることが多いこと、左手の握力が右手より弱いことと、仰向けにねたとき体をまっすぐにせず左まがっていることが多いことがあります。各部所の体温の差などはないようです。

次女は完全母乳で育てていますが、よく飲み、よく寝ます。また丁度3ヶ月になった頃左側に寝返りするようになりました。

渡部先生はご長男が3歳の時に骨盤調整で脚長差を整えていたら、、、と書いていらっしゃいますが、これはどのようなことなのですか?それはカイロプラティックによるものですか?私の次女のような小さな赤ちゃんの段階でも治療が可能なのでしょうか?


【アドバイス】

書き込みを読んでの私の推測は、「貴女の赤ちゃんは胎内で左の膝を伸ばしていて、左の足が顔の近くに来ていた。そのため、今も足を体にひきつけていることが多い。膝も屈曲させる力が弱いためにやわらかい。今は左の骨盤の上後腸骨棘が後下方変位していて、仰臥位になると左大腿骨頭は右大腿骨より、頭と天井に近い位置に来ている。そのため、左下肢が短く見えるだけでなく、仰臥位でX線やエコグラフィーで天井方向から長さを測ると、左が傾斜が強いため短く写る」です。

 骨盤の仙腸関節に大きな歪みがある人は、大人も子どもも筋肉・骨にも太さの違いが見られることが多いです。でも、どんなに極端に太さが違っていても、骨の長さそのものに違いがあったケースを私は未だ出会ったことがありません。8月中には私のHPに極端な左右差のあるケースの写真をアップする予定ですので見て下さい。仙腸関節が歪んだままエクササイズに励んでも、努力に見合うほどの効果は現れ難く、アジャスト後は特に努力しなくても、子どもは遊んでいるだけで、短期間で左右差が縮まって行きます。

 左手の握力が右手より弱いことと、仰向けにねたとき体をまっすぐにせず左にまがっていることは、顔面位分娩のため頚椎に歪みができたためではと思います。もちろん骨盤の歪みから、上方に歪みが及び頚椎がゆがむことが多いのですが、まだ4ヶ月ですので、頚椎からも歪みがスタートし、歪みが下方に及んでいるものと思います。

 私が骨盤調整した最年少は生後39日です。でもこの子は1回でアジャストに成功せず、生後4ヶ月の時に2度目で成功しました。1回で成功した最年少は生後43日です。外見上1〜2cm程度の差がある乳児に、私はしばしば出会っていますが、骨盤調整で外見上の脚長差はなくなり、機嫌も良くなります。この子たちが例え大腿骨長の精査を受けたとしても、左右差があるとは思えません。骨盤調整後1週間たっても頚椎が自然に直らない場合は、頚椎の調整をしていますが、最年少は4歳です。

 カナダから一時帰国し、愛知県の実家から京都まで施術に通われた妊婦さんがありました。一時帰国際はぜひお寄りくださいね

 前回、千葉県のKさんが3歳頃から骨盤や背骨の歪みのため、定期的に病院に通っ ていたことを書きましたが、「3歳頃から歪んでいるなんてごく一部の子でしょう」 と思われた方もあったのでは?

 ところが、子どもの骨格の歪みは実に多いのです。 私が観察した中では、生後2ヶ月の赤ちゃんでも、約半数に骨盤が歪みがみられま す。股関節の開きが左右で違ったり、はっきりとした脚長差がみられる子もありま す。3歳頃になると3〜4人に1人くらいは背骨の歪みがあります。小中学校での側 湾検査では、誰でもわかるくらい強い側湾でないと整形外科受診を勧められませ ん。それに、たとえ受診したとしても「経過観察」で済まされることが多いようで す。

 骨格に歪みがあると小学生の頃からでも、肩凝り・腰痛・頭痛・体調不良が起こる ことも多いのですが、子どもの身体の危険信号に気づいている親ごさんはとても少な いようです。我が子の姿勢が悪いと「シャンと背筋を伸ばしなさい」とか「内またで 立っていたらみっともないよ」と声かけても、すぐに元に戻ると「もうこの子は、 しゃんとしようとしない」と子どもの意識の問題にしてしまうのです。歪んでない人 が「背筋を歪めたままにしときなさい」と言われたら「こんな不自然なことできない !」と思うのと同様、背骨が歪んだ人が背筋をシャンと伸ばしていることは、とても 不自然で続けられないことなのです。

 この頃うちにも「小尻になりたい」とか「O脚が嫌」との女性が多いです。「SA ITA」という雑誌の7月13日号付にも「おなか太りとO脚解消」として、骨盤や背 骨の調整で良くなった実例写真や、施術法の写真が載っています。うちでもわずか数 分間の施術の前後で、はっきりお尻が小さくなる人も多いです。きれいになることと 健康になることは大いに関連があるので、私達も技術の向上に努めています。もちろ ん、子どものうちに骨盤調整しておけば、XやO脚、内股などで悩むことはないはず なんですけどね。

 エッセイを書き始めて始めてはや10ヶ月。昨年の8月に、最初の原稿を読まれた時 に妊娠初期だった人も、もう出産を終えられたはず。その後も続々と新しい読者の皆 さんが、連載を読み始めておられることでしょう。妊娠中の腰・恥骨・脚の付けね・ 尾骨の痛みなどについての、原因と対策は私のホームページにもバックナンバーがあ りますのでぜひお読みくださいね。では、今回はとても気になる産後のスタイルにつ いてです。

骨を整えると痩せるというのは本当ですね。(最初は、ほんまにぃって感じでし た すいません)すっかり元の体重に戻りました。(見た目はもっと痩せてます)  長年のお尻の痛みから解放された上に、お通じもよくなって、更に痩せるなんて、ほ んまにすごい!」 これは千葉県のKさんから届いたメールです。彼女は初めての妊 娠で立てないくらいの腰痛になり、大阪府に住む実母に手伝ってもらいながら、半年 間子育てをしてきました。インターネットで私を知り、実家から2時間以上かけて私 のサロンに通い、3ヶ月間で8回の施術後、千葉の自宅から届いたのがこのメールで す。

 彼女は3歳頃から骨盤や背骨の歪みのため、定期的に病院に通っていました。歪み が良くなるわけでもなく、小学4年生からお尻が痛み始め、働き始めた頃には脚もし びれだしたとのこと。最初にうちに来られた時は「これで真っ直ぐに立っているつも り?!」と疑うほど背中〜腰がグニャッ。その立ち姿があまりにも印象的で、3ヶ月 ほどして髪もショートになって現れた時は「エエーッ?」と見間違うくらいスリムに ! 歪んだ背骨がシャンと伸びれば、その分身長も伸び、下腹もへっこみ、元気に歩 けてシャキシャキ家事や育児ができれば体脂肪も減る。反対に身体の痛みで外出も おっくうになると、ストレスもたまって、ついついお菓子に手が伸びると、、、。結果は言うまでもないですね。

kanima.jpg 肥満、お尻や下腹に肉が付く以外に多いのが、ガニ股=O脚です。妊娠前は両膝が くっついていたのに、産後にくっつかなくなり、2人3人産むごとにひどくなってい く人があります。こんな人が70歳になったら? そう、日本では町でよく見かけます よね、両膝が30cmも離れてしまっているオバアチャンを。日本以外ではどうなんで しょうね? ヨーロッパでは見かけないと聞いたことがありますが、靴が良いからな のでしょうか? それと、オジイチャンでそんな膝の人を見たことがありますか?  私はないです。そうなんですよ。女性の骨盤はゆるく、出産を重ね、歳を重ねるごと に、太ももの骨が骨盤から外に向ってのびるように骨盤が変形していき、両膝の間が 開いていくのです。そうなりたくないですよね。そのためには、産後は我慢できる程 度の腰痛と思っても、骨盤を整えることをお勧めします。

 産後に骨盤を整えることは日本ではまだまだ普及していません。ところが、京都市 左京区のHさん(フィリピン出身)いわく、「フィリピンでは腰を直してくれるオバサ ンがあちこちにいて、産後はそこに行くのが当たり前になっている。やり方もここと ほとんど同じ。日本ではそんな所がないと思っていたけど、保健所から来た助産婦さ んに、こちらを教えてもらえて良かった」と。産後の骨盤ケアはフィリピンの方が大 分進んでいるみたい! 皆さんの国ではいかがですか?

フィリピンの情報がまた一つ。つい先日うちに施術に来られた香港のC さんからのメールです。「うちで働いてるフィリピン人のお手伝いさんに聞くと、向 こうでは産後整体をやってくれることが常識と言ってました。また産後一ヶ月以内外 出はしないことや、ほとんど安静にすることも常識で、周りに産後のトラブルになる人なんて、彼女はまだ聞いたことがないといってます」。Cさんは日中ハーフなので 日本語も上手。前回のメルマガに書いたフィリピン出身のHさんから話を聞いた時は 「彼女の住んでいた周辺だけのことでは?」とちよっと疑ったのですが、やはりそう ではないようですね。

「日本も早くフイリピンに追いついて、妊娠中〜産後の腰痛や身体の不調に悩む女性 が少しでも減りますよう」と願いつつ私は毎日働いています。

 それから、フィリピンの情報がまた一つ。つい先日うちに施術に来られた香港のC さんからのメールです。「うちで働いてるフィリピン人のお手伝いさんに聞くと、向 こうでは産後整体をやってくれることが常識と言ってました。また産後一ヶ月以内外 出はしないことや、ほとんど安静にすることも常識で、周りに産後のトラブルになる 人なんて、彼女はまだ聞いたことがないといってます」。Cさんは日中ハーフなので 日本語も上手。前回のメルマガに書いたフィリピン出身のHさんから話を聞いた時は 「彼女の住んでいた周辺だけのことでは?」とちよっと疑ったのですが、やはりそう ではないようですね。

「日本も早くフイリピンに追いついて、妊娠中〜産後の腰痛や身体の不調に悩む女性 が少しでも減りますよう」と願いつつ私は毎日働いています。

 何歳になってもたっぷりと体力を持ち続けたいですよね。ところで、体力とはいったいどんなものでしょう? 最も大切な体力とは、「病気にならない力」といわれていますが、一般的には持久力があるとか、瞬発力があっていつもイキイキしているとか、大きな力を出せるとか、いろいろな意味で使われています。

産後1月以内を比べて見ると、どう見ても欧米人の方が体力的に上のようです。でも、70〜80代ではどうなのでしょうね。日本人と欧米人の体力の違いを論ずるのは大変ですね。 ところで、欧米で出産した日本人は共通して、産後間もなくから出歩いている欧米の女性の姿に圧倒されている様子です。アメリカ在住のYさんら寄せられたメールをご紹介致します。

「夫はアメリカ人なので、3人ともアメリカで出産しました。…中略… 私の場合も例外にもれず、出産した翌日には退院という早さでした。…中略… わずか1日ほどの入院の間に、2時間ごとに体温、血圧を測りに来る看護婦、母乳育児を奨励するビデオを見せたり、おびただしい数のパンフレットの説明やサインなど、全く体を休める暇なんてないんですよね。こんなところに、これ以上いたくない、って毎回思いました。 …中略…  生まれて間もない赤ちゃんを連れて、買い物しているアメリカ人女性を見かけることがありますが、私には全く考えられませんね。 …中略… 1人目の時、3週間過ぎたからと、出産後はじめてスーパーに買い物に行ったとき、突然悪寒におそわれて、体がガタガタ震え出したことがありました。アメリカ人女性には,こういう出産後の異変ってないんでしょうか。」
 
産後1月以内に、新生児を抱いて買い物なんて、私にも到底考えられないことです。でも、こんな元気なアメリカの女性を見ても、やっぱり私にはアメリカ人は日本人より体力があるとはやはり思えないのです。若い内にどれだけ無理ができるかではなく、中高年になってからどれだけ自分の足でしっかり歩けるかが問題だと思うのです。

 私がロチェスターで驚いたのは、おびただしい数の車椅子の高齢者の姿でした。ロチェスターはメーヨーという巨大な病院を擁する小さな田舎町ですから、そこに全米のみならず世界各地から病人が集まってきて、ホテルに宿泊しながら外来診療と、極めて短い入院治療を受けるのですから、それは当然なのでしょう。でも、病院の各部門で働いている人達の中には、日本人では見たことがないほど、お相撲さんの小錦くらいに太っている人がいました。それなのに足はか細く、サッサと歩けない30〜40代の人をあちこちで見かけたのです。

 「こんなんでは年をとってからの車椅子生活者は、アメリカの方が日本よりに絶対に多い」と、私は確信を持ってしまったのですが、どうなんでしょう? アメリカでは国のためにベトナム戦争などで負傷し、車椅子生活者となってしまった人達に対して、車椅子で行きたいところへ行けるよう、国の責任で施設が整備されています。だから、車椅子の人がどの町でも目立つのかも知れません。それに対して、日本ではまだまだ車椅子で行きたいところに行けません。京都の四条河原町から四条大橋を渡るなんて、車椅子でなんてとても無理です。家から出られない車椅子生活者が多いから、町では目立たないのかも知れません。

 ところで、日本の腰痛人口は、44歳までは男女ともあまり変わらないのですが、45歳以後は女性がグンと多くなり、65歳以上では2倍ほどの違いになります(1993年、厚生省)。また、変形性膝関節症・変形性股関節症も、女性の方がはるかに多いのです。なぜでしょう?

 骨盤は大きな骨が3ヶ所の関節でつながって円い形となっています。前のつなぎ目が恥骨結合で、後ろのつなぎ目は2カ所あり、尾てい骨の左右のななめ上にある仙腸関節です。この3ヶ所が出産後、だれもが多少たりとも緩み開くのですが、産後きれいに修復されていない(つまり歪んでいる)女性が多いのです。私の経験では骨盤の歪んでいる割合は出産回数が多いほど増え、3回以上出産した人は、ほぼ全員に歪みがあると思います。

 長崎大学の田中宏和先生が1981年に発表された論文『骨盤輪不安定症−その臨床的・解剖学的研究−』の中に、女性特有の骨盤の変化として、「左右の恥骨が段差を残して固まっているものが多い」と書かれています。これは、出産で恥骨結合が開き、その後きれいに元通りにくっつかなかったとしか、私には考えられません。

 このような骨盤でも、若いうちは腰痛があってもあまり気にならない程度で、育児や家事に忙しくて自分の体をかまっている暇もない人が多いようです。また、産後の痛みなどがいったん良くなっても、更年期頃になるとたいてい悪化します。これは、筋肉・じん帯・軟骨・骨が弱くもろくなることにより、再度骨盤が緩んだり、いっそうひどくずれたりして、痛みやトラブルが起きるからです。40代の後半から腰痛持ちになった人の殆どは、「私の腰痛は妊娠・出産とは関係ない」と思い込んでおられるのですが、出産時の骨盤の歪みとしか考えられない人も多いのです。

 骨盤が悪いと股関節も痛むことがしばしばあります。太ももの骨の一番上を大腿骨頭と言います。これを骨盤でしっかりと受け止めているところが寛骨臼で、大腿骨頭と寛骨臼で股関節ができています。仙腸関節がきれいだと股関節も調子が良いのですが、仙腸関節に歪みがあると寛骨臼の位置も変わり、大腿骨頭とのバランスが悪くなります。カクカクしながら痛んだり、キリキリとこすれるように痛んだりします。こんな状態が長年続くと、股関節が変形してしまい、変形性股関節症と診断名が付くようになります。ひどくなると人工骨頭に置き換える手術を勧められます。でも手術すればすっかり痛まなくなるわけではないことは、皆さんよーくご存知ですよね。こうなる前に骨盤を整えておくと、自然に股関節も痛まなくなります。

 股関節の痛みよりはるかに多いのは膝の痛み です。膝が痛くて整形外科に行くと、たいてい「軟骨がすり減っている。変形性膝関節症です」と診断され、筋肉を強くする体操を勧められます。確かに太ももの筋肉が弱ると膝に衝撃が加わりやすくなりますので、膝は痛むことが多いのですが、それだけでは説明のつかない膝の痛みが良くあります。骨盤調整をするとベッドから降りた時にはもう痛みが消える人もあります。また、左右の脚の長さが違うと膝が痛むことが多いのですが、骨盤調整して長さがそろうと数日〜数ヶ月でたいてい痛まなくなります。もちろん運動も大切ですし、太りすぎも良くありません。

 腰・股関節・膝が痛いと歩くのも億劫になるし、体重も体脂肪率もグングンUP、ウエストサイズはさらにUP! ますます不健康な体型となります。(私は80歳になってもオシャレを楽しめるプロプーションでありた〜い!)それだけでなく、コレステロールや血糖値もUP! 糖尿病や脳梗塞などの生活習慣病にもなりやすくなります。骨粗鬆症も進行を早め、骨折などを機会にドーンと体力が低下し、要介護となったり、寝たきりになったりしてしまうのです。

