夫婦の連合

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夫婦は、カップルが結婚をして、一緒になった時に連合を作るわけなのです。ところが、実はこの連合と言うのが結構難しく、それをむしろ壊す言動をお互いにしてしまうことが多く見られます。簡単に言えば、お互いに冷え切ってしまったり、喧嘩が多過ぎたりして、連合どころではなくなってしまうのです。

夫婦の連合とは、文字通り一緒になっていろいろな問題を解決し、外の敵となるものと戦っていくことです。夫婦関係の中に、不満や違いはいつも起こることですが、それを解決して処理していかなければなりません。問題解決をすると言うことは、ある程度の冷静さと大人の態度が必要です。誰でもそのような部分はあると思いますが、それを使わなくなってしまうのが一つの問題でしょう。なぜ、大の大人二人が子供のようになって喧嘩をしてしまうのか。それは一つに夫婦間の気持ちの近さにあると思います。二人は近ければ近いほど良いと考えがちです。でも、感情的親近感は、依存や怒りを増やします。なぜなら、距離が近いほど、原始心性が現れやすいからです。原始心性とは、子供のときに見られる心の状態です。因果関係を無視したり、心の中の出来事と外で起きる出来事の混同をしたりすることです。欲求や要求が素朴のまま出てきて、それを受け入れてくれる相手がいませんから(相手も同じく子供化しているので)不満や喧嘩が結果となります。

夫婦間で冷静さや成熟を保つためには、二人の間に適度な感情的距離が必要です。これは、決してお互いに無関心になったり、愛さなくなったりすることではありません。ちなみにそうなった時には、距離をとり過ぎたことになります。この丁度良い距離とは、自分の思っていることが相手が思っていることと自動的に考えない、つまり自分と相手の違いをよく知っていることです。また、自分の要求が受け入れられると思う代わりに、相互的依存や協力をすると言うこと。そして、夫婦の間で慣れっこになる代わりに、礼儀があったり、尊敬があったりすることです。

このようにして夫婦の関係を適当な距離に保つことによって、必ずしも発生する夫婦間の摩擦、不満や相違を解決していくわけです。でも、これだけで、夫婦連合が成り立つともいえません。やはり、連合と言うからには、その外にそれを脅かす何かが存在するわけです。夫婦となったからには、外からの誘惑もあることでしょう。それは男性の方にも女性の方にも振りかかってきます。むしろ、外から誘惑が押し寄せて来ると言うより、連合を組んだ二人が個々に誘惑を見つけ出すといった方が、良いかもしれません。連合を組みながら、自分の相手と外の誰かを比べたり、想像で置き換えたりするといった具合です。でも、このような危険性を外に見ながら、そして使いながら、連合の良さや強さを築き上げていきます。

他にも連合をうまく使って、戦わなければならない問題は、その夫婦ごとに沢山あると思います。金銭的な問題も、二人で一緒にそれと戦うことができますが、それが二人の夫婦内の問題とならないように外に位置づけなければなりません。病気もそれを連合の外に位置づけることによって、二人で戦うことができます。一緒に医療の工夫をしたり、食物や環境の調整をしたりしながら戦います。問題がなかったら、挑戦を作り上げることも、連合の一つのあり方でしょう。夫婦で何かの課題を作りあげます。それが、バケーションであったり、家を買うことであったり、養子をとることであったりします。それを外のものと考え、二人で解決に励みます。

夫婦連合はそれが破壊されないために、夫婦間の適当な距離を保つことが大切です。その上、夫婦間のエネルギーを外に出す必要があります。そのために、外のチャレンジが必要で、それと戦うことによって、連合が保たれ、強化していくのです。 

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