pwd fUVkNt1nMdudU rc 964 date 2009/1/23(金)11:17 uname マイグリン email host ip68-106-232-243.ph.ph.cox.net subject 子供の日本語教育(バイリンガル教育)の壁 size 4020 how -1 link 1 resp . tree 74682 psemail res 1 こちらでもよく目にする子供の日本語教育について、 題名そのまま、私は今大きな壁にぶつかっています。 下のほうで立てられたトピック「親子ホームステイ」の長いレスを 一つ一つ 読ませて頂き 皆さんの本当に率直でとても親身なご意見にすごく関心させられ 長々と読んでいくうちに 今自分の前に立ちはだかっているこの壁とだぶる部分がある事に築かされました。 海外にお住まいのご家族の「日本語教育」においては 本当に様々な事情もあり、ましてや方針や考え方の違い、『答え』が無い事は解っていますが、 皆さんそれぞれのご意見や経験談を是非聞かせて頂けたらと思いトピを立てました。 私は北米在住、国際結婚(夫アメリカ国籍)三人の子供の母です。 現在上の子二人がエレメンタリー(5G)と(1G)です。 毎週土曜日の午前中のみ日本語補修校へ行き 毎年夏の里帰りを兼ねて実家の町の小学校に 体験入学をさせていただいています。 『壁』と言うのは、 この度 上の子の受けているストレスの多くが 母親である私の 子供たちへの日本語学習力へ の期待と希望が原因である事が明確になり 私自身の信念が崩れてしまった事です。 結婚と同時にアメリカに移住し 第一子出産後、異国で始めての子育てに四苦八苦しながら 見つけた日本人育児グループ、こちらのサイトもはじめ 私にとっての衝撃的なインフォメーション は、「親の努力無くして異国に住む子供が日本語を習得する事は無い。」 普通に考えれば 当たり前の事ですが当時の私には本当に衝撃的な事実でした。 それからは 子供を日系のプリスクールに入れ キンダー以降は週末の補修校。 一年生から 日本での体験入学をはじめ 子供の日本語教育になんの疑問を抱く事無く 私なりに労力とお金を注ぎ込んで来ました。 「半分は日本人の血、日本語教育を受けさせる事は親の義務」 「自分は英語がろくに話せずとても苦労した やはり言葉を学ぶには幼少時代からの 訓練、バイリンガルに得は有っても決して損は無い」と信じきっていました。 上の子に自我が芽生え 自分の社会が広がるにつれ 子供自身の日本語学習への 疑問と反発が少しずつ見えてきた頃から 私のストレスも増え始めたのでしょう。 勉強は難しくなる一方、第2子も学校が始まり また上の子とは違うやり方、 そして第3子出産。私の“出来ていないけれど理想の育児” 『子供の人格を尊重し 家族としての絆を強く育み 親として全面的に子供をサポート。 体や能力の育成と同時に‘心の育成’を何よりも大切に』 が 力を入れれば入れる程 遠い物となっていっているのを感じています。 そんな時に「親子でホームステイ」のツリーを読みながら 「子供の為、そして自分の夢の為」と強い意志で行動を起こそうとしているトピ主さんと、 そこにかかるリスクとして「お子さんの気持ち」に重点を置かれた親身なレスを見て 我が家の 子供に対する日本語教育もこれに似た物があるのでは無いかと思ったのです。 母親の私が日本人ではあっても 家の子供たちの意識は完全に「アメリカ人」です。 夫婦合意での教育方針ではあっても 毎週のエキストラワークと 何よりも日本への体験 入学は 決して子供達が望んでいる物ではありません。 子供達にとって 日本へ行く事は多少楽しい事(実家の家族と過ごしたり 学校のお友達も とても良くしてくれますし 勿論毎年多少のイベントも盛り入れて。)ではありますが  周りの同級生のように「家族揃っての完全なバケーション」「子供たちだけの楽しいサマーキャンプ」とは かなり違う物です。 母親の私の希望と期待だけで 子供の貴重な一ヶ月を しかも大好きな父親から離してまで 日本での生活に費やす。そしてその代償は結局家族全員へのストレス・・・・ 勿論得る物も私にとっては本当に大きな物です。 大人から見れば その一ヶ月で子供たちの日本語力は飛躍的に伸びますし 日本に居る家族との絆も育まれます。  でも・・・・・・ それを子供達が感じる事は微々たる物、もしくは認識無し??? そればかりか「子供にとっての一ヶ月の長さ」「環境の変化への精神的ストレス」 は 私が考えている感覚を遥かに上回っているでしょう。 “母国へ里帰り”とは母親の私だけの感覚であって アメリカ人の子供達にとっては半強制的な異国への短期留学と代わり無いのではないでしょうか? そして 実際に今 上の子が抱えているストレスの大きさに始めて直面し、 私のしてきた事が はたしてどれだけ子供達にとってメリット、デメリットとなったのか このまま家族みんなでストレスと戦いながら日本語教育に拘る必要性がどこまであるのか 勿論 私の考え方次第、何を重視するか、私自身の有り方次第、だと言う事は解ります。 立ちはだかった壁を前に 是非皆さんの日本語教育への考えや ご意見 経験談 等を聞かせて頂けたらと思います。