 何歳になっても楽しく生き続けるためには、元気な体が何といっても資本です。産後は靭帯がゆるんでいるため、骨格のゆがみを整える絶好のチャンスです。骨格を整えると筋肉がコチコチになっているのが自然にほぐれ、腰・股関節・膝の痛み、肩こり頭痛などからも解放されます。姿勢も美しくなり、足腰の冷えもなくなり、体調も良くなります。

 何歳になっても介護を受けなくてもいいように、年をとる前に骨格を整えましょう。 「育児や介護ができる体作り、介護のいらない体作り」これが私のテーマです。

産後の安静&養生

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「アメリカで出産し入院期間が短く、産後の安静がほとんどとれなかった」というメールをもらって、7年前のことを思い出しました。

それは、木村看護教育振興財団からの派遣で、日本人11人(内1人は私費)で、ミネソタ州のメーヨーの病院見学を4週間経験した時のことです。最後に感想を語り合う会で、多くの仲間が「お産の翌日、車椅子に乗せられて、青白い顔で家に帰って行くお母さん達の姿を見た時、これではあまりにも可哀想。家で赤ちゃんを可愛いがれるとは思えない」と、異口同音に語り合いました。

私のことを話せば、少なくとも一人目は随分安静にしていました。それは私の母が口うるさくそうさせたからです。母は大正2年(1913年)、北陸の生まれで、生きていれば85歳。私が長男を出産した時、「字を見るな」、「柿を食べるな、体が冷えて体調が狂う」、「おとなしく寝てないと体にガタが来て、もう一人生んで養生するまでは治らん」など・・・、助産婦として3年目の私には「そんなのは迷信や」と言いたい反面、実例をあげて説教する母には反論はできず、昔から語りつがれていることに対して「掟破り」のようなことをする勇気もなく、おとなしくしていたものです。こんなことを書こうという気持ちにさせてくれたメールをご紹介します。


【香港のCさんのメールより】

中国では産後の体のトラブルはほぼ産後一ヶ月の間、しっかりと休んでいなかったからといわれます。たとえば手を冷たい水につけてはいけないとか、風に当たったらいけないとか、なるべく横になったほうがよいとか、そういう事がとても大事に言われますが、どう思いますでしょうか?結構退院してからみんなすぐに外出したりしますよね。また次の子を出産して、しっかりと休んでいたら、前回の不快なども消えるといわれます。そういう言い方もただしいでしょうか?(実際そういう人がいます)

「中国も日本と同じなんや!」と、ビックリ。今の私は中国や日本で語り継がれてきたことは正しいと思っています。

「なるべく横になったほうが良い」と言うのは、骨盤の安静と回復に重要であり、「手を冷たい水につけてはいけないとか、風に当たったらいけない」と言うのは、関節や筋肉の血行を悪化させ、痛みを増強させたり、乳房のトラブルの原因となると思います。

また、産後の若い女性に対して、先輩の女性が厳しく安静を言いつけるのは「せめて産後くらいは働かせまい」と、女性が元気に生涯を送るための智恵として「掟」のように堅持し続けられたのではないかと思います。だって、女性が堂々とゆっくり休めるのは、産後しかなかった時代って長かったでしょう?

また次の子を出産して、しっかりと休んでいたら、前回の不快なども消えると言うのも、ある程度当たっています。妊娠のために靭帯がゆるみ、骨盤内に児頭が入り込んで、骨盤の歪みが自然に矯正され、その後安静にすると骨盤がきれいなまま安定するため、腰痛がなくなることがあります。それにともなって背骨もきれいになり、痛みやコリがなくなり、自律神経や内臓の働きも改善する人もあります。

となると、産後の安静=養生はとても大切なのに、最近は中国でも日本でも「掟破り」が横行しています。核家族化のためだけでなく、病院での行きすぎた早期歩行、「昔からの言い伝えは科学的根拠のない迷信」のように言う医師・助産婦が増えてきたことや、高齢者の発言権が弱くなっていることも原因と思います。骨盤や背骨の働きを認識している職業人がまだまだ少ないのが、私にはとても残念です。
日本や中国も今はこのような状態ですが、まだ、産後の入院期間は5〜6日が普通で、その間は少なくとも上げ膳据え膳です。アメリカのように出産の翌日または翌々日に退院し、新生児はもちろん上の子まで面倒見ながら、家事一切をしなければならないなんてことはありませんね。

日本でも産後2時間程度で歩行させる病院もあれば、こんな助産院もあるんです。ご紹介しましょう。


【石川県の頼助産院、頼 玲瑛 院長のメールより】 

この仕事をしていると、とかく腰痛の方に出会います。ほとんどが、病院分娩の後の方で、分娩方法にも関連はあるとも思いますし、産後の母体への手当て? 院内での動線の長さ、産後の骨盤復古への理解の少なさなど。。。

 経験的にこれはどうも??と言う方に、このベルト(トコちゃん)は、骨盤を固定するのに適していると考えて、利用しています。 私は、助産院でお産のお手伝いをしていますが、産後は安静を新たに再認識しています。もちろん母乳育児を勧める為には、当たり前のこととして母児同室です。不要に歩くことなく、赤ちゃんがぐずぐず言っても、顔を横に向けて起き上がらなくても様子を見れるように、畳の部屋で、布団のお部屋にしています。

こんな産後の過ごし方が私の理想なんですが、皆さんいかがですか?皆さんの国ではどうなのしょうか? 欧米では産後の安静を説いていた時代はあったのでしょうか?「欧米人が産後の安静をとっていないことと、中高年者の車椅子生活者が、日本人より欧米人の方が多いことは関連あるのでは?」 と、私は思っているのですが、いかがでしょうか?

アメリカ人は日本人より体力があると言われますが、私は反対のように思うのです。メーヨーと交換で来られたナースを、3年間にわたって20人ほど京都観光案内をしたことがあります。清水寺とかを歩くと、途中で膝が痛いと言って立ち止まったり、ヘトヘトになって座り込んでしまう人が半数ほどありました。現役の30代を中心としたナースですよ! とにかく全員、歩くのが遅いので、金閣寺・竜安寺を見たいと言われても回れないのです。病院でも同じです。日本の病院で見る看護婦はサッサと歩いているのが当たり前ですが、アメリカ人はタラーリ、タラーリ。「いつになったら仕事が終わるんだろう?」という感じでした。

それでも、アメリカ人が日本人より体力があると思ったことがありました。それは、1日の仕事(見学)が終わった後、ミシシッピー川下りとディナーを楽しむ催しがあった時のこと、日本人は夜10時頃にはクタクタなのに、アメリカ人は元気におしゃべりして笑っているんです。ようやくベッドに入って6時間後には病棟へ。朝の仕事の始まりは夜明けと同時なので、眠くて眠くてやっとの思いなのに、アメリカ人はいつもの通り元気なのでさらにビックリしました。もしかしたら、体力を発揮する領域が違うのかも知れませんね?

更年期頃になってから「体のガタ」が来ることは次回書きたいと思います。日本人とアメリカ人との体力の違いについてもまた考えてみましょう。体験やご意見のメールをお待ちしています。

戌の日とは?日本には妊娠5ヶ月の戌の日にさらしを巻いて、安産を祈る習慣があります。  しかし、これは日本特有の習慣であり、医学的な意味はありません。それどこ ろか「日本人に妊娠中毒症が多いのは、この習慣が原因」と、産婦人科の教授ら によって指摘されています。それは、なぜ?
腹帯やガードルなどで、おへその上までしっかり締めると、子宮の中で赤ちゃ んがママの背骨に押しつけられます。すると、その間にある大静脈が圧迫され、 下半身から静脈血が心臓に戻りにくくなり、足がむくんだり(浮腫)、静脈が太く 浮き出るようになります(静脈瘤)。

また、大動脈も圧迫されると腎臓に行く血液が減ります。すると、オシッコが 作られにくくなりますので、腎臓から「もっと血圧を上げて血液をたくさん送っ てくれ!」というホルモン(アンギオテンシン)が分泌されます。そのため、高血圧になり、腎臓の機能が低下して蛋白尿が出たりします。  どうですか? 妊娠中毒症の三つの症状、浮腫・高血圧・蛋白尿が、見事にそ ろいましたね。

また、胎盤に行く血液も減って胎盤が弱り(胎盤機能不全)、赤ちゃんが栄養不 足になったり、弱ってしまうのです。

腹帯を強く締めないと胎児が大きくなり過ぎ難産するって本当?

これはかなり当たっていて、強く締めると赤ちゃんは 栄養不足になり、大きくなれません。そのため、安産となりやすいのですが、最悪の場合、胎盤の一部がはがれ、赤ちゃんが胎内で死んでしまうこともあります。貴女はこんなことをしてまで、小さい赤ちゃんを産みたくはないでしょう? 

 妊娠〜お産期にかけての女性の骨盤や靭帯の変化(どんなホルモンが働くのかなど)を教えてください。産道を広げるために、妊娠反応が+に出る頃、つまり妊娠4週頃から胎盤の元となる組織=絨毛から、大量のリラキシンと名づけられたホルモンが分泌されるようです。

妊娠中の腰痛の原因は?

このホルモンは、まだ測定することはできませんが、その作用で骨盤を支えているじん帯がゆるみ、骨盤がグラグラになってきたところに、自らの体と、どんどん大きくなってくる赤ちゃんを支える負担がかかるため、全く腰痛知らずだった人ですら、いきなりお尻が重だるくなったり痛んだりすることがあります。 ホルモンの分泌量に個人差があるのか、その効き方に個人差があるのか、その両方なのか、多分両方と思います。双子のように大きな胎盤からたくさんのリラキシンが分泌され、かつ、40歳近い年齢で靭帯が脆弱になっている女性は、重症になっていることが多いです。

骨盤が歪んでしまう主な原因は何ですか?

たとえば、以下のような動作で歪むことが多いようです。

横座り、ペタンコ座り 左右どちらかの側臥位ばかりで寝る 上の子を腰骨に乗せるように抱いて、片脚に体重の大部分を乗せて立つ 床の物を右手で拾う時に右足を前に出す 風呂の洗い場で小さな椅子に右お尻だけ乗せて、右手に洗い桶を持って浴槽のお湯を汲むそれでは、お産が終わりホルモンが出なくなれば自然に骨盤のグラグラや靭帯の緩みも解消されるのでは?

緩みが生理的範囲(11mmくらいかな?)ならば回復します。しかし、緩みきって恥骨結合が20mm以上も開いた時などは、自然には回復せず一生痛む人もあります。

産後の尿漏れなどのトラブルの原因はなぜでしょう?

これは緩みというより、骨盤の底面積が広く変形しために続く後遺症です。

<「さらしの腹帯」「産褥ニッパー」など諸外国には見られない習慣のようです。これには医学的意味はあるのでしょうか? 「お腹の戻りを助けるため」と説明しているところが多いようですが、本当ですか?

子宮 → 締めなくても収縮する。 腹筋 → 締めた方が早く回復しやすい。腰椎の負担を減らし、良い姿勢を保つには、おへそから下だけを締めればよい。 皮膚 → 締めなくても、腹筋の回復にしたがって回復する。 骨盤底筋群(骨盤の底を支えているテント状の筋肉)    → お腹を締めると腹圧が下に逃げるため、回復が遅れる。 骨盤 → 締めた方が回復が早いが、産褥ニッパーでは腰骨の一番はっているところを締め付けるので、骨盤を洗面器型から寸胴型に変形させ、腰痛を悪化させる。

 寸胴型になった骨盤では、底を支える筋肉も引き伸ばされ弱くなります。さらに、お腹をニッパーなどで締めつけると、骨盤の上から見た面積が狭くなります。するとテコの原理で底面積が広い形に変形します(=洗面器型であるべき骨盤がずん胴型に変形)。また、本来骨盤の中に収まっているべき直腸・ 子宮・膀胱も一緒押し下げられ、痔や脱肛・排尿障害(尿が出にくい、もれる)・ 子宮脱の原因となります。産後すぐにこれらに悩まされる人もあれば、更年期を 過ぎてから悩む人もありますので、ご注意を!!


では、どうしたらいいのでしょう?  

もちろん、何も着けなくてもかまいません。  でも・・・
(1)冷えるのが心配だったり、何か着けないと不安な人は、お腹の皮膚に跡が付かない程度のソフトな下着か腹帯を着けましょう。 (2)腰が痛い人は、   

*晒しを三つ折にして、恥骨と尾てい骨を押さえるようにしてしっかり巻き、残りは下腹を持ち上げるように巻きましょう。  

**自分で巻けない人は、買って着けましょう。腰痛を和らげ、しかも、妊娠中毒症を引き起こさないものは、「トコちゃんベルト」と、腰部保護プロテクター(犬印)の二つしかありません。プロテクターは、薄いアウターにもひびかず、外出時には重宝しますが、腰痛予防の最も大切な時期である産後の入院中には、とても着用できないのが最大の欠点です。

腰が痛いとお腹が張りやすくなり、お腹も痛むことがあります。痛みは痛みを 呼びますから、「お腹が大きいんだから、腰お脚の付け根がが痛いのは当たり前」 と思って我慢しないで!


理想的な腹帯とは?

 まとめましょう。産後の体の回復のための理想的な腹帯とは、「骨盤の下半分 をしっかり締め、腰骨の張っているところは強く締めず、おへそから下のお腹は 軽く支え、おへそより上は決して締めない」ものです。妊娠中も産後すぐからも 使える理想的な腹帯を求めて、私が何年もかかって考え作ったのが「トコちゃん ベルト」なんです。

 腰に自信のある人は、木綿のゆるい総ゴム編みの腹帯で、軽く腰とお腹を保護 すればOKです。さらしがお気に入りの人は、三つ折にして産前と同じように、 腰をしっかり、下腹は軽く支える程度に巻きましょう。

 病院や助産院には、「これが産褥ニッパーです」と言って「トコちゃんベルト」 を持って行ってもかまいません。胎盤が出て、傷を縫って、着替えて、きれいな パッドを当てた時に、同時に「トコちゃんベルト」で骨盤を保護するのかがベス トです。骨盤がゆるみっぱなしのままベッドで寝て、歩いてトイレに行くと、骨盤が歪んでしまったり、いっそうひどく開ききる人があります。

 「トコちゃんベルト」は骨盤と腹筋をすみやかに回復させますので、元気に動 ける体に早くなります。すると、姿勢も良くなり、贅肉も減り、スタイルも良く なります。お腹のゼイ肉をいくら押さえても、健康にも美しくもなれません。締めるべきは骨盤です。

 腹筋の運動などは産後2ヶ月ほどたってから始めれば、しっかりウエストは細 くなりますのでご心配なく。ニッパーやガードルも産後2ヶ月までは着けない方 が健康のためですが、産後2ヶ月たって薄いワンピースなどで外出する時など、 スタイルが気になる場合は、ガードルを着けるのが良いと思います。

 私は若い頃から殆どガードルを着けたことがありません。3回の出産後も、さ らに50歳の今日に至るまで、ニッパーもガードルも着けたことがありません。でも、お腹もお尻も締まっていて、オバサンスタイルではありません(^o^)


妊婦の太り過ぎと難産の関係/読者からの質問

「産婦人科で妊婦が太りすぎで難産になるのは、産道にも肉がついてしまうためと説明されましたが、本当にそんなことがあるのでしょうか?産道にまで肉が つくなんて、これは、超おでぶでもない限りないのでは?と思う のですが。 アメリカに住んでいると、日本人は、アメリカ人のような 超肥満はありえないので、まず、注意されないのでしょうが、本当 のところ、体重増減は、どの程度までならいいのでしょうか?」

骨盤=骨産道の内側に脂肪が大量に着くと、骨盤の内腔は狭くなります。すると、ちょうど排水パイプの内側に油やゴミがベトベトに付くと水の流れが悪くなるように、胎児は下降しにくなります。欧米人でも日本人でも超肥満女性には良く見られます。

日本人で妊娠期間中に18kgの体重増加で、黄色脂肪肝(フォアグラ状態)となり、肝機能低下を来たした人がありました。20kg以上の体重増加を来たした肝臓が正常なことはまずないそうです。同時に腎臓にも負担がかかることが多いようです。

京大病院では児への生体部分肝移植が頻繁に行われていますが、提供者は父母のどちらかです。母親が提供できない最大の理由は黄色脂肪肝、父親が提供できない最大の理由はアルコールによる肝機能低下なんですよ。両親がこうだと他の提供者を求めて海外に渡ったり、祖父母が提供したりと大変なんです。こんな夫婦って多いんです。

脳梗塞・心筋梗塞予防や、全身の活性酸素による酸化=老化の面から考えても肥満は命を縮めます。もちろん、シミや老人性ゆうぜい(首につく小さいイボ)も増えるし、美容にも良いはずがありません。

 京都は学生の街。鹿児島出身者は「京都は鹿児島より暑い」と言い、新潟出身者は 「京都は新潟より寒い」と。「なんちゅうところに住みついたんや!」 と反省しつ つ30年あまり。北陸出身の私にとって、体温を越える暑さの中を歩くのは、今も生き た心地がしません。でも、歩かず冷房の中でずっと座っているのは腰の大敵。皆さん 腰の具合はいかがですか? 

