チャイルドシート
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Infant seats, Car seat

チャイルドシートに関して絶対に知っておきたいこと

 

交通事故に遭った場合のこどもの致死率は、チャイルドシート「不使用」は「使用」よりも2.5倍>

チャイルドシートが義務化されて約10年 が経とうとしています、チャイルドシートを使用している人は増えてきてはいますが、、まだまだ日本でのチャイルドシートの意識は低いです。

警察庁と日本自動車連盟(JAF)の合同によるチャイルドシート使用状況全国調査の結果(6歳未満対象)

<2004年度>チ ャイルドシート使用:平均47.4%
        
「車両シートやチャイルドシートにそのまま着座」が32.6%、「大人用シートベルト着用」が8.5%、「保護者が抱っこ」が11.5%でした。

<2009年度>チャイルドシート使用:平均54.8%、

さらにお寒いのがチャイルドシートの取り付け方です。ほぼ半分が正しく取り付けられておらず、少し緩みがあったり、かなり緩みがあった りという情況です。中には座席シートに置いただけのものもあったそうです。


特に危険なのが、チャイルドシートを使用せずに保護者が抱っこしている場合です。衝突時に幼児がエアバッグのような状態となりたいへん危険で、アメリカでは、このポジションは "CHILD CRUSHER" POSITION 「子ども粉砕ポジション」とまで呼ばれ一番危険なポジションとされています。


日本自動車連盟のダミーの子どもを抱っこしての実験では時速30キロで走行の車が急ブレーキをかけた場合でも、子どもの頭はダッシュボードに激突していました。

アメリカの調査では、ほとんどの自動車事故は家から40キロ以内で起こっているいるということです。チャイルドシートをつける、そして適切につけるということは、子どもを守るための基本中の基本です。

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チャイルドシート角度が立ちすぎ クリップを下にとめすぎ ベルトが緩い

 

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ベルトの下に着せすぎ 前向きは絶対にだめ 絶対にダメ
6歳未満の幼児に「チャイルドシート着用」が義務化
平成12年4月1日より実施 (道路交通法第71条の3第4項)

<規制対象>
自動車の運転者が6歳未満の幼児を乗車させる運転する場合。

< 罰  則>
罰則、反則金はないが違反点数1点となる。
  1.乳児用シート   新生児から10カ月児位まで、体重10キロ未満程度の乳幼児。
  2.幼児用シート   10カ月児から4歳位まで、体重9〜18キロ程度の幼児。
  3.児童用シート   4〜6歳位までの体重15〜35キロ以下程度の幼児及び児童。

<除外対象>
以下の場合は規制対象外として除外される。
  1. .シートベルトを適切に着用できる座高の幼児にシートベルトを着用させたとき。
  2. .傷病、障害の療養上や健康保持上、チャイルドシートの使用が適当でない幼児を乗せる場合。
  3. .構造上、チャイルドシートを固定することができない座席に幼児を乗せる場合。
  4. .固定できるチャイルドシートの数を越えた幼児を乗せる場合。(越えた幼児のみ)
  5. .著しい肥満など身体的理由により、チャイルドシートを適切に使用させることができない幼児を乗せる場合。
  6. 授乳やおむつ替えなど、日常生活上欠くことの出来ない幼児を乗せる場合。
  7. .乗合バスまたはタクシーの運転者が旅客である幼児を乗せる場合。
  8. .いわゆる過疎バスなど、運輸大臣の許可を受けた自家用バスの運転者がその運送のため幼児を乗せる場合。
  9. 応急救護のため、医療機関や官公庁などに緊急搬送する必要がある幼児をその搬送のため乗せる場合。

    < 法規制化理由>
      乳幼児の車両同乗中の事故が増加、自動車先進国は既に何らかの法規制を行って対応しており、わが国でも広く国民の意見を危機改正の運びとった。


【アメリカ】

 

私SweetHeart管理人)は、2006年に高速で時速60マイル(約100キロ)でトラックの後尾に激突するという大事故を起こしました。車は大破してお釈迦になりましたが、私自身はほとんど無傷で助かりました。唯一体にできた傷は激突の瞬間、シートベルトでシートに固定された時にできた 、ちょうどシートベルトの幅分に左肩にくっきりできた擦り傷だけでした。皆に奇跡だと言われましたので神様仏様ご先祖様のご加護もあったのだと思いますが、シートベルトをしていなかったら絶対に助かりませんでした。シートベルトは本当に命を救ってくれるんです!!皆さん、絶対にシートベルトをしましょう!!

それは後部座席であっても同じです。後部座席もフロントシートと同じくらい危ないそうです。2009年、日本での統計では運転者のシートベルト着用率は99・6%、助手席は90.8%と結構優秀ですが、後部座席では33.5%(高速では63.4%)と非常に低い数字になっています。

後部座席の人は激突時、車外に放り出される危険、そしてもっと怖いのが、前の座席に激突して、前に座っている人にまで危害を与えてしまうことです。前の席の人はせっかくシートベルトをしていても、後部着席者とエアバックの挟み撃ち状態になってしまうというのです。

ダイアナ王妃の事故死も、だんだん多くの人の記憶から薄れてきていると思いますが、 ダイアナ妃と彼女の恋人は後部座席にいたのに志望。唯一の生存者であるボディーガードは、助手席に座っていました。彼はなぜ助かったか?シートベルトをしていたからです。シートベルトがいかに子どもの命を救う重要な役割をするか・・・今週のNews Week に掲載された、ある母親の投稿を要約抜粋しました。

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息子の死

18年間、私は航空救急看護婦として、生死に関わる事故に常に直面してきました。ある日、正面衝突があったので、急行せよとの要請を受けて現場に向かいました。何台もの車を巻き込んでの大事故で、死傷者もかなり出ているとのことでした。空から現場を見下ろすと、多くの犠牲者が道路脇に横たえられています。私は、心の中で、車から投げ出された人がいないことを祈りました。

私は、重傷の若い男性を介護するように指示されました。救急車に乗り込んだとたん、私の血が凍りつきました。その青年のはいている靴は17才の私の息子ニックのものだったのです。その瞬間、私の周りのすべての世界が崩れさりました。息子が助からないと私には一目でわかっていました。

ニックの乗っていた車の中の4人の青年のうちの3人がシートベルトをしていませんでした。そして、その3人のうちの2人(息子とドライバー)が死に、もう一人は車の外に放り出され重体でした。助手席に座りシートベルトをしていた、ただ一人の青年だけが、小さな切り傷だけで助かったのです。

私は母の日の1週間前に息子をなくしました。なぜなら彼はシートベルトをしていなかったからなのです。私の家族、そして今年、交通事故でシートベルトをしていなかったがために亡くなった9000人以上の誰かの息子さん、娘さん、おとうさん、おかあさん、御家族は、一生悲しみにくれるのです。
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チャイルドシート、シートベルトの大切さをもう一度確認し、子ども達にもその重要性を教え込みましょう。

2001年徳島県で起きたチャイルドシートが明暗を分けた事故

軽自動車がガードレールに激突。後部座席にセットされたチャイルドシートに座っていた幼児はケガ一つ無かったが、助手席にチャイルドシート無しで座らされていた幼児は車外に投げ出され、全身を強く打って亡くなった。

http://www.jaf.or.jp/safety/index.htm 
日本自動車連盟のホームページ。チャイルドシートやシートベルトに関してとてもためになる情報が満載。

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トコちゃんベルト