 さて、今回は「産後の腰痛は何回のカイロ施術でなおりますか?」という質問にお 答えします。何回でなおるかは 個々人の状態によって違いますので、何とも言えま せん。1回で良くなる人もあれば、10回通っても良くならない人もあります。良くな らないタイプとして思いつくままに並べました。貴女はどれだけ当てはまるかな?


1.歪んでいた年月が長い(幼少のころから身体が歪んでいた) 

子どもの頃から側湾症と言われていた場合は、骨盤も子どもの頃から歪んでいたと考 えられることが多く、肋骨の形も左右で違います。X脚やO脚の人も、ガンコな場合 は経過が悪いことがあります。 痛みをなくすためには妊娠前の状態に戻っても痛みが改善しないことが多く、まった く歪みのない身体に整えることは不可能で、痛みから解放されるには根気と努力が必 要です。


2.歪みが大きく複雑で全身に歪みがある 
背中から首にかけて複雑に歪んでいると、肩凝り・頭痛・膝の痛み、手の指先の痺れ も起こります。お尻だけが痛い場合は早く良くなりますが、骨盤から遠いところに強 い症状がある人は簡単には良くなりにくいです。


3.左右の筋力差が大きい 
背骨が歪んだま筋肉を鍛えた人は、左右の筋肉の強さが大きく違っていることがあり ます。すると、いくら背骨を整えてもずれ戻りやすく、良くなりません。気長にバラ ンスを整える体操などを続けることが大切です。


4.身長が高く、筋力が弱い

身長が高いと背骨や骨盤を支える筋力は、その身長に見合うだけないと困るのです が、背が高くて筋力が弱いとまたすぐに歪みやすいものです。私は経験上、167c m以上のほっそりした女性が来られると「あぁ、大変」と思ってしまいます。うちに 来られる女性はとにかく背の高い人が多いですよー。


5.腰に良くない姿勢や動作を頻繁にとる

  横座りやペタンコ座りを無意識のうちにしてしまう人、同じ脚の組み方で長時間椅子 に座っている人、オートマ車を長時間運転する人、物を拾う時に足を開いて両膝を くっ付けてしゃがむ人、右手で物を拾う時に右足を前に出すのが習慣になっている 人、このような人はずれ戻りやすいです。


6.小学生時代に歩いたり働いたりしていない

小学校の通学で毎日の歩行は身体作りにとても大切なのですが、通学時間が10分以内 だった人、しかも外遊びより座って遊んだり習い事をして育った人は、足腰が弱く、 赤ちゃんを抱いて自分の体を支えるに耐えないことが多いようです。中学高校でどれ だけスポーツを頑張ったかより、女性の育ち盛りの小学生の時に毎日どれだけ運動し たかで、身体の基礎のでき具合が違うと思います。


7.上半身が大きく腰まわりがきゃしゃ

私のように下半身デブの方が安定が良く、肩幅が広く胸の大きい人は重い上半身を支え る腰の筋力が伴わないため大変です。


8.水泳以外の運動をほとんどしていない

7の体型の人が多く、筋肉がたっぷりに見えても、腰まわりは細く骨盤が重力に逆 らった衝撃を受けていないためか、骨盤がなかなか安定せず、良くならない人が多い です。私と息子は「陸に上がったカッパとは、ようゆうたもんやなぁ」と言い合って います。


9.歯の噛み合わせが悪い

左右の奥歯の噛む力が違ったり、上の歯の中心と下の歯の中心がずれていると、あご や頚椎が歪み、そのバランス上、胸椎・腰椎・骨盤と上から歪みが波及し、肩凝りが 良くならないだけでなく、腰も良くならないことがあります。


10.家事・育児の負担が大きい 

誰も家事・育児を手伝ってくれる人がなく、カイロでせっかく歪みを整えても、すぐ に子どもを抱っこして帰らないといけないようでは、良い状態で落ちつく暇もないこ とがあります。全ての家事・育児を腰痛ママ一人でこなすのは大変です。


11.産後年月がたってからカイロ・整体に通い始めた 

恥骨が痛いまま5年とか10年以上経ってから来られる人がありますが、はやり産後は 早いほどよくなります。


12.若くない

40歳近くで産み終えて、更年期にさしかかって、いわゆる「ガタがきた」状態になっ てから来られるとなかなか大変です。


13.栄養状態が悪い

双子を出産した人などに多いのですが、血中のたんぱく質やカルシウムがすごく低い と、いくらトコちゃんベルトで腰を締めても恥骨がくっ付かず、腰がグラグラという ことがあります。
 妊娠中〜産後を元気に過ごすには、そう、子どもの頃〜妊娠前からの体力作りや、 身体のバランスを整えることが大切なんですよね。うちでは妊婦さんや育児中のママ のうち、ざっと3/4の人は1〜3回で楽になっているようで、それ以上通う人は1/4 くらいです。ですから、うちは会員数が多い割には延べ施術数は少なく、残念ながら 儲かっていません (^_^;) カイロはたまに一瞬痛いことはありますが、全体的には 気持ちの良いものですよ。ぜひお試しくださいね!

昨年の9月から連載している「更年期障害・身体がついていかない時」ですが、これ まで、栄養や運動、骨格の歪みと内臓などの機能低下、環境ホルモンや有害化学物質 の体内蓄積による影響の方向から見てきました。

今回はこれらによる代謝・内分泌・ 免疫などの異常について考えてみましょう。これらは言葉自体が難しいので、言葉の 説明も含めて簡単に説明します。

 
《新陳代謝・代謝とは?》

 私達の身体は常に部分的に外界との物質の交換をしている動的平衡を保っていま す。私達は生きている限りエネルギーを失っているために、当然のことながらエネル ギーに富む栄養素を食物として摂取する必要があります。食物は消化・吸収されて身 体の成分となったり、エネルギー源となって蓄えられたり、生体活動のために使わ れ、その結果残った産物は排泄されます。これらのすべてを新陳代謝と言いますが、 その中で、吸収と排泄の中間にある過程、つまり栄養素が体内でどのように変化して いくかを、一般的に代謝と言います。  


《代謝の主役 酵素》

 私達の身体のあちこちの組織で、消化や代謝のために酵素が働いています。私達人 間が身体の中に酵素を持っているのと同様に、生きている動物や植物すべてが多くの 酵素を持ち、その酵素の中には必ず自分自身を消化したり分解する酵素が含まれてい ます。酵素はたんぱく質の一種ですので、50℃の熱で変性してしまい、働かなくなっ てしまいます。私達が高タンパク・高カロリーの食事を続け、しかも、加熱で酵素が 死滅した食物を食べ続けると、身体の中に持っている酵素だけでは不足しがちにな り、分解されないままの栄養素が血液の中に残ってしまい、血液をドロドロにするこ ととなります。


《内分泌とは?》

 唾液の中に含まれるでんぷん消化酵素のアミラーゼは口の中に、タンパク消化酵素 のペプシンは胃の中に向かって分泌されます。消化酵素のように口〜胃〜腸〜肛門の ように外界とつながっている表面に分泌することや、汗のように体表に分泌すること を外分泌と言います。それに対して、内分泌とは内分泌腺と呼ばれる組織から、血管 の中に分泌されるホルモンの分泌のことを言います。ホルモンは脳にある下垂体や、 卵巣・睾丸・副腎・甲状腺・膵臓などから分泌され、お互いに影響しあっています。 いま、環境ホルモン(外因性内分泌かく乱物質)が体内に蓄積されていることによ り、卵巣や睾丸のみならず、それらを刺激するホルモンを分泌する下垂体や、脳や性 腺と大きくかかわりを持って働く甲状腺への影響も指摘する報告もあります。


《ミネラル不足で酵素やホルモン不足》

 ヒトの体内には現在数十種類の酵素が見つかっていますが、その1/3はミネラル (金属)を含むものですが、酵素の原料となるミネラルが不足していることも、酵素 不足の原因となっています。古来より日本の土壌は堆肥などの有機肥料で良く肥えて いて、そこに育った野菜にはミネラルはたっぷりと含まれていたのですが、窒素・リ ン酸・カリを主成分とする化学肥料で大量生産された野菜には、その他のミネラルは ほんの少しか含まれていません。でも、海草には多くの種類のミネラルが含まれてい ますので、しっかり食べましょう。  ホルモンも酵素同様、たんぱく質の一種であり、ミネラルを含むものがあります。 有名なのはインスリンで、亜鉛が不足するとインスリンも不足することとなり、糖尿 病の原因となります。このようにミネラル不足は内分泌も代謝も狂わせることになる のです。  


《ビタミンの働き》
 ビタミンは極微量で細胞の新陳代謝を円滑に調整し、潤滑油的な役目を果たし、私 達の身体の成長を促したり、生理機能をコントロールする非常に大切な物質です。で すから、ビタミンが不足すると細胞がイキイキと働けなくなるのです。ところが、 スーパーで普通に売られている野菜の多くは、野菜工場のようなビニールハウスの中 で栽培されています。紫外線をほとんど浴びずに育った野菜にはビタミンは少なく、 それらを食べていても必要なだけのビタミンは摂れません。  


《妊娠を望むなら葉酸摂取を!》

 厚生省は12月28日、ビタミンBの一種である葉酸を、妊娠可能な年齢の女性に、栄 養補助食品などで摂取するよう提言した通知を、都道府県や全国の医療関係団体に送 付しました。従来日本では神経管閉鎖障害(二分脊椎・髄膜瘤・水頭症)の発症率は 欧米に比べて低かったのですが、近年増加傾向にあることと、葉酸は神経管閉鎖障害 の子を出産する危険性を減らすことが欧米で報告されてためとのことです。これまで 厚生省は「安易に栄養補助食品に頼るべきではない」との見解をとっていたのです が、積極的な活用を提言するのは今回が初めてであり、大きな方向転換と言えると思 います。日本人が食べている野菜には、ビタミンが少ないことをようやく厚生省が認 めたとも言えます。  


《酵素やビタミンたっぷりの食事を》

 葉酸はさておき、現代の日本でもまだまだ酵素やビタミンの多い食事をすることは 可能です。納豆・ぬか漬・キムチ・ヨークグルト・塩辛・なれずし・へしこなどの発 酵食品は酵素も栄養もたっぷりで消化吸収が良く、食欲も増進させます。また、魚の さしみ・大根おろし・生野菜・果物のような生の食品も積極的に食べましょう。とこ ろが、私の大好きな魚もPCBをはじめ多くの化学物質で汚染されており、悲しいか ぎりです。妊娠可能な女性は特に、魚の内臓やチリメンジャコのように丸ごと魚を食 べるのは避けるほうが賢明と思います。  ビタミンの少ない野菜すら満足に食べず、環境ホルモンや限りなく有害に近い化学 物質が含まれた食生活、つまり、インスタントラーメン・レトルト食品・コンビニ弁 当を食べ続けていて、健康になれるはずがないし、ましてや、妊娠を希望し元気な子 を得たいと思うなら、まず栄養面からも身体を整えることが大切ですね!


《免疫とは?》 

 免疫とは身体が細菌・ウィルス・毒素などの病原体に対して感受性を持たないか、 感受性が鈍い状態を言い、病原体をやっつけてしまう力を免疫力といいます。体力と いうと筋力や持久力を思い浮かべる人が多いと思いますが、人間にとって最も大切な 体力とは免疫力だと言えます。免疫グロブリンや白血球がその主力ですが、白血球や 粘膜の細胞などをはじめとして、全身の細胞が活発に戦闘体勢に入れることが、病気 にかからず、かかっても早く元気になるための条件となるのです。そのためにはビタ ミン・ミネラルなどの微量栄養素の摂取や、たっぷりの睡眠、規則的な生活リズム、 うがいや手洗いなどが大切です。


《病気にならない身体を作るには?》

 以上のようなこれらの日常的な努力をせず、熱が出たらすぐに解熱鎮痛剤を飲むの では、強い免疫力を持つ身体は作れません。病原体は熱に弱いために、熱が出ること は病原体をやっつけるための生体防衛反応なのです。インフルエンザで多くの子ども やお年寄りが亡くなっているのは、国際的に見ても日本特有の現象であるのは、こう した解熱鎮痛剤の乱用が指摘されています。  もちろん病原体に対して強いだけでなく、痛みや凝りがおきないきれいな骨格と、 丈夫な内臓を持って、したいことができる身体作りをして、心もイキイキと生きるこ とが大切ですね。今回は難しかったですね。次回はこのシリーズの最後、「身体の不 調と人間関係・社会生活におけるストレスがもたらす、心の不健康」です。

前回は、骨盤や背骨の歪みがあり、内臓などの機能低下や自律神経失調も伴っている人の中には、「30代半ばにしてもう更年期?」と悩んでいる女性が多いことをお話しました。ところが、このような体調不良は30代の産後の女性に限らず、私のサロンを訪れる独身の20代の女性からも、同じような悩みの相談を受けることが多いのです。彼女たちの多くが、「生理痛がひどい。腰痛も生理中は立っていられないくらい」、「生理の前日くらいから浮腫んで足首が曲がりにくく、頭痛もひどくて薬も効かない」、「生理不順で1月に2〜3回もある」、「20歳のときからもう7年も生理がない」と訴えるのです。その程度のひどさに私も驚くばかり! 彼女たちを診て、「これだけ骨盤も背骨も歪んでいたら、しゃぁないなぁ」と思っていたら、何と「私の事務室には20代の女の子が7人いるけど、生理が順調なのは一人もいない」と聞くこともしばしば。

 これは一体何故かと考えると、やはり、子宮内膜症の増加、乳癌や子宮癌の増加と低年齢化、などと無関係ではないように思えます。これらの理由としてマスコミでも取り上げられているように、「環境ホルモン」や有害化学物質の体内蓄積の影響が大きいのではとしか、私には考えられません。「環境ホルモン」とはエストロゲン類似化学物質とも言われ、それらの多くは体内に入ると女性ホルモンのようにふるまい、生殖系・免疫系・神経系などに影響を与えると言われています。ごく微量でも、妊娠中に取りこむと、時期によっては胎児に取り返しのつかない影響を与えることが心配されています。

 そこでまず、女性ホルモンについて知識の確認をしましょう。女性ホルモンの代表はエストロゲン(以下Eと略)は女性の第二次性徴を引き起こす働きを持ちます。ですから、男か女か分からないようなオテンバが、年頃になると胸やお尻がふっくらして、頬もふっらとみずみずしくなるのはEの働きなのです。また、Eは子宮内膜を増殖させ子宮に血液を集める働きをします。これはEの素晴らしい働きです。でも、Eだけでは妊娠しません。子宮内膜に受精卵がもぐり込める(着床)ためにはプロゲステロン(以下Pと略)が不可欠であり、EとPの両者がバランス良く保たれてこそ、女性は子どもを産むことができ、かつ健康に生きられるのです。

 近年、このEとPの両者がバランスが著しく乱れ、Eが圧倒的優位になっている女性が多いことが報告されています。それは、「環境ホルモン」が体外から入り込んでEと良く似た働きをすることにより、Pが相対的に弱くなっていることが考えられます。これらのことは『医者も知らないホルモンバランス』 (ジョン R リー著 中央アート出版社)に詳しく書かれていますので、関心のある方はぜひお読みください。これに書かれているEとPの働きの主なものをあげます。


 エストロゲン           プロゲステロン
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乳癌のリスクを高める      防ぐ
体脂肪・塩分・水を貯留     脂肪を燃焼、利尿剤として働く
血栓ができやすくなる      血栓を防ぐ
破骨細胞働きを少し押さえる  増骨作用を促進
ふさぎ・頭痛を起こす       自然な抗うつ剤として働く


 要するに、女性が癌・高コレステロール血症・高血圧・肥満・動脈硬化・脳血管障害・心筋梗塞・骨粗鬆症・子宮内膜症・月経前緊張症・鬱病・自己免疫疾患かからないように、健康に生きるために、Pはとても大切な働きをしているということなのです。

 ところで、最近コマーシャルで「ザクロはエストロゲン。女性の健康と美容にザクロを」と良く聞きますね。果たしてそうでしょうか? 植物には天然のEやPを含むものがあります。Eを含む代表格がザクロやダイズです。そのため、世界各地で何百年(何千年?)も前から、ザクロの効用を人々は生活の中で知り活用してきました。例えば、エジプトとか中近東の国々では、望まない妊娠をした場合、7日間5個のザクロと水だけを飲むことにより、流産させる方法が伝承されているそうです。日本でも「臨月に食べると安産になる」と言い伝えられていると聞いたことがあります。そのためか、日本画ではザクロは安産の象徴として描かれています。

 しかし、EとPのバランスがE優位になっている現代女性に、ザクロで追い討ちをかけることは、先に述べた病気のリスクをさらに高めることになるのではと私は懸念しています。でも、分析結果では販売されているザクロジュースなどに全くエストロゲンは含まれていないとか?

 また、15年程前から日本でのみ産科医療の中で、出産時に子宮頚管を柔らかくするという理由で「マイリス」という注射薬がよく使われています。例えば、妊娠37週に入っても子宮の頚管や口が固く、予定日を過ぎても生まれそうになく、出産に長時間を要しそうな場合などに使用されています。この薬は合成のエストロゲンで強力な作用を持っていますが、残念ながら医学界からも「環境ホルモン」という視点で安全性を問いなおそうという動きはあまり見られません。

 その他、台所洗剤・ハミガキ・シャンプーなどに使われている界面活性剤、ダイオキシン、農薬、化粧品などに使われている様々な化学物質、食器からしみ出る化学物質にも、ホルモン撹乱作用があることが報道されています。妊娠して風邪薬を飲んだことを心配する人は多くても、これらの「限りなく黒に近い灰色」の化学物質を、平気で毎日使っている人が多いのではないでしょうか?

 口から飲食された化学物質は、腸から吸収されても門脈を通って肝臓に行き、そこで大部分が解毒されてから全身に回ります。しかし、皮膚や粘膜から吸収された化学物質は、肝臓で解毒されることなく全てが全身に回ります。妊婦さんだと臍帯を経由し胎児にまで移行します。大人は脳に有害物質が行かないよう血液脳関門が閉じていますが、胎児〜生後半年は開いていて、脳にまで達すると指摘されています。幼児の頃に多動傾向だった子どもが、17歳頃になって「キレル」ようになるのは、このためという説もあります。オソロシイことです。ですから、今後出産する可能性が全くない私ですが、化粧もパーマも毛染めもしないで毎日働いています。

 骨盤や背骨が歪むと腰が痛んだり、肩が凝ったり、手足がしびれたり、膝などの関節が曲りにくくなったりします。これらのことは、もう既に多くの人々に知られていることと思いますが、それだけでなく、ふらつき・耳鳴り・眼精疲労・尿もれ・子宮下垂(脱)・冷え・便秘になったり、しょっちゅう熱を出したり、咳がなかなか止まらなかったり、アレルギー症状がひどくなったり、胃腸がいつも調子が悪いなどの不調がおきがちです。その訳は、内臓を支配している神経は背骨の両脇からスタートしているのに、その神経の根元が骨・筋肉の凝り・周囲の組織のむくみで圧迫されることにより、内臓などがイキイキと働けなくなるのです。

 私が大学病院の小児科病棟で働いている頃、喘息発作で苦しんでいる子ども達がたくさんいましたが、その子達の肩甲骨の間をさすってあげると、喘息はかなりましになり、薬を使わなくてもおさまったことがしばしばありました。咽のゴロゴロやうめき声も同様に改善することが多いものです。

 また、産科病棟で働いていた頃、しばしば他の医院などから重症のツワリ(妊娠悪阻)の妊婦さんが転院して来られました。彼女たちの背中をさすってあげると、必ずと言って良いほどブラジャーのベルトのあたりで背骨がカーブしていて、その両側がコチコチに凝っているのです。その凝りをほぐしてあげると、中にはたったの1日で点滴がはずれ、飲食できるようになって退院して行かれた人もありました。

 このように呼吸器系や消化器系の不調の場合には、その後ろの背骨の周囲に凝りがあることは、わりかし理解しやすいのですが、卵巣機能不全と背骨の関係については、私も(私ですら!)大学病院在職中は全く気づきませんでした。

開業して以来、産後の腰痛に悩む多くの女性から、「もう一人欲しいのに妊娠しない」と言う声をしばしば聞くようになり、ようやく「関係あるのかなぁ」と考え始めたのです。それからしばらくして、排卵誘発剤を内服しても全く卵が育たず、合成黄体ホルモン剤を内服しても出血もおきなかった女性が、仙骨の歪みを直して2月もしないうちに、何の薬も使わずに妊娠したのです。それからは、うちの会員さんが次々妊娠され、中には「一人目は夫婦とも大学病院で治療を受けてやっとできた。うちは絶対に自然にできることはあらへん」と言っていた人までが自然に妊娠し出産されました。

 卵巣や子宮も内臓なら、それを支配する神経の根元に歪みが生じれば、機能が低下して当たり前なんですね! 私のサロンを訪れる女性には、実に生理不順が多いのです。腰痛か肩凝りがほぼ全員にあるため、骨盤は当然歪んでいて、卵巣の働きも悪いんですね。すると、女性ホルモンのバランスも乱れ、様々な「自律神経失調症」のような症状が表れ、「更年期障害っぽい症状」に悩むことになるのですね。

 この他に、頚椎の歪みが直ることにより、咽が弱くてしょっちゅう発熱したり蓄膿を繰り返していた子が元気になったり、アレルギー症状がましになったり、大人では、ふらつき・耳鳴り・眼精疲労が改善したり、実に様々で、背骨の果たす役割のすごさに驚かされます。これを読んで貴女も何か心当たりがありませんでしたか?

 次回は、卵巣機能を低下させていると考えられる「環境ホルモン」や有害化学物質の体内蓄積の影響についてです。

運動嫌いは偏食と同様、健康と美容の大敵

 「健康のためには食事・休養・運動が大切」とは良く聞きますね。このうち、食事と休養はしなかったらすぐに死につながるのですが、運動はすぐにどうなるというものではありません。つまり、食事と休養は本能的にするものですが、運動はそうではありませんので、意識的にしなければならないのです。

 私のサロンの会員さんのうち、腰痛や肩凝りがなかなか良くならず、見るからに筋肉が弱そうーな人に「歩いたりスポーツをするのは好きですか? していますか?」と尋ねると、「嫌い。スポーツは苦手。運動クラブには入ったことがない。走るなんてとんでもない、歩くのも嫌い。体育の時間もよくサボっていた、、、」と同じような答えが返って来ます。そして、共通して「運動の好き嫌いは個性の問題」と認識しているのです。つまり「音楽や美術が好きかどうか、するかしないか」と同じことと?! 私は「野菜が嫌いだと言って食べなかったら、元気になれないし、健康上良くないでしょ? それと同じことですよ」と言うと、「あー、そーなんや!」とやっと気づいてもらえるのです。

最も大切な体力は、免疫力=病気にならない力

 子どもの頃からどこに行くにも車、小学校は歩いて10分以内、放課後は塾やピアノ、暇があればテレビ・パソコン・ゲーム、しかも寝転んで、そんな生活を二十年も続けていては、妊娠や育児に耐えられる体力は育ちません。小学生の体力が年々低下していることが、毎年体育の日の新聞やテレビで報道されています。体力というのは広い意味を持つ言葉ですが、体力のうち最も大切なのは「免疫力=病気にならない力」なのです。短距離走や垂直飛び、背筋力の測定値が低くても、小学生のうちは特に目に見えるような問題は表れません。でも、だからと言って筋力を鍛える努力をしないと、大人になった時に取り返しのつかないツケが待っているのです。

 自分の骨盤や背骨をしっかり支えるだけの筋力がないと、当然のことながら歪みやすくなります。すると、痛み・凝り・しびれ・関節が曲がらないなどが起こるだけでなく、内臓や自律神経の働きまで低下してしまいます。すると、更年期障害っぽい症状である生理の乱れや、身体の不調がドーッと起きてしまうんですね。

 それに、キュッとしまったウエスト、カッコイイお尻になりたくても、筋肉が弱くては無理です。陸上競技のランナーの身体を見て美しいと思いませんか? 草原を走るシマウマやライオン、いずれも美しいですよね、毎日走っていますもの。さあ、明日と言わず今日から、あなたもお子さんといっしょに、しっかり歩いたりスポーツを楽しんでくださいねっ。

 「更年期障害・身体がついていかない時」(前編)


�T.更年期障害というより他の原因あり

【体調が崩れるのは男性や若い人だってある】

 血圧がものすごく下がって、1日中ボーッとしたり、喘息が出たりで体調不良とのこと。何だか自分に自信がなくなって、ちょっぴり悲しくなってしまう、そんな経験は多少とも誰でもあるのでは?

 産後の疲れや乳幼児の育児が終わってほっと一息、さて少しは自分のために何か、と思った頃にやってくる体調の悪さは、睡眠不足からすぐに体調を崩し、眠くてしんどくて何もできないのが典型的のように思いますが、貴女はいかがですか? 「頑張りがきかない、去年までこんなことなかったのに、年かなぁ?」って。すると、頭をかすめるのが更年期障害という言葉。でも、それはちょと早がてんかも。疲れ・だるさ・眠さは男性にもあるし、高齢でも元気ピンピンの人もあれば、若くても元気のゲの字もない人もありますよね。どうしてこんなに違うんでしょうね? 私の思いつくままに書いてみました。


【体調を崩す原因】

1.栄養のアンバランス(ビタミン・ミネラル・酵素などの微量栄養素の不足、糖分の摂り過ぎなど)
2.運動と休養のアンバランス
3.骨格の歪みと内臓などの機能低下
4.環境ホルモンや有害化学物質の体内蓄積
5.これらによる内分泌・代謝・免疫などの異常
6.身体の不調と人間関係・社会生活におけるストレスがもたらす、心の不健康

 ちょっとドッキリした貴女、難しいかもしれないけど、お付き合いくださいね。今回は1.栄養についてです。

 世界でも最高レベルと言われた日本の土壌も、化学肥料とヒニールハウス農業が当たり前になって以来、痩せる一方。今の普通の野菜は有機肥料で日光を浴びて育った野菜と比べて、ビタミンは10分の1とも20分の1とも。ミネラルも同様。でも、これは海草にはいっぱいあるのに、食べていますか? 


【酵素不足と甘いものにご注意】

 それと、最近話題なのが酵素。これは私達が栄養学・生化学でもほとんど習わなかったし、近年まで考えたこともなかったものです。人間が持つ酵素は3千とも5千とも言われていますが、最初に発見されたのが皆さんご存知のジアスターゼ。それからペプシン・リパーゼ・SODなどいろいろ。これらは熱に弱く、レトルト食品など電子でチンして食べる物にはゼロと言われています。分かりやすい例では、ダイコンオロシにはジアスターゼがいっぱいなのに、オデンでコテコテに煮たのにはありません。美味しいけどね。これらが不足したら、これだけでも身体の働きが悪くなって当然です。

 これに加えて甘い物の食べ過ぎ。チョコレートやケーキを食べるとイッキに血糖値が上がり、驚いた膵臓は必死にインスリンを出して下げようとする。すると今度は効きすぎて血糖値が下がりすぎ、だるくなったり集中力が低下したり、イライラ怒りっぽくなったり、、、こんにな人が、今の日本の若い女性では4人に3人と! しかも、インスリンの原料となるミネラルは不足しがち。こんな食生活が何年も続いたら、そう、生活習慣病の代表格、糖尿病ですよね。成人でなくてもおこりうるから生活習慣病と改名されたのですが、理由はそれだけではなさそう。健康保険の赤字解消策の一つとして、自分の責任でなった病気=生活習慣病については、将来的に健康保険の負担率を減らしていくらしいですよ。さあ大変!

 健康のためにはまずは食事。酵素の補給に一番手っ取り早いのが発酵食品を食べること。生の野菜をぬか漬けにして食べると、ビタミンも酵素もいっぱい。忙しい私でも冷蔵庫があればOK。ぬか床を2つの密閉容器で保存して、1年中自家製のぬか漬けを楽しんでいますよ (^_^)v つづく・・・・・

1.元気のない日本人

 私は地下鉄などのエスカレーターにはめったに乗ることはありません。健康のため に階段を上がることにしているのと、歩いた方が気持ちが良いからです。階段を上り ながら見るエスカレータに乗っている人々の顔を横目で見ると、なんと活気のないこ と。電車の中では座っているにしろ立っているにしろ、歩いてはいないのだから、せ めて電車から降りた時くらいは階段を歩いて上るのが健康的と思うのですが、仕事で 疲れているのか、身体のどこかが痛いのか、、、?   それだけならまだしも、駅の通路や階段など所かまわずに座り込んでいる「ジベタ リアン」と称される若者の群れ、こんなに元気のない日本人が多くては、スポーツで も経済でも、どんどん世界のトップから遅れてしまうのでは、、、と心配になりま す。  


2.笑ってますか?  

 「この人達は思いっきり笑うことがあるんだろうか? 『生きている』という実感 を持って生きているのだろうか?」と考えてしまいます。笑うことにより免疫力が高 まるとの報告はたくさんあり、日本でも「吉本」のお笑いを聞くことによって、癌細 胞が Natural Killer 細胞にやっつけられたことが報告されています。また、癌患者 さんが富士山やモンブラン登山をしたりして、生きがいを持って生きることが、闘病 生活に大いに役立つと報道されています。  

どんな人も毎日数千個の癌細胞が生まれますが、健康な強い免疫力を持つ人は翌日 には0〜1個しか癌細胞は生き残らないそうです。でも、笑うこともなく生きがいも 持てない生活を送っていたら、それだけでも癌細胞が増えづけるのではと心配です。 もちろん、風邪のような誰でもかかる病気から膠原病のような難病まで、笑うことや 心の持ち方で治癒力に差が出ると言われています。

3.道楽してますか?  

 その点、「私はこれをすると元気が出る」というものを持っている人は違います。 それがスポーツであれ、ダンスであれ、写真、絵、園芸など、どんなものでも、夢中 になって楽しめる趣味や道楽を持ちましょう。茶道・書道・剣道といった日本の伝統 的なものにはちゃんと「道」と付いていますね。道楽というと聞こえは悪いですが、 その道を楽しむことです。
 
今の私を元気にさせてくれるのはフラダンスです。運動不足解消のために始めたの ですが、音楽を聴きながらカウントを取り、ハワイ語の意味を考えながら身体を動か し表現し、歌いながら何度も練習するのはとっても気持ちいい〜っ! ボケてなんか いられません。貴女は何か道楽していますか? 


4.心因性の腰痛肩凝り  

夏樹静子さんの『椅子がこわい』で一気に有名になった心因性の腰痛ですが、私は 心の問題だけで腰痛になるとは思いません。どんな腰痛にもそれなりの形態的・器質 的な問題があり、それを痛みとしてどれだけ強く感じるかに心の問題がかかわってい ると思います。  
同様に「更年期で肩こりが辛い」とはよく聞くセリフですが、私は更年期の一症状 として肩凝りがあるとは思いません。頚椎〜胸椎にかけて強く歪んでいる人でも「肩 こりはぜんぜん気にならない」と言う人もあれば、これといった歪みがないのに「肩 凝りが辛くって、、、」と言う人もあります。  
どれだけ運動して体に凝りをためずにいるかによっても、もちろん大きく異なりま すが、意識の向いている方向によっても異なります。いろいろ楽しいことに意識が向 いている人と、体調不良や人間関係のまずさなどばかりに意識が向いて気持ちが落ち 込んでしまっている人とでは、痛みや凝りの感じ方も大きく異なります。するとドン ドン悪循環に陥って、ドロ沼状態から抜け出せなくなって、中には重症のうつ病や栄養状態悪化となって、入院の羽目になってしまう人もあります。

5.することがいっぱいの人生を!

「一人の人間を身体面・心理面・社会面から見ることが大切」と看護の世界ではよ く語られていますが、このことは3方面から別々に見るだけではなく、お互いに関連 しあっているのですから統合的に見ることが大切なのです。  

職場や地域での人間関係のギクシャクから起きるストレスで、子どもまでが殺され たり、悲しい事件・事故が続く日本ですが、親子そろって笑い 合える生涯を送りたいですね。  そのためには大いに情報を得て考え、学び、友達を作り、遊び、道楽し、心と身体 を鍛え、美味しいものを作って食べて、、、あぁ、することがいっぱい! 

今回はしっかり読んで練習しておくと、とても役立つ内容です。読み流して後日反省 することのないようにね!

「おいで」とちょっと子どもの手を引いたとたん、「ギャー!」と大泣きし、腕が動 かなくなる。親はオロオロ。子育て中に時々あることです。今日サロンに来られたマ マも、「寝不足! また子どもの腕が抜けて、小児科に連れて行ったら整形外科に行 くように言われ、整形外科の先生がいなくて、夜中ず〜っと泣かれて、大変だった」 と。聞けば上の子も3回抜けたと!

こんな時は接骨院(整骨院)に行くとすぐに直してもらえます。でも、予防できたら もっといいですよね。それはあるし、パパやママも日ごろから練習しておくと、簡単 に直せることがあるのです。今回はそのための、ちょっとお得なお勉強です。

これは「肘内障」と呼ばれるもので、幼児期に多く、突然大泣きし、腕を動かさなく なります。こんな時は肩や手首の関節ではなく、たいてい肘の関節に亜脱臼が起こっ たのです。幼児では肘関節の橈骨(とうこつ)の骨頭が未発達なために亜脱臼しやす いのです。

【抜けないようにするには】
子どもの手を引くときは、手首より上を引っぱると抜けやすくなります。握手するよ うに引くと手首の関節がクッションの働きをするため、抜けることはまずありませ ん。一度抜けると癖になり、何回も抜けることがありますので、くれぐれもご注意を !うちの次男も保育園とかで数回抜けました。ママが注意していてもパパが無頓着 に引っぱっては意味がありません。パパにも子どもの手の引き方を教えてあげてくだ さいね。


【観察のし方と直し方】
手を引いた直後、子どもが突然大泣きし、腕を動かさなったら、、、今は右腕を痛 がっていると想定し、練習しましょう。

1.まず子どもと向かい合って、大人の右手の平に子どもの右肘を乗せます。
2.大人の右親指と他の4本指とで、子どもの右肘の両側を軽く支えます。
3.その時子どもの手の平は必ず下向きになっています。確認してください。
4.子どもの右手の平に大人の左手の親指を入れ、他の4本の指で子どもの手 の甲を支えながら、子どもの手の平が上向けになるよう半回転させて下さい。
5.この時に肘も同時に回転しますので、コクンと音がして痛みはすっと消えます。
6.これで痛みが消えないなら、接骨院(整骨院)か整形外科を受診しましょう。
7.少し痛みが残る程度なら、スーッとする湿布をして、軽く包帯を巻いてあげる良 いでしょう。
まず大人同士で右も左も練習し、次に子どもで練習しましょう。何回か練習しておか ないと、本番では役に立ちませんよ。

前回の骨格のチェックの続きで、3の頭のてっぺんから見たねじれについてで す。  顔は真っ直ぐ前に向けて立っていても、つま先が左右非対称で片方が内側や外 側に向いているたりすることがあります。これは、

1.足首だけに問題がある場合 と、
2.膝から下だけに問題がある場合と、
3.骨盤から問題がある場合があります。

私が経験する限りでは、3.の骨盤から問題がある場合が断然多いと思います。つ まり、骨盤調整をすると直後にO脚が改善する子どもや若者が多いのです。もち ろん、すぐに完璧になるわけではありません。

 つま先が左右非対称だと、腰骨も左右どちらかが前に出やすくなります。そう すると腰椎もねじれ、背中のあたりで胸椎が反対側にねじれて、腰とは反対側の 肩が前に出やすくなります。誰が見ても「姿勢の悪い人」というのは、後ろから 見ても、横から見ても、上から見ても歪みがあることが多いです。

 そして、足か ら頭までこって痛かったり、いつも気分がすぐれず、胃腸が弱かったり、風邪な どの病気にもかかりやすい人が多いように思います。先日うちの近くにできた「子ども未来館」の開館式で、小児科の毛利子来先生 の講演がありました。先生は70歳を過ぎておられるのですが、50代後半にしか見 えず、姿勢の美しさに私は「さすが!」と一人で納得してしまいました。

【ケース1】
小学校5年生の時、学校で椅子に腰掛けようとした時に、後ろから椅子を引かれて 激しく尻もちをついた。数日してもお尻から腰全体の痛みが強いため、親に連れられ て整形外科を受診しX線検査を受けたが、「骨はきれい。そのうちに治るでしょう」 と言われた。しかし、その後も授業中に座っているのも辛いほど痛みが続き、月日が たつにつれて痛みは背中にまで及び、肩こりもひどくなった。私学への進学もあきら め学習塾もやめて、いろいろな治療を受けたが良くならず、事故から1年半ほどたっ た頃、親に連れられて私のサロンに来室。骨盤から背骨全体が激しく歪んでいた。中 学1年でお母さんより背も高く体格も立派なのに、まだ初潮はない。

よくある学校での悪ふざけから、こんなことになるとは本人も両親も夢にも思わな かったことでしょう。最初にかかった整形外科で診断書を書いてもらっておらず、学 校保険への請求もしておらず、1円のお金も返って来ていません。その後、健康保険のきかないハリ・整体・カイロと、莫大な出費だけでなく、椅子を引いた子にも、その親御さんにも、学校の先生にもわかってもらえない精神的な辛さ、勉強も習い事も クラブ活動も思いっきりできないいら立ち、初潮がこない悩みなど、計り知れないも のがあります。

初潮と事故との関係ですが、>「生理不順がひどい。赤ちゃんができない」などの悩 みの相談は、私のサロンでは毎日のようにあります。このような悩みを持つ女性は、 骨盤の中心にある仙骨の歪みが強いことが多く、仙骨調整後すぐに妊娠した人も数名 ありました。ケース1の中1の女の子も、「初潮がそろそろ来そうな時期に仙骨を歪 め、卵巣機能が抑制されてしまったのでは?」と私には思えてし方がありません。    

腰痛や肩こりで来られた人で、骨盤の歪みの激しい人に「何か激しく腰を打ったり 尻もちをついた記憶はありませんか?」と尋ねると、たいていは「ああ、そう言えば ・・・」と思い出しながら語ってくださいます。「車に当てられた」などの交通事故 もありますが、それより多いのはささいな日常の出来事です。「小さい頃に玄関のコ ンクリートの上に落ちたことがあると母が言っていた」、「幼稚園の時に階段から落 ちたことを覚えている」、「小学校の時にドッジボールを蹴ろうとした時に、うっか りボールに乗り上げてしまって、お尻から地面に落ちた」、「カチカチに凍りついた 雪道で尻もちをついて、しばらく尾てい骨が痛くて大変だった」、「バレーボール部 で毎日骨盤を打ちまくっていた」、「坂道を自転車で姉と二人乗りで下っていた時、 猫をよけるのに姉が急ハンドルを切ったら、私だけ道路にお尻から落ちた」、などな ど。尻もちをついてX線検査を受ける人も少ないし、例え受けたとしても骨折の画像 が写るわけでもなく、そのうちに治ると誰もが思うんですよね。

【ケース2】  
「毎晩『頭が痛い』と泣くので困っている」と、小学1年生の女の子を、お母さん とお祖母ちゃんが連れて来られた。見ると骨盤と第1頚椎歪みがすごい。すぐに両方 とも整いその日から頭が痛いと言わなくなった。ところが半年後、「スノーボードに 行って帰ってきてから、また毎晩頭が痛いといって泣く」と再びお祖母ちゃんに連れ られて来た。前回同様に歪んでいた。両親はアウトドアスポーツが大好きで、小さい うちから子どもにもいっしょにしていた。

このように、首や頭のトラブルもなかなか多いです。「小学校のころから頭痛持ち だった」と言う人も時々あり、「親からは『なんや、子どものくせに』と言われて相 手してもらえなかった」と言う人、「お母さんに連れられていろんな病院に行き、い ろんな検査も受けたが『異常なし』と言われた」など、さまざまです。

それ以外に、「椅子に座っていたところ、後ろからポンと頭をたたかれたひょうし に、コキンと音がした。その後10年たつのに、首や肩の凝りがひどく、頭が割れそ うに痛んで薬を飲んでもあまり効かない。吐き気がしたり気分がいつも悪くて、一生 このままかと思うと辛い。頭をたたかれたことも誰にも取り合ってもらえず辛い」と 言うケースもありました。  

皆さん、お子さんの身体の歪みと痛みの訴えには、十分に注意を払ってあげてくだ さいね!

《3歳で足の長さが違う》

私の長男が3歳くらいの頃、私の母がお世話になっていた鍼灸の先生に診てもらったところ、「この子、あし長さが違うねぇ、」とおっしゃいました。まじまじと見ると左右の脚の長さは、1cmたらずですが確かに違っていました。その先生は、「こんな子はこれから大変やしねぇ」といろいろ話して下さったのですが、どうしてそんなことが起こるのか説明して下さるわけでもなく、脚長差を直して下さるわけでもなく、、、私はどうして良いか分からず、我が子の将来に漠然とした不安を抱くようになりました。でも、ジャンプする力が弱いことや、縄跳びが下手、小学校に入った頃から腰椎が歪んでいることなど、私には気がかりなことはありましたが、中学校を卒業するまでは身体の痛みとは無縁で育ちました。」

《高校生で椎間板ヘルニア》
高校生になると長男はブレイクダンス(?)に熱中しはじめ、そのせいもあるのか16歳頃にギックリ腰を起こしたのがきっかけで、腰痛持ちになってしまったようです。でも、私に言うと「そんな踊りをしているからや!!」と叱られると思ってか、かくし通して踊っていました。でも、ついに私の目にもおかしいと写るようになり、問い詰めると「左の足のゆび先までしびれている。もう何ヶ月も前からや。腰と左足が痛い。授業中に座っているのもしんどい」と言うではありませんか! それから私が勤める大学病院整形外科に連れて行き、MRIの結果、「おぅー、立派な椎間板ヘルニアや」と診断されました。17歳の時でした。
でも、そこはさすがに大学病院、「すぐに手術しよう」とは言われませんでした。

その後、いろいろな治療を受け良くなっていきましたが、しびれがすっかり消えた時には20歳になっていました。こんなこともあって、今は私と二人でカイロプラクティックの仕事をしていますが元気そのもので、25歳にもなるのに相変わらずハウスやなんやと踊り続けています。大人から見ると「ヘンな踊りをしているから、腰を痛めるんや」と思いがちですが、どうも踊りと腰痛は関係ないんじゃないかと今は思います。

《幼児期に腰痛の基礎ができている》
うちのサロンに来られる方々の中には「16歳で椎間板ヘルニアの手術を受けた。それから20年近くになるが1日たりとも痛まない日はない」などと、切々と語る方もおられます。そんな話を聞くたびに、胸がキューンと痛みます。今の私は、長男が十代で椎間板ヘルニアになったのは、幼児の頃にすでにでき上っていた脚長差、小学生ですでにはっきりしていた腰椎の歪みと関係あると思っています。つまり、骨盤のずれにより脚長差が生じ、骨盤という骨格の土台が歪むことによって腰椎が歪み、椎間板が左右対称ではなく「くさび形」にゆがんだことにより、椎間板ヘルニアになったと考えています。もちろん、ギックリ腰によって、さらに事態は悪化したことでしょう。

もしも、3歳の時に骨盤調整で脚長差を整えていたならば、椎間板ヘルニアにもならなかったことでしょう。私も直してあげられなかったし、どこに行けば直してもらえるかも知りませんでした。でも、今は違います。知識も技術も身につけ、たくさんの子どもや大人を診ました。そして、「痛みやしびれはあったとしても、骨盤や脊柱をきれいに整えれば、自然治癒力によって症状はうすらいでいく」と、私たち親子は確信を持って毎日働いています。今のところそのとおりの結果が出ています。特に、長男の遊び仲間(ダンサーとかDJ)のような若い人とか、プレママや産後間もないママは症状の改善が早いですね。「人間の自然治癒力ってすごい!」といつも驚かされます。

前回は、胎内での赤ちゃんの置かれている環境と、生まれてすぐの対応について書きました。次回は、私の長男のように骨格に歪みのある子にしないためには、どうしたらよいかについて書く予定です。

これまで、2回にわたって子どもの骨格について書きましたが、話がアッチコッチしてわかりにくいですね。申し訳ございません、難しいんです。


《家族で骨格チェック》

さあ、今日は家族でお互いに骨格のチェックをしてみませんか? 大人のみならず、子どもの骨格の歪みも意外と多いものですよ! 貴女のパートナーやお子さんはどうでしょうか? 
骨格の歪みというのはさまざまですが、大ザッパに三つの方向から見てみましょう。この時、障子(なければ壁)に向って真っ直ぐに立ち、左右の手の平を合わせ、ゆっくりと床に指が着くようにお辞儀してもらうと良く分かります。

1.背中の方から見て背骨がまっすぐか? 左右にクネクネカーブしていないか?  背中の盛り上がり方が左右同じか? 違うか?

2.横から見た身体の線が美しいか? そりすぎていないか? 前かがみ過ぎないか?  顎や下腹が前に出すぎていないか?背中が丸すぎないか?平らべった過ぎないか?

3.頭のてっぺんから見てねじれてないか?例えば、肩は左が前に出て、腰骨は右が前に出てないか?


《側湾》
1.の代表的な歪みは脊骨の側湾です。小学校や中学校で側湾検査をしているところもあるようですが、私のサロンに来られる方では「学校でそんな検査を受けたことがない」とおっしゃる方が多いです。また、受けたことのある方でも「軽いので様子を見ましょう」と言われただけの方や、「牽引に通ったり、金魚体操などをしたけど良くならなかった」とおっしゃる方もあります。大人になってからとか出産後に、腰や背中が痛くなって治療を始める方が多いのですが、「子どものうちに、せめて伸び盛りの時期に歪みを直しておけば、こんなに苦しまなかっただろうに」と思える人が、あまりにもたくさんおられます。

《猫背》
2.の代表的なのが猫背で、1.と合わせ持っている人も多いです。それ以外に20代やハイテイーンの若者にやたら目に付くのが、薄っぺらな胴体、平らべったい背中です。このような体型だと、ホテルの制服などを着て立っている姿は美しいのですが、体の痛みや不調に悩んでいる人が多いです。人間の背骨は他の四本足で歩く動物を違って、首と腰の部分が前にカーブし、背中の部分が後ろにカーブしています。

《薄っぺらい背中の若者は・・・》
頚椎や胸椎のカーブが弱いとか、真っ直ぐに近いと、とてもずれやすくなります。骨格模型を見るとすぐに理解できるのですが、むずかしいですね。例えば、寝違えや向き違えをよく起こして、首が激しく痛んだり、重い物を持ったとたんに背中が痛んだりします。また、いつも首すじや肩がこって重だるい人が多いです。これらのカーブが外界からの衝撃を和らげるバネの役目もしてくれているのですが、ないために衝撃に対して弱くなってしまうのです。薄っぺらい背中の若者が多いのは、重い荷物をしよって歩いたりする経験が少ないまま、身長ばかりドンドン伸びたからではないかと私は思います。 小中学生の頃から柔道などをしたりしている人には、しっかりした背骨のカーブがありますものね。

《出産後仰向けで寝られなくなったのは・・・》
妊娠中の腰痛のために私のサロンに通っておられたプレママで、妊娠中期まではちゃんと頚椎のカーブがあったのに、月数が進むにつれてカーブが消失する人があります。誰しもお腹が大きくなると仰向けで寝られなくなるのが普通です。それで、「早く仰向けで寝たいなぁ」と産後に期待を膨らませているのに、その期待もむなしく「産後、仰向けで寝られなくなった」とおっしゃるママが実に多いのです。貴女もそうじゃない?

 その原因は腰痛もあるのですが、腰痛がなくなっても、「枕が合わなくなったのか仰向けでは苦しくて絶対に寝つけない。寝覚めがスッキリしない」と、決まり文句のようにおっしゃいます。原因はよくわかりませんが、胎盤から分泌される靭帯をゆるめるホルモンのせいで、頚椎を支えている靭帯までゆるんでしまうのではないかと私は思っています。

《首の健康は枕で管理》
首を健康に保つためには頚椎カーブを正しく保つことが大切と思います。そのためには、人生の1/3の期間を過ごす睡眠中の姿勢が大切と思います。私は、枕は頭をのせる物ではなく、首をのせる物と考え、いろいろな枕を家族のために作りました。夫は交通事故でひどいムチウチになり、整形外科医から「枕をして寝てはいけない」と言われ、十年以上も枕なしで寝ていました。もともと短時間熟睡型だったのに、事故後は熟睡できず、いくら寝てもスッキリせず、いつもしんどいとぼやいていました。そんな夫のためにもカイロプラクティックを勉強したのですが、枕も夫のために作ったのがきっかけでした。数個めにピッタリくる枕ができて、以来嘘のように熟睡できるようになりました。息子達も私の作った枕でしか寝なくなりろ、そのうちに不眠に悩む息子の友達にも作ってあげていたらおっつかなくなり、現在にいたっています。この枕で寝ると、肩こりだけでなく「寝腰」といわれる腰痛も、ずいぶんと楽になるのでふしぎです。おかげで、私もどれだけでも寝られて困ります (^^ゞ

首は一人一人違います。身長も違えば首の長さもカーブの具合も違います。ですから、画一企画では合うはずがありません。一人一人にピタッと来る枕に調整する必要があります。私のサロンの会員さんには私が調整してあげていますが、自分でもできるものです。それに首はナマモノです。何万円も出して自分の首や頭に合う枕を作ったとしても、来年の自分に合う保障はありません。いつでもこまめに調整できることが大切なのです。

《大切な子どもの枕》うちの会員さんに「肩こりはいつ頃からありますか?」と尋ねると、「小学性の高学年頃から」と答える方がしばしばあります。中には「小学校入学の時から。ランドセルを背負うのがつらかった」と答える人も! 近年の小学生の体力はどんどん低下しています。歩行、外遊び、家事労働などが減り、反対に習い事、学習塾、ファミコンなどで過ごす時間が増えてきているため、足腰が弱っているだけでなく、肩こりや頭痛で悩んでいる小学生も増加しているようです。うつむき姿勢で机に向う時間が増えると、当然頚椎カーブは弱くなります。その上、高めの枕で寝るとますます悪化することになります。肩こりで悩むお子様には、正しい頚椎カーブが保てるような枕で、寝させてあげることが大切と思います。学校などでのささいな事故による、子ども体の変化にもあなどれないものがあります。次回は具体的なケースをご紹介しましょう。そうそう、身体の歪み方の3.も忘れちゃいけませんね。(^0^)/~~see you again !

胎内での姿勢

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私は3回とも自分の働いていた病棟で出産しました。次男は今23歳なのですが、生まれた翌日あらためて顔を見ると、右の下顎がえぐれたようにへっこんでいました。手足の様子を見てすぐに私は、「右手を握って右顎の下にかなり長い間挟み込んでいたんやな。でも、ひと月もせんうちに左右同じになるわ。」と全く気にとめませんでした。予想どおり、1月後には左右同じになりました。後で聞いたところ、先輩の助産婦さん達は私が嘆き悲しむのではと、ずいぶん気をもんだそうです。

 私がなぜ平気だったかと言うと、こんなことがあったからなんです。 その何ヶ月か前に知人が私の働く病棟で、右足のかかとを右顎の下に挟んでいたと推測される赤ちゃんを出産しました。その子は整形外科の小児専門の先生に診てもらって、右の股関節が脱臼していることが分かりました。お母さんはオムツの当て方や抱き方など細かく指導を受け、その後顔にも股関節にも問題を残すことなく成長しました。このように胎内で赤ちゃんが膝を伸ばしていると、生まれた時にその脚の股関節は脱臼していることや、その後の対処の仕方で2月ほどの間にきれいに直ることが、この頃から分かっていました。

 私の次男はお乳は良く飲むし、元気に動くし、ぐずらないし、何も心配することなくスクスクと育ちました。ところが、ただ一つ気になることがありました。それは右手の動きが左手より悪いことでした。6カ月になるとそれが顕著になり、おもちゃなどを取ろうとする時決まって左手しか伸ばさず、その頃になってようやく「この子はこのままでは左効きになる」と心配になったのです。それからずーっと右手を使うよう働きかけ続けました。

特に食事の時はまだ手のかかる三男そっちのけで、いつも膝に次男を座らせ、私の右手を沿えて、右手でお箸を持って食べられるよう練習を続けました。その甲斐あって右手で上手にお箸が持てるようになりました。でも、お絵描きは保育園で、「好きな方の手で自由にのびのび描けように」との方針のため、絵も字も左手でしか書けなくなってしまいました。野球も左投げ左打ちですが、お箸だけは今も左手では使えません。

 次男が12歳になった頃でしょうか、小児科の神経グループで、中でも発達を専門にしておられる有名な先生が、私が働いている産科病棟に来られたことがありました。その時教えてもらったことを簡単にまとめます。

【寝返りはしっかりと!】
赤ちゃんの発達のうち、(1)首が座る、(2)座る、(3)立つ、(4)歩く、という順番は決して替わることはありませんが、寝返りやハイハイはとても個人差が大きいのです。生後1週間以内でも、うつ伏せから仰向けに寝返りする子は時々いるし、首が座る前に仰向けからうつ伏せの寝返りをする子もいます。かと思うと、お座りができるようになっても寝返りをしない子もあります。ですから、寝返りをする・しないは、あまり発達には大きな関係がないとされています

先日、NHKのBS「世界の子育て」で、京大の霊長類研究所の先生が、「這うことと歩くことは全く関係ない」と笑いながら話しておられました。これを聞くと、あたかも「乳児の発達にとって這うか這わないかは、たいした問題ではない」と受け止める人が多いのではと、私はとても気になりました。


私の経験では寝返りを早くからしっかりする子の方が、腕をはじめ全身の筋肉の発達も良いし、向き癖もつきにくく、頭は丸いし、背骨の歪みもできにくいと思います。
全くうつ伏せになったことのない子は頭も歪んでいることが多いし、首の座りや寝返りも遅いように見受けられるのですが、きちんと統計調査もされていないのに、自分が研究している視野からの判断だけで「関係ない」と断言するのは、研究者として科学的姿勢に欠けるのではと思いました。

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【無理に座らせないで!】
<2次歪曲(前湾)の出現>


新生児→3ヶ月頃首がすわる頃 →1歳すぎ立って歩く頃→成人

赤ちゃんは座ると視界が変化するためか、機嫌良く遊ぶことが多いようです。そのため、まだしっかり一人で座れないのに、まるで写真館で撮影するように、ソファに背をもたれて座らせている子を見ることがあります。私は背骨の成長から見て、これは良いこととは思えません。 日本では、庶民の赤ちゃんがオシメを着けて布団で育てられるようになったのは、まだ数十年の歴史しかないようです。

私の育った加賀地方の田舎では、母から聞いた話では、「65年ほど前まではイズミと呼ばれる藁で作った籠の中に、赤ちゃんを裸のまま胎児のような格好で座らせ、首から上だけ出して首から下はボロ布などをイズミに詰め込んで、寒くないようにして育てた」と。
ところが、福井出身の40代の人から「私はイズミに入っていた記憶がある」と聞いて驚いたのですが、なんと最近、東北出身の20代前半の人が、「私もイズミに入っている写真を持っている」と、そのカラー写真を私に届けてくれたのです(写真1)。

写真のイズミはずいぶん大きく立派ですが、小さな藁籠だとちょうど『タミータブ』に衣服を着たまま入れたようになるんですね。


タミータブの威力には驚かされてばかりです。生後1週間で股関節の開きが悪かった子が、たった1週間で改善したり、向き癖のため頭がひどく歪んでいた生後2ヶ月の子が、半年できれいになった

タミータブを考案者も、これほどの効果はわかっていないのではと思いますが、古今東西、赤ん坊を機嫌良く健康に育てる智恵には、共通性がちゃんとあることに驚きました。イズミのように丸い籠などに座らせられても、膝から下が支えられるため腰は安定していますが、前記のようにソファに座らせるのは違います。2本足歩行ができるようになった後の人間の腰椎は、前にカーブしているのが正常ですが、ソファなどに無理に座らせると腰椎は後ろにカーブしたまま筋肉が緊張して支えます。私の整体の先生から腰椎の正常なカープがない人は、まず間違いなくあまり這わず、生後9ヶ月くらいで歩いた人だ」と学びましたが、その後気を付けて観察を続けたところ、全くその通りなのです。

腰椎の正常なカープがないと腰椎は歪みやすく、腰は凝ったり痛んだりと大変です。それだけでなく、背骨全体の正常なS字状カーブもできていないため、肩こりをはじめ全身の不調で悩む人も少なくありません。 歩けるようになっても、急ぐ時は超スピードで這うような子は、幼児になっても青年になっても、たくましい子が多いようです。しっかり這わせてゆっくり歩くのが、背骨の正常なS字状カーブを作る上でとても大切です。ましてや、歩行器なんて絶対に使わないでね

 胎内で膝を伸ばしていた赤ちゃんは、出生直後は股関節が脱臼しています。でも骨盤の仙腸関節はまだグラグラですので、股関節が開きにくいことはありません。赤ちゃんの仰向きの姿勢では、両腕はW、両脚はMの形をとるのが正常です。このように脚がMの形=カエルの脚のように保たれていると、2ヶ月くらいで仙腸関節も股関節もきれいに納まり、股の開きが悪くなることはありません。

sshoptub.jpg (2216 バイト) ところが最近、このカエルの脚にならない子が多いのです。中にはうつ伏せにしても股関節が開かず、お腹が浮き上がってしまうくらいの程度の強い子まであります。この子達に共通しているのは、うつ伏せ寝をさせたことがないか、させようとすると嫌がって泣くことと、紙オシメをしていることが多いことでした。うつ伏せ寝だと股関節が開きやすくなるのに、させないために股関節が開くことがほとんどなくなり、オシメを替えようとしてもとても替えにくくなります。分厚い布の股オシメだとカエル脚になるのですが、コンパクトな紙オシメで仰向けで寝させると、両脚を伸ばしがちになります。 その上から布団を掛けるといっそう脚は伸びます。特に冬は重い掛け布団を掛けないで! 良くない姿勢のまま重い布団で押さえつけると、運動機能の発達の遅れの原因にもなりますので要注意です。



向きぐせも股関節の固さも、近年「突然死の原因の一つはうつ伏せ寝」と発表されて以来、確実に増えていると思います。特に初めてのママは「うつ伏せにさせると死ぬんでしょう? コワイ!」と思い込んで、一度もさせていないことがほとんどです。夜間大人も寝ている間は仰向けに寝させてあげたら良いのですが、昼間にぐずったり、ご機嫌で遊んでいる時に、大人がそばで見ていられる時くらいはぜひとも、固めの布団の上でうつ伏せにさせてあげてほしいと思います。喫煙も突然死の原因の一つと発表されたのに、減っているのでしょうか? 「うつ伏せ寝させるな!」のキャンペーン後、突然死は減ったのでしょうか?

 向き癖ができてしまった子は、背中を反り返るようにして寝ることが多く、ますます体を硬直させ悪循環となりがちです。股関節の硬い子は、うつ伏せで寝させるとすごく泣いて怒ることが多く、それ以外でもなぜか反り返って泣く子もあります。こうなるとどうしたらよいのか困り果てているママも本当に多いのです。 

でもご安心ください。すごく良い品があるんです。それは子宮の形をした小さなお風呂、ドイツ生まれの「タミータブ」です。これにお湯を入れて赤ちゃんを入れてあげると、良い姿勢で子宮の中に戻してあげるような効果があります。姿勢や股関節が自然に良くなり、赤ちゃんもきっと気持ち良いのでしょう、とっても機嫌が良くなります。わけも泣く泣いて困った時でも、お湯を入れなくても着物を着せたまま入れると、ほとんど泣き止みますので、ママもおお助かりです。ヨーロッパではもうかなり普及していると聞きますが、残念ながら日本ではまだまだです。

 赤ちゃんの「向きぐせ防止クッション」が商品化されました。もちろん、家庭でも簡単に作れます。このページには30代男性の歪んだスキンヘッドの写真もアップしています。「赤ちゃんの向きぐせは心配ない。そのうちに直る」とは決して言えないことが、ご理解いだけると思いますよ。

 骨盤の歪みや股関節の固さからなどから起きる腰痛、頭や首の骨の歪みから起きる肩凝りや首筋の凝り、これらから派生する脊柱側湾、これらの原因のいくつかが、生後わずか1週間〜2ヶ月でできることに恐ろしさを感じる今日この頃です。そして、それを予防するのは親であることを知ってほしいと願うばかりです。

【左右どちらかの方向にしか顔を向けない赤ちゃん】

 生まれてすぐの赤ちゃんでも、仰向けにすると左右どちらかの方向にしか顔を向けない子がいます。ママが気になって反対に向けようとしても、なかなか上手く行かず、早い場合は生後1週間ですでに頭が歪んでしまいます。 我々カイロプラクターがいくら身体の歪みを整えも、肩や首のコリがなかなか改善しない大人の中には、この頭の歪みがしっかり残っている人があります。

【指を当てて暖め、ゆっくりほぐず】

「赤ちゃんは首が凝らないのだろうか?」と思って、ひどく頭が歪んでいる生後3ヶ月の子の首に指を触れたとたん、ギャーッと泣くではありませんか! 驚いてもう1回、やはりギャーッ、10回中10回とも泣くので間違いなく痛がっているんだと確信。凝っているところに指を当てて暖め、ゆっくりほぐすようにしていると、反対側に顔を向けたのです。「絶対に向かないと思っていたのに」とママもびっくり。

その後も、歪みのある赤ちゃん全員が同じように首が凝っていて、指でほぐせば反対側に顔を向けるようになりました。あなたのお子さんの頭はゆがんでいませんか? もし、ゆがんでしまったと後悔したなら、ぜひこのようにやってみてね!

 強い頭の歪みのため顔まで左右差ができている大人も時々おられます。そんな人は必ずと言ってよいほど強い肩〜首こりや頭痛に悩んでいます。先日、頭だけでなく顔までひどく歪んでいる3歳の子が来ました。体全体も歪んでいて、時おり発作的に「キーッ!」と、私もびっくりするくらいかん高い声を出していました。ご両親は「近所の人もこの声を聞くと心配される」と話されていました。首ももちろんカチカチ。これでは子どもも辛かろうと、※トコちゃん快眠枕のSサイズを購入してもらいました。

独身時代から仰向けに寝られない女性って多いんですよね。特にうつ伏せ寝が大好きな女性が妊娠したとたんに、うつ伏せで寝られなくなり、不眠と疲れでヘトヘトになってしまう人があります。そんな地獄のような日々が9か月ほど続くのは、たまったものではありません。

妊娠したら仰向けに寝るののが良いのでしょうか? 答えは「NO」です。妊婦さんが仰向けで寝ると、大きくなった子宮が背骨の上に乗ってしまうことになります。すると、赤ちゃんと背骨の間にある大静脈が圧迫され、下半身から心臓に戻る血液が減ってしまいます。すると、心臓から送りだす血液も不足し、頭に十分な血液が送られず、脳は酸素不足となって気分が悪くなり、「脳虚血」の状態となります。もちろん、赤ちゃんに酸素や栄養を届ける胎盤に行く血液も減りますから、赤ちゃんもしんどくなります。
それだけでなく、腎臓に行く血液も減ると、オシッコが作られにくくなりますので、腎臓から「もっと血圧を上げて血液をたくさん送ってくれ!」というホルモン(アンギオテンシン)が分泌されます。そのため、高血圧になり、腎臓の機能が低下して蛋白尿が出たりします。

また、心臓に戻れない足の血液が増えると静脈が太く浮き出たり(静脈瘤)、足がむくんだり(浮腫)します。どうですか? 妊娠中毒症の三つの症状、浮腫・高血圧・蛋白尿が、見事にそろいましたね。サラシやガードルでお腹を締めることももちろんですが、仰向け寝も妊娠中毒症の原因になることがあるのです。

じゃぁ、妊婦とお腹の赤ちゃんにとって、一番健康で楽な寝方って、どんな寝方かご存知ですか? 答えは「うつ伏せ寝」なんですよ! 大阪市立大学の荻田教授は、妊娠中毒症という怖い病気から人類を救うために、お腹がすっぽり入るマットを20年かかって思いつき、作製されました。これがなかなかの優れもので、妊娠中毒症の妊婦さんにこれでうつ伏せで寝てもらったところ、ずいぶんと良くなられたそうです。


ところが、これは残念ながらあまり普及しませんでした。それは、40万円ほどしたために、一般の家庭はおろか病院もなかなか買えなかったのです。そこで私はもっと安く、もっと楽にうつ伏せ寝できる方法はないものかと考えて、作り出したのが「快眠お助けセット」なんです。これは荻田先生のマットと比べて、

�@腰の位置が高くなるために腰が楽。

�Aお腹が大きくなるにつれてお腹用のマットの枚数を増やせる。

�Bおっぱいやみぞおちが苦しくない。などのメリットがあります。また、快眠枕も使うと横向きとうつ伏せの中間の寝方=「シムス位」も楽にできますし、横向きで寝る時も快眠枕だととても楽です。

妊娠が進行するにつれ、仰向けで寝られる妊婦さんは減るのですが、仰向けに寝ても必ず大静脈が圧迫されるとは限りませんので、妊娠中期頃までは仰向けに寝ても平気な人はたくさんおられます。でも、妊娠中毒症予防のためにも、8ヶ月になったら仰向け寝はしない方が良いと私は思います。

腰痛・恥骨の痛みで寝返りがつらい時は、トコちゃんベルトを着けたまま寝ましょう。もちろん、トコちゃんベルトは妊娠中毒症を引き起こしません。せっかくのマタニティライフ、ぐっすり寝て、楽しまないと損ですよ!

日本では出産後、分娩室からお部屋に帰るのは、施設や個人の状態にもよりますが、たいていは分娩修了後(胎盤が出た後)2時間程度です。その時、ストレッチャー(キャスター付きのベッド)で寝て帰るか、車椅子に座って帰るか、歩いて帰るか、いずれかです。

20年程前までは産後はストレッチャーで寝たまま帰り、半日ほどベッド上で安静にし、その間のオシッコはベッドの上で便器を当ててする施設が多かったようです。しかし「あまり長く寝ていると子宮の収縮が悪くなる」と、早期歩行開始が叫ばれ、年々早くから歩くようになってきて、近年は分娩後2時間で歩いて帰る施設が増えているようです。


このような早期歩行開始には、メリットとデメリットがあります。メリットは、�@子宮収縮が促進される。�A血栓症を起こしにくい。

デメリットは、�@疲れや貧血の強い人は歩けなかったり、倒れたりすることがある。�Aゆるんだ骨盤がいっそうゆるみ、腰痛や恥骨の痛みを悪化させる。などがあげられます。

産後の子宮収縮が悪いと出血が多かったり、炎症を起こしたりして、子宮復古不全や子宮内膜炎などを起こしがちになり、入院日数が長くなることがあります。

それよりもっと困るのが血栓症です。血栓症とは血管の中で血液が固まることです。下肢などの静脈の中に血液の塊ができると、その塊がはがれて心臓に運び込まれ、心臓から送り出されて肺の動脈に詰まると、肺血栓症となります。すると、肺の組織は酸素不足で働かなくなります。これを肺梗塞(はいこうそく)と言い、急激な呼吸困難に陥り、最悪の場合、命を落とすことがあります。

そんなわけで出産を取り扱う医師・助産師にとって、産後の肺血栓症は最もコワ〜イ病気なのです。でも、幸い日本人には少ない病気でした。ところが、ここ10年間でジワジワと増えてきているとのこと。原因は食生活の欧米化が最も考えられるのですが、産後の長時間の安静も血栓症を増やすと言われています。

帝王切開後は歩行開始が遅れますので、特に血栓症を起こしやすく、中でも肥満産婦の場合、頻度が上がります。太った人は血液がドロドロで固まりやすい人が多いからです。そのため、肥満産婦の帝王切開後に抗凝固剤を与えることが、欧米ではもちろんのこと、日本でも既にかなり一般化してきています。

血栓症予防のためには早期歩行が良いのですが、そのためにひどい腰や恥骨の痛みで歩けなくなっては、よけい血栓症になりやすくなりますね。では、どうしたらよいのでしょう? それは簡単、骨盤をしっかりと固定して歩けば良いのです。産前・産後ともに使える骨盤支持ベルト「トコちゃん」なら、静脈の流れを阻害することも無く、歩く時も寝る時も授乳する時も、いつでも着用できます。

せっかく産んだ赤ちゃんを、「可愛い〜っ」と思えなかったり、虐待とまではいかなくてもついイライラして、手を上げてしまうママが増えていると報道されていますね。自分の腰などが痛かったら、なかなか赤ちゃんを可愛がる余裕は生まれませんよね。さあ貴女も、トコトコちゃんと歩いて、育児をたっぷりと楽しんでくださいね。

脊椎分離すべり症

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【質問】

はじめまして、31歳の主婦です。高校生の時に脊椎分離症と診断されましたが、 その後通常の生活を送れていたのですがここ5年くらいほとんど毎年ひどい腰痛で 寝込む時期があったため整形外科医に診てもらった所、脊椎分離すべり症であると 診断と受けました。 MRI撮影の結果神経にはひどい影響はでていないとのことで 早急な手術はせず様子を見ようということに当面は落ち着きました。 今は痛みは 落ち着いたものの、無理をしない生活を送っています。

そこで、質問させて頂きたいのですが、今年の8月に渡米の予定があり、10時間の 飛行中に腰が痛くなったりまたすべりを悪化させてしまうようなことになったら という不安があります。 とこちゃんベルトはこんな状況で、飛行中につけてもよい のでしょうか?また、渡米後も米国で痛みを感じるような時や、また、旅行に でかける時にとこちゃんベルトで保護をするような使い方をしてもよいので しょうか? 

【アドバイス】

分離症もすべり症も画像にハッキリ写るため、腰痛の原因として診断されやすい病名です。しかし、貴女が腰に感じている痛みの全てが、それらによるものと断定できる証拠は何もありません。すべり症の場合は骨盤にも問題があるためにすべっていることが多く、当然骨盤性の腰痛もあるはずと思います。

分離症はあっても腰痛の原因とはならないことが多いと思います。MRI撮影では神経にはひどい影響はないとのことですので、一度身体の歪みのチエックをされてみてはいかがでしょうか? 

トコちゃんベルトはもちろん飛行中に着けると腰が保護されて楽だと思いますし、長時間立っている時に着けていると腰痛がかなり緩和されます。骨盤を固定しますのでコルセットのように筋肉が弱ってしまうこともありません。

脊椎分離すべり症

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【質問】

はじめまして、31歳の主婦です。高校生の時に脊椎分離症と診断されましたが、 その後通常の生活を送れていたのですがここ5年くらいほとんど毎年ひどい腰痛で 寝込む時期があったため整形外科医に診てもらった所、脊椎分離すべり症であると 診断と受けました。 MRI撮影の結果神経にはひどい影響はでていないとのことで 早急な手術はせず様子を見ようということに当面は落ち着きました。 今は痛みは 落ち着いたものの、無理をしない生活を送っています。

そこで、質問させて頂きたいのですが、今年の8月に渡米の予定があり、10時間の 飛行中に腰が痛くなったりまたすべりを悪化させてしまうようなことになったら という不安があります。 とこちゃんベルトはこんな状況で、飛行中につけてもよい のでしょうか?また、渡米後も米国で痛みを感じるような時や、また、旅行に でかける時にとこちゃんベルトで保護をするような使い方をしてもよいので しょうか? 

【アドバイス】

分離症もすべり症も画像にハッキリ写るため、腰痛の原因として診断されやすい病名です。しかし、貴女が腰に感じている痛みの全てが、それらによるものと断定できる証拠は何もありません。すべり症の場合は骨盤にも問題があるためにすべっていることが多く、当然骨盤性の腰痛もあるはずと思います。

分離症はあっても腰痛の原因とはならないことが多いと思います。MRI撮影では神経にはひどい影響はないとのことですので、一度身体の歪みのチエックをされてみてはいかがでしょうか? 

トコちゃんベルトはもちろん飛行中に着けると腰が保護されて楽だと思いますし、長時間立っている時に着けていると腰痛がかなり緩和されます。骨盤を固定しますのでコルセットのように筋肉が弱ってしまうこともありません。

【アドバイス】

こんばんは。第2子のときからトコちゃんベルトを愛用させていただいています。

さて、今回私が紹介させていただいてベルトを使っているお母さんから質問があったのでお教えください。そのお母さんは予定日を1週間過ぎたのですがまだ赤ちゃんが生まれて来ません。トコちゃんベルトは切迫早産にもいいと書いてあったのだけども、もう早く産まれて欲しいので外しておいたほうがいいのでしょうか?とのことです。骨盤が開き難いので生まれてきにくいのではないかと心配なさっているようです。いかがでしょうか?


【アドバイス】

トコちゃんベルトをご愛用いただき、ありがとうございます。

骨盤を固定していることで、出産が遅れることはありません。ベルトは、陣痛が始まってからはずせばよいです。

むしろ、原因はほかにあると考えたほうが良いです。考案者の渡部先生は、金粒という小さな鉄球を使って安産のつぼ刺激をしています。この刺激は非常に効果的で、分娩を陣痛促進剤を使わなくてもある程度コントロールできるので、先生のセミナーを受講した助産師さんたちも最近はよく使われています。

陣痛が始まり、子宮口が全開になってもお産が進まない場合は骨盤にゆがみがあることが多く、このようなときには、ゼネラル調整という骨盤の歪みを改善させる手技をすると、お産は一気に進行し安産につながっていきます。このような技術もセミナーで教えていますので、先生のセミナーを受講した助産師さんがいれば、もっと具体的に相談できるのですが、そのような助産師さんはお近くにはおられませんか?

【質問】

はじめまして。よろしくお願いいたします。現在妊娠4ヶ月で、1歳6ヶ月になる息子がいる30歳の主婦です。私は長男妊娠時に尾骨のやや右斜め上が痛くなり、産院の先生に尋ねたところ、“出産したら治ります”と言われ、確かに産後〜今回の妊娠まですっかりこの痛みを忘れていました。前回は“何となく痛いなぁ”ぐらいだったのが、今回はかなり痛みます。

特にカーペットや畳の上で寝転がっている時に、寝返りを打とうとしたり、起きあがろうとすると激痛が走り動けません。(ソファやベッドの上ではまだマシです。)これって骨盤が歪んでいるのでしょうか?私には右足を左足の上にして足を組む癖があり、以前テレビで“一方の足を上にして足を組む癖がある人は体が歪んでいる”というのを見たことがあります。もうすぐ5ヶ月なので以前のときと同じように腹帯をしようかと思っていたのですが、先生考案の“トコちゃんベルト”をしたほうがいいでしょうか?私の実家が京都の右京区なのでお盆の頃に帰省するのですが、一度“健美サロン”に寄せていただき、見てもらったほうがいいでしょうか?

 大変長くなりましたが、今の痛みを抱えたまま無事出産を迎えることが出来るのかとても不安です。どうか良いアドバイスをお願いいたします。

【アドバイス】

初産の時は“何となく痛いなぁ”程度でも、2回目は生活に支障をきたすほど痛む人が多いです。貴女の場合右の仙腸関節がゆがんでいると思います。“一方の足を上にして足を組む癖がある人は体が歪んでいる”というのもかなり当たっています。5ヶ月の戌の日の着帯をうちでする人が増えてきました。私のサラシの巻き方は腰が楽で、お腹が苦しくなくて、ずれ上がらず好評なのですが、自分でなかなか上手に巻けないのがサラシの欠点です。骨盤調整し「トコちゃんベルト」を着ければかなり楽になると思います。

排卵と腰痛の関係

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【質問】

排卵と腰痛の関係について質問があり書き込みをさせていただいています。1999年3月に子供を出産しました。 離乳食が始まった6カ月辺りから生理が来始めましたが排卵時と思われる時にとてもひどい腰痛に悩まされるようになりました。

以前から排卵痛というものは感じてはいたのですが、出産前は腰に来たりすることもなくそれも数時間で終わっていたのですが、現在では排卵日が近づくと鈍痛があり、排卵日と思われる日はとても痛く、腰も痛くて非常に辛いです。(でも鎮痛剤を必要とするほどではありません。)

そして最近わかったのですが、排卵後の高温期が5日〜10日ととても短いです。排卵後も数日は鈍痛が続いています。

出産前に卵巣に水が溜まる癖があると婦人科の医師に指摘はされていましたので似たような痛みは経験していましたがこのように重い痛みではなかったし、生理は以前もずっと不順だったのですはそれでも高温期は14日必ずありました。現在夜だけまだ母乳をあげているのでそのせいもあるのかと思ったりはしていますが、まだ医者に行ってないので正しい原因はわかっていません。

もともと若干背骨が曲がっているようで、子供をずっと抱いての育児でそれがひどくなったのか、、とも思ったりもしていますがそれもはっきりはわかりません。

例えば背骨の湾曲がひどくなったりすることで排卵通がひどくなったり卵巣機能が低下したりすることはあるのでしょうか?それかまたは卵巣機能低下によって腰痛が出るという逆のことはありうるのでしょうか?


【アドバイス】

もともと若干背骨が曲がっているようら、きっと子どもの頃から骨盤〜背骨に歪みがあるのでしょう。骨盤の歪みにより、腰痛が出たり卵巣機能が低下したりします。卵巣機能が低下するとホルモンバランスは悪化し、排卵痛がひどくなる可能性はあると思います。高温期が短かく排卵後も数日鈍痛が続くようになったのは、骨盤の歪みの悪化・産後の授乳などによるホルモンバランスのいっそうの悪化・疲労・加齢などが影響すると思います

【質問】

はじめまして。 トコちゃんベルトに約一週間お世話になっています。そこで疑問があります。つけて二日ほどしてから左の骨盤、肩、首筋がとてもだるくなり始め、鈍痛のような感じもしてきました。私は39歳、3人の子供がおり、一番下は21ヶ月です。 私自身逆子として生まれまして、生まれるとき強く両足の足首を引っ張ったとかで、おむつを取り替えるたび火がついた様に泣く私を不信に思い、病院で股関節脱臼の診断が出たそうです。 はいはいする時期ずっとギブスをしていたそうです。 いまでは疲れると無意識のうちにうちまたで歩くようになり、左足がかなり内側に向きます。

また、車社会のアメリカに住んでいまして、2度ほど運転中に衝突されまして、首をいためています。1度目は20年近くなり、2度目は8年ほど前で、正面衝突で、シートベルトをしていましたが、つけていた口紅がブラウスのちょうどひだり乳首のあたりにくっきりと残るほど、インパクトのとき首がまがった様です。
主人の友人がシャーマンカレッジ卒業されてカイロの先生を長年しておられまして、首、腰を触っただけで痛いかどうかどんぴしゃと当てれ、何度かお世話になっています。 自宅より遠いのでなかなか通えませんが。今はとこちゃん枕が届くのを楽しみに待っています。

体重も落ちにくいため、これから先歩けなくなってしまうのではと不安もあります。 先生の経験から、私のようなケースの人たちはどのように腰痛、頭痛と戦って生活されているのか、何か参考になること等ありましたら、ぜひ伺いたくてメールを書いています。 長くなりましたが、どうぞよろしく。


【アドバイス】

トコちゃんベルトを着けて数日間、いっそう痛んだり貴女のような症状(いわゆる好転反応のような状態)が起きる人がたまにあります。長期間悪い状態が続いた人がほとんどです。貴女も生まれた時から骨盤や股関節に問題があったようですので、39年間その歪んだ骨盤の上に背骨が積み重ねられていたことになりますね。3人目の産後21ヶ月で、おそらくまだ骨盤は歪みながら緩んでいることでしょう。

トコちゃんベルトを上手くしっかり着けると、骨盤は最小周囲できれいに修復されることがあります。すると頚椎にまでバランスの変化が伝わり、今までにない体調の変化を感じる人があります。貴女は多分そうではないかと推察致します。上記の症状がおきるということは直る可能性も高いということです。

左足がかなり内側に向くのも骨盤の問題と思います。我々はこれも産後なるべく早い時期に直すようにしています。1度で見違えるくらい良くなる人も2~3人に1名あります。シャーマンカレッジ卒業の先生でなくても、通える範囲で上手なカイロに通ってみたらどうでしょう? 股関節脱臼の既往のある人を私は何十人も診て来ましたが、産後10年以上経っている数名以外は、全員順調です。一時帰国されるおりはぜひお寄り下さい。今日は香港からの人が2名もありましたよ。


【質問者】

親切にアドバイスを書いていただいて本当にありがとうございました。 今日偶然カイロの先生に行っ帰ってきました。 痛みのことを相談しましたら、でも首と骨盤の調子はいいよといわれました。半日とこちゃんベルトをはずしてすごしましたが、帰宅してつけて、ほっとしています。

ついでに21ヶ月の息子もみてもらい、首のadjustmentを受け、帰りの車の中では気持ちよさそうにぐっすりと寝てくれました。

帰国の際は本当に伺いたいと思います。 腰痛、頭痛の痛みは何しろ情けないほどつらいですから、特にお産という大作業をする女性に対して先生のような存在は大変心強駈感じます。 さぞかしお忙しいでしょうがこれからもがんばってください。 私もとことこと笑顔で歩ける様がんばります。

子宮下垂

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【質問】

初めまして。32歳で3月に3人目を出産しました。直後,子宮下垂になり2ヶ月間リングを入れ、先日はずしました。その際の内診で、「もう大丈夫ですね」と先生はおっしゃっていましたが、また下がってきた様で異物感があります。子宮下垂に効果があると言う体操を続けたりしているのですが、このままで良くなるのでしょうか?不安です。

【アドバイス】

子宮下垂や子宮脱には、

1.トコちゃんベルトの着用。
2.リング(正しくはペッサリー)を入れる

のが良いと思います。異物感があるなら、まず1。それでも効果がかんばしくないなら、2をもう一度いれてもらったらいかがでしょう。過去の書き込み=アーカイブにもありますので、ご参照下さい。

【質問】

トコちゃんベルトは、普段の生活でも腰が痛いと感じる時に 着けても支障はないのでしょうか?例えば、腹筋や背筋を甘やかしてしまう ということはありませんか?


【アドバイス】

トコちゃんベルトで腹筋・背筋は低下しません。

普段の生活でも腰が痛いと感じる時にトコちゃんベルトを着けても全く支障はありません。腰椎コルセットは腹筋や背筋を働かせなくするので、ドンドン腰椎の支持力が低下します。トコちゃんベルトは腰椎ではなくお尻を包み込むように着用しますので、着用したままでも体操も出来ます。したがって腹筋・背筋は低下しません。重いものを持つことも可能になるため、むしろ強化されます

【質問】

只今妊娠9ヶ月です。 先日、おりものに茶色いものが混じり、 病院へ生き、お薬を貰い安静にしておりました。 おりものの方は、その後平常になり、落ち着いております. が、安静にしているにもかかわらず、 恥骨が痛んできました。 起き上がるとき、又、寝返りを打つときなど、 ジンジンとした痛みがあります。 早産の危険などがあるのでしょうか?


【アドバイス】

恥骨の痛みは早産の徴候ではない!

恥骨が痛むのは、早産の徴候ではありません。妊娠するとホルモンの影響で、靭帯が柔らかくなり骨盤が緩むためです。貴女の場合恥骨結合がゆるんで開きかけているのです。分娩時に開いて産後すぐに閉じるのならば、赤ちゃんが産まれやすく、妊娠中も産後もお母さんは元気なのですが、妊娠9ヶ月で安静にしていても痛むのは良いことではありません。トコちゃんベルトを着用すれば、かなり楽になり、悪化防止に役立つはずです。  

「産科と婦人科」という雑誌に平田満郎先生が「」という論文を発表されたのが1982年。もう18年も経っていて、しかも腰や恥骨の痛み妊婦はどの調査でも50〜80%もあるというのに、いまだに「しかたがない。我慢するしかない。産めば治る」などと、ほとんどの産婦人科医が言っているのが現状です。痛いのは我慢せずに「痛い」と産婦人科医や助産婦さんなどに言わないと、気づいてすらもらえませんよ。

【質問】

30歳 初産 27週 です。5日ほどまえから 足の付け根が痛くて 歩く時 たちあがったり すわったりすると かなり痛みます。分娩が近づくと恥骨部や足の付け根が痛くなる (ホルモンの影響で 赤ちゃんが産道をとおりやすくするために 恥骨の結合をゆるめるため)と本に 書いてありましたが、 私の場合 まだ 7ヶ月です。これぐらいの 時期からおこっても おかしくないのでしょうか?また 何か 対処の方法はありますか?


【アドバイス】

赤ちゃんが産道を通りやすくするために、靭帯を緩めるホルモンは妊娠したと同時に分泌されます。これは恥骨の結合だけでなく、骨盤の後ろの関節(仙腸関節)ももちろん、全身の靭帯を緩ませます。ですから、妊娠4週でも立てなくなる人もいます。

30歳 初産 27週で、足の付け根が痛くなるのは確かに平均よりは早いですが、全くおかしいことはありません。対処法はトコちゃんベルトで骨盤を締めるのが最も効果的です。


【質問者】 

今かよっている産院に 「とこちゃんベルトあります」と書いてありました。 次の検診の時に さっそく 注文してこようと思います。ありがとうございました。

【質問】

渡辺先生、はじめまして。4月29日に第一子を出産しました。 妊娠中からトコちゃんベルトを使い、腰の調子はいい方だと思います。 出産後、ある何種類課の座り方を続けることによって腰痛が出るようになりました。出産した助産院の助産婦さんは、楽な座り方であればどんな座り方をしてもよいと言いますが、本当にそうなんでしょうか。 腰痛の緩和だけでなく、骨盤を歪ませないために、この時期、避けた方がよい座り方というのがあれば、教えて頂きたいのですが。よろしくお願いします。

【アドバイス】

貴女が腰痛が出るようになったのは、どんな座り方ですか? 貴女の経験通り「楽な座り方であればどんな座り方をしてもよい」と言うのは間違いです。産後の骨盤はゆるいため、不適切な座り方をすると骨盤は変形します。 誰でもいつの時期でも良くないのですが、産後特に良くない座り方

1.ペタンコ座り 2.横座り 3.三角座り

です。また、ささいな日常動作でも骨盤を歪めます。


【質問2】

渡部先生、お忙しい中、お返事ありがとうございました。 今は一日中授乳させているような状態で、どうしても体育座り(先生のおっしゃる三角座りと同じでしょうか?)か、ソファやベッドの端に長時間座ることが多く、腰が痛くなります。体育座りはなるべく避けようとはしていますが、上手くくわえてくれない乳首をあてがうためにはどうしてもそうなってしまいます。 逆に、長時間同じ体勢をとる時にはどういう座り方をすればよいのでしょうか。正座は足がしびれますし、あぐらも良くないような気がしますが。

【アドバイス2】
体育座り=三角座りです。腰が痛くなる座り方は避ければ良いでしょう。

【質問】

はじめまして。33歳、現在14週。初産です。 ここ1週間程左側の腰というよりもお尻の部分に筋を違えた様な 激痛が走り立ち上がれなくなるという事が続いています。 かかりつけの病院が現在お休みの為質問が出来ません。 やはりこれも骨盤の歪みから来る腰痛なのでしょうか?

【アドバイス】

お尻が凝った感じとか、筋違えた様な感じというのは、骨盤の歪みから来る腰痛の特徴です。33歳初産、現在14週で、激痛が走り立ち上がれなくなるのが続くとはかなり深刻ですね。腰痛左側の仙腸関節に間違いなく問題があるでしょうね。  

子どもの頃からX脚やO脚、内股がありませんでしたか? 赤ちゃんの頃股関節脱臼ではなかったですか? 妊娠中に急激に悪化する人は、このような方に多いのですが。  

対処方法としては、まずトコちゃんベルトを着ける。それ以外に1日に数回、ゴムチューブをトコちゃんベルトの下ベルトと同じ位置にトコちゃんベルトより強めに巻きつけ、立てれば少し腰を振ったりまわしたりすると少しましになることがあります。バルーンに載っている体操、特にテーブル体操をするとましになることが多いのですが、仙骨も歪んでいると体操では速効性はありません。  

京都に近かったら来ていただけるのですが、妊婦を施術するカイロは通える範囲にありそうですか?

【補足】

お返事ありがとうございます。 近くに住んでいれば是非お伺いしたいところなのですが主人の仕事の 関係でアメリカに住んでおります。赤ちゃんの頃股関節脱臼ではなかったですか? 母から股関節の開きが悪くて病院に行っていたと聞いた事があります。

尾骨に激痛

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【質問】

�@現在妊娠7ヶ月です.1ヶ月以上前に妊娠体操のあぐらをかくようなポーズをしたところ,尾骨に激痛が走り,それ以後右の座骨の辺りと尾骨の痛みが続いています.最近お腹が重くなったためか,更に痛みが増して,歩くのが辛くなってきてしまいました.病院では妊婦の腰痛は当たり前と言われています.ちなみに妊娠前は普通の体型で,現在は4kgの体重増加です.今後体重がもっと増えたら更に痛みが増すのかも,と思うと憂鬱です.トコちゃんベルトはこういう腰痛にも効果があるのでしょうか?

�A先日お腹を圧迫しないように胃の下に枕を置いて腰をさすっていたら,そのまま寝てしまいました.朝起きたらうつ伏せにはなっていなかったのですが,赤ちゃんがつぶれたのでは,と心配になりました.胎動があるから大丈夫でしょうか.

�B6ヶ月くらいから気づいたのですが,膣が妊娠前より盛り上がっているような気がします.これは普通のことなのですか?病院の検査では何も言われなかったので,問題はないのでしょうか?
沢山質問をしてしまい,申し訳ありませんが,よろしくお願いいたします.

【アドバイス】

�@あぐらをかくようなポーズをする瞬間に骨盤をよじり、その時に仙骨や仙腸関節がずれたのだと思います。たぶんトコちゃんベルトを着けると痛みは和らぐと思います。産後に痛みが気になるならば退院後早めに骨盤調整を受け、トコちゃんベルトで骨盤固定しておけば1〜2ヶ月でスッキリすると思います。トコちゃんベルトを勧める病院も増えつつありますが、まだまだ「妊婦の腰痛は当たり前」と言って何の対策もアドバイスしない無関心・無責任な病院が多いですね。

�Aうつ伏せに近い姿勢で寝ても、7ヶ月だと羊水は赤ちゃんの周りにたっぷり有りますので、つぶれることはないはずです。胎動があれば心配ないと思います。

�B膣が子宮に圧迫されて妊娠前より盛り上がっているような気がするのは、一般的によくあることです。産後徐々になおっていくものです。

【質問】

3年前の第一子出産のとき、クリステレルによる分娩でしたが、そのときの押し出しが原因で骨盤を緩めて、産後の腰痛になったのではといまでも後悔しています。

出産したときのこどもの頭囲は、33cmとさほど大きくはないものの後ろのほうが左右に張り出していて、超音波で見たときは、五角形みたいな感じでした。それが私の骨盤内の形と合わなかったのではないかと勝手に推測しています。

今回の子供も頭が大きそうなので、もしも無痛分娩をするなら、子宮破裂やこどもの頭蓋骨が圧迫されるのを避けるために、陣痛促進剤を使う前に、レントゲンで確認したほうがいいと思うのですが、そういうことは一般的に行われているのでしょうか。

私としては、再びクリステレルでぼろぼろになるなら、帝王切開も辞さない覚悟でおります。 ちなみに、産後2ヶ月のとき、腰痛で整形外科にかかった際に撮影したレントゲンには、恥骨結合部が人差し指1本分は開いてうつっていました
が、異状なしといわれました。度々恐れ入りますが、宜しくお願いします。

【アドバイス】

 左右の恥骨の間、恥骨結合の中央には軟骨がありますので、男性でもその部分は白く写らず開いている様に見えます。恥骨結合部の異常は片脚起立で写さないと診断できないことが多多あります。レントゲンで児頭と骨盤を写す方法として、マルチウス・グースマンという撮影法があますが、これだけで児頭骨盤不均衡と診断するのは無理があります。産道に贅肉が多い場合は小さい子でも通りにくく、贅肉がなく開きやすい骨盤だと大きな子でも通ります。

吸引やクリステレルによる急激な分娩の進行は、骨盤を無理に開かせることになることは事実です。しかし、妊娠前から腰痛がある人は、緩やかに進行した安産後でも、産後は腰痛が悪化することがあります。ですから、貴女の場合はクリステレルによって悪化したとは言いきれません。

低出生体重児を安産でする〜っと産んでも、ひどい恥骨結合離開になることもあります。「帝王切開なら術後の腰痛は免れる」と思いこんでいる人が多い
のですが、関係ありません。胎盤のホルモンの消退現象によって起こるとしか考えられないほど、全く陣痛を経験せずに帝王切開しても、恥骨結合離開になることがあります。流産後ですら歩行困難になる人もあります。帝王切開だと創の痛みと重なる分だけ痛みは強烈です。  

一方、周囲の人に「バリバリ」と音が聞こえるほど急激かつ強烈に恥骨結合離開した人でも、すぐにトコちゃんベルトでしかり骨盤を締めたことにより、普通に退院し産後の腰痛もなく元気にしているママもおられます。
分娩時や産後の腰痛、恥骨結合離開を恐れて帝王切開を選択しても、差し引きプラスが得られるとは私には思えません。

産後体型の矯正

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【質問】

いつも大変大変お世話になっております。32週に入りお腹のbabyの頭は2週間、足が1週間くらい大きいと言われました。(大きすぎ?)今回私が大きくならなかったのに今まで私が貯蓄してきた栄養でうまく育ってくれたようです。息子の時も3週間早く3180gで生まれたので、たぶん今回も早まるのではと思っています。

 そこで そろそろ出産・産後準備を と思い始めたところなのです。それで息子の時の出産後の失敗を繰り返さないためにも(おデブのままということですが・・・)骨盤矯正を視野にいれた準備をしていこうと思っています。雑誌を読んでいたらリフォームインナーと総称し、筒型サポーター(子宮の戻りを回復させる)やウェストニッパーやショーツガードル、リフォームガードルなどどれも産後の引き締め効果に効きそうな名前で産後期間によって必要品を分けていて心動かされてしまっています。
 でも私はトコちゃんベルトを出産直後から着用して骨盤を矯正していくことを大前提にし健康痩身を目指しているため必要ないなぁと思いつつ、キュッとしたウェストやお尻に憧れているため、出産1週間後からショーツガードルにしようかな?とか腹巻きをサポートタイプにしようかな?とかあれこれ悩んでいます。産後トコちゃんベルトを着用しているときは普通の下着で十分ですか? 産後の期間によって下着類などを変える必要もないでしょうか?よろしければご指導ください。

ところで私、お腹が大きくなったのもありますが、お尻が小さくなったかな?と一人勝手に思っていました。でも主人が"今回は!"お尻り全然大きくならないね!って言ってくれました。トコちゃんベルトさまさまです。


【アドバイス】

せいさんの体重が増えずお尻も小さくなったのに、赤ちゃんは十分大きくなっているようで何よりです。日本では「産後おデブにならないため」にとのキャッチフレーズで、様々なリフォームインナーが売られていますが、これはほとんど日本だけの現象です。産後の期間によって下着類などを変えるよう勧めれば、下着メーカーは儲かりますが、医学的には有害無益です。

 私は産後2ヶ月は、トコちゃんベルトで骨盤と骨盤底筋群を回復させるのが望ましいと考え、リフォームインナー着用しないようアドバイスしていますので、私のところに通っている人ではリフォームインナーを全く買っていない人が多いです。

 ほとんどの女性は、キュッとしたウェストやお尻に憧れているでしょう。私ももちろんそうですので、仕事をやりくりして、5月からフラダンス、9月からジャズダンスも通っています。

脚長差

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【質問】
今年の4月に生まれた次女は生まれつきの脚長差があります。差は大きく2センチですが短いのは左の大腿骨です。生後2週間して気がつき整形外科医に彼女が一ヶ月の時に見てもらいました。レントゲンをとった上でのその時の医師の診断は、

大腿骨が2センチ近く短い
腓骨が数ミリ短い
外側のくるぶしが小さい
膝がやわらかいことから、ある靭帯が欠損していると思われる

今後のことは、

歩き出したら靴底でアジャストする
5、6才頃で骨を伸ばす外科的手術をする
14才頃に同じ手術をもう一度する

もし何もしなかった場合には彼女の脚長差は最終的には10センチになる、と簡単な計算の後におっしゃっていました。とにかく小さすぎてまだわからない、長く忍耐のいる治療になりますから、と言われ、2ヶ月後にエコグラフィー、そして次は6ヶ月後に会いましょうと言われました。

エコグラフィーの結果は

大腿骨頭は正常な位置に左右ほぼ同じ大きさで存在する
大腿骨の大きさ(骨の直径)が右は9ミリで左は6ミリと違いが大きい
筋肉の発達も右に比べると劣っている

次女はお腹の中にいるとき逆子でした。いつ位から逆子になっていたのかはっきりわかりませんが、ある時期から急にすごい胸焼けがし始めたので、もしその頃からとすれば、回転術でなおすまでの(37週でなおしました)3ヶ月近くは少なくとも逆子だったと思います。回転術で逆子をなおしたものの、位置はまだおかしく顔がわたしのおへその方を向いていました。41週に自然分娩で生まれましたが、顔面位でなかなか出てこれずとてもたいへんでした。

整形外科の医師は前述したようなことをおっしゃいましたが、私は今やるべきことがあるはずでやれるだけのことはやりたいと思っています。少なくとも左足ができるだけ強くなるようにしてあげたい。ですが、異国のことであり(現在はカナダにいます。)言葉の問題もあってなかなかよくわかりません。エクササイズをアドバイスしてくれる理学療法士とは2、3週間に一度会い、彼女の運動能力の発達の程などを見てもらったりしています。

脚長差以外に気になるのは、足を体にひきつけていることが多いこと、左手の握力が右手より弱いことと、仰向けにねたとき体をまっすぐにせず左まがっていることが多いことがあります。各部所の体温の差などはないようです。

次女は完全母乳で育てていますが、よく飲み、よく寝ます。また丁度3ヶ月になった頃左側に寝返りするようになりました。

渡部先生はご長男が3歳の時に骨盤調整で脚長差を整えていたら、、、と書いていらっしゃいますが、これはどのようなことなのですか?それはカイロプラティックによるものですか?私の次女のような小さな赤ちゃんの段階でも治療が可能なのでしょうか?


【アドバイス】
書き込みを読んでの私の推測は、「貴女の赤ちゃんは胎内で左の膝を伸ばしていて、左の足が顔の近くに来ていた。そのため、今も足を体にひきつけていることが多い。膝も屈曲させる力が弱いためにやわらかい。今は左の骨盤の上後腸骨棘が後下方変位していて、仰臥位になると左大腿骨頭は右大腿骨より、頭と天井に近い位置に来ている。そのため、左下肢が短く見えるだけでなく、仰臥位でX線やエコグラフィーで天井方向から長さを測ると、左が傾斜が強いため短く写る」です。
 骨盤の仙腸関節に大きな歪みがある人は、大人も子どもも筋肉・骨にも太さの違いが見られることが多いです。でも、どんなに極端に太さが違っていても、骨の長さそのものに違いがあったケースを私は未だ出会ったことがありません。8月中には私のHPに極端な左右差のあるケースの写真をアップする予定ですので見て下さい。仙腸関節が歪んだままエクササイズに励んでも、努力に見合うほどの効果は現れ難く、アジャスト後は特に努力しなくても、子どもは遊んでいるだけで、短期間で左右差が縮まって行きます。

 左手の握力が右手より弱いことと、仰向けにねたとき体をまっすぐにせず左にまがっていることは、顔面位分娩のため頚椎に歪みができたためではと思います。もちろん骨盤の歪みから、上方に歪みが及び頚椎がゆがむことが多いのですが、まだ4ヶ月ですので、頚椎からも歪みがスタートし、歪みが下方に及んでいるものと思います。

 私が骨盤調整した最年少は生後39日です。でもこの子は1回でアジャストに成功せず、生後4ヶ月の時に2度目で成功しました。1回で成功した最年少は生後43日です。外見上1〜2cm程度の差がある乳児に、私はしばしば出会っていますが、骨盤調整で外見上の脚長差はなくなり、機嫌も良くなります。この子たちが例え大腿骨長の精査を受けたとしても、左右差があるとは思えません。骨盤調整後1週間たっても頚椎が自然に直らない場合は、頚椎の調整をしていますが、最年少は4歳です。
 カナダから一時帰国し、愛知県の実家から京都まで施術に通われた妊婦さんがありました。一時帰国際はぜひお寄りくださいね。